コヒーラー電波受信器 その3 E-96 No171
09年10月8日(木)
アルミニウムとして、1円硬貨を使いました。Goodです。
そんなとき、たまたま27枚、つまり、27円使ったのでした。
1円硬貨は1枚1gなので、27円では27g,つまり1mol
になります。
1 mol 原子は 6×10^23個、おおよそでいえば 10^24 個になります。
これを固体の立方体にすると、1辺には10^8個の原子が並んでいることになります。
(10^8)^3=10^24 ということです。
アルミニウムの密度は2.7g/cc
なので、1mol(27g)の体積は10ccです。
とすると、1辺の長さは 10^(1/3)≒2.16(cm)
10^(−8)cm=1Å(オングストローム)なので、アルミニウム原子の大きさ,球とすると
その直径は2Åチョットということになります。
積み重ねた状態では,立方体も球も同じようなものです。
蛇足
1 ちなみに、銅は1mol 64g で、密度は8.9g/cc
だから、1molの体積は64/8.9≒7cc
1辺の長さは、2cm弱、10円硬貨は130円で2モルです。ざっと,こんなものです。
<ざっという>ことを学びたいものです。
2 下の表は代表的な金属のmol数と密度などです。
原子記号
原子量 密度(g/cc) 1モル体積(cc) 立方体の1辺(cm)
Na 23.0 0.97
23.7 2.9
Mg 24.3 1.74 14.0
2.4
Al 27.0 2.70 10.0
2..2
K 39.1 0.86 45.5
3.6
Ca 40.0 1.55
25.8 3.0
Fe 55.9 7.86 7.11
1.9
Ni 58.7 8.90 6.60 1.9
Cu
63.5 8.92 7.12 1.9
Zn 65.4
7.14 9.16 2.1
Ag 107.9 10.5
10.3 2.2
Au 197.0 19.3 10.2
2.2
要するに、1モルの金属の体積は、1辺2〜3cmの立方体だということです。
<原子の半径は1Å>というのはどうでしょうか。
3 立方体の図は<高校物理の授業100時間 上>
147ページのものです。