夏休みの理科工作Part2 (その2) E-88 No163
09年8月13日(木)
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リードスイッチ・モーター
1 磁石が近づくと回路が閉じるスイッチーがあります。リードスイッチといいます。これを使って永久ごまをつくろうというものです。
2 次のような回路を作ります。
単3乾電池の−極−電磁石−リードスイッチ−単3乾電池の+極 (電極の±はどちらでもよい)
電磁石に並列にLEDをつなぎます。ただし、LEDの+極を乾電池の−極の方につなぎます。
3 電磁石は長さ2〜3cm程の釘に、0.4mmのエナメル線を100回巻き、リードスイッチに重なるようにつなぎます。
4 左右がNSでタブレット型で中央に穴がある磁石に、爪楊枝を挿して軸とした磁石ごまをつくります。表面に円いマークがついているものは、その面を上にします。(<セットにすると>の写真の磁石ごまの左下に、凹みが薄く見えている)
5 リードスイッチの上にセットした時計皿の中で磁石ごまを回すと、LEDが点灯してこまが回り続けます。
蛇足
1 電磁石の形を変えてみます。エナメル線で直径6cmの円形に50回ほど巻いたコイルを作ります。コイルの磁場が水平になるようにして、磁場に平行にリードスイチを向け回路を作ります。このリードスイッチの上で磁石ごまを回します。
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磁石ごまが回ってもLEDがつかない場合には、LEDのつなぎ方が逆なのです。先に述べたように、LEDは誘導起電力でつくので、電池へのつなぎ方を逆にします。つまり、LEDのプラス電極が電池のマイナス電極につながるように結線します。そもそも、LEDは乾電池1本では電圧不足で点灯しません。
3 こまを回す床にはプラスプーンを使うと、操作が簡単です。全体をプラスプーンに組み込むことができます。
4 リードスイッチは秋葉原のジャンク屋で入手できますが(東急ハンズ渋谷店では取り扱っていない)、100円ショップの防犯ブザーから取り出せます。
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このHPの<リードスイッチごま>や<リーごまPart2>のコーナーを参考にしてください。