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理科実験を楽しむ会
もっぱら ものから まなぶ石井信也と赤城の仲間たち 
 コヒーラー電波受信器 その1    E-94        No169        09年9月24日(木)
 
1  フィルムケースの内側に 2cm×3cm 程度の接着剤つきの銅箔を、2枚はりつけて、電極にします。
 0.4mmφで 20cm ほどの銅線2本(1本はやや長めに)を、LEDに半田づけしておきます。LEDの銅線はアンテナを兼ねています。
 フィルムケースにあけた穴を通して、銅線の1本(短い方)を銅箔にはんだづけします。
 他方の銅箔には、別の 5cm ほどの銅線を半田づけします。(実際には、半田づけしてからはりつけます)
 この銅線と、LEDにつないだもう一つの銅線を、スイッチつきのダブルの乾電池ボックスにつなぎます。
 LEDには向きがあるので、注意して結線します。
2 20粒ほどの大豆の個々を、アルミホイルで包みます。これをフィルムケースに入れて、蓋をすれば、電波受信器はできあがりです。
3 チャッカマンの燃料ケースに穴を開けて、残っているガスを逃がしてしまいます。  外から燃料ケースが見えるタイプのチャッカマンを
選ぶとよいでしょう。
 着火部分の外郭を開いて導線をはんだづけしておきます。燃料の噴出口にも導線をはんだづけします。 
4 これで準備完了です。
 電源をON にして、アンテナの近くで、チャッカマンを放電させると、LEDが点灯します。
 
蛇足
1 チャッカマンと受信器の距離を長くしていきます。どの程度の距離までLEDが点灯しますか。
2  チャッカマンの導線を伸ばして、アンテナ状にしてみましょう。
3  点灯した LED を OFF にするには、フィルムケースの上を軽く叩きます。
4  アルミホイルで大豆を包まなくても、アルミホイルを丸めただけでもOKです。写真の1円硬貨については次回に述べます。
5  広辞苑によると、
 コヒーラー(coherer):無線電信の初期に用いた検波器。ガラス管内の金属電極間にニッケル細粉を入れたもの。
   ということになっています。

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掲示板 石井信也