裏面 スイッチON | 全体像2 |
交流用 |
使い捨てカメラを電源に その1
E-85 No160 09年7月23日(木)
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使い捨てカメラは,高圧電源でキセノン放電管を発光させるように作られています. 乾電池1本で,
容量160μF, 耐圧330Vのキャパシターを充電して使っています.
この装置を電源として使おうというのです.
そのために, まず, カメラの電子回路の部分を取り出します. キャパシターが充電していることがあるので, 作業を始める前に, キャパターの電極を金属でショートさせておきます. キャパターに電気が溜まっていれば, バシッと音がして放電します. こうしておけば, もう安心です.
2 そこで次の加工をします.
装置を裏返すと, スイッチ部分がみえます. 機種によって些か異なりますが, 二つの金属が対に並んでいるのでわかります.
カメラはここを別の金属で繋いだり離したりして, スイッチを
on,off させています.
ここをはんだでつないで, 装置をonの状態にしておきます.
電源は単3乾電池1本です.
電池をセットするところに, スイッチつきの電池ボックスをつないで使うことにします.
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これで, 直流300Vの電源として使えます.
電源スイッチを on にすると,
ネオン球が点灯して大型のキャパシターが充電するのがわります.
キャパシターから導線を引き出して電源として使えますが, キャパシターの容量が大きいので,
電撃を受けないように注意します.
放電させるときには, 全体像の中央右手に見える放電電極を(爪楊枝か何かで)つなぐと放電管が発光して, 容量が空になります.
光の実験にも使えます.
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交流電源として使う場合には, 更に加工します.
整流用のダイオード(黒いもの)を除去しますが, これは電極を導線でつないでしまった方が簡単です. 交流用の写真では,赤い導線でショートさせています.
次に, 充電用の大型キャパシターを切り離します.
これで, 交流300Vとして使えます.
蛇足
1
使い捨てカメラは入手困難なことがありますので, 知り合いの店に頼んでおくとよいでしょう.
2
カメラのレンズ, プリズムなども光学実験に使えます.
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電源を単3乾電池2本にし,ややパワーアップしても使えます.
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石井信也 |