電子メロディー(その4) E-76
No149 09年5月7日(木)
1
簡単に実験できるように, 入手し易いパーツの説明をしておきます.
2
コイル
電源トランスやチョークコイルの鉄芯の一部を取り去ったものは, 多数巻のコイルとして使えます. これを半トランスと呼んでいます. ただし,現在では,壊れたテレヴィに出会うことが少ないので,このトランスを探すのは困難でしょう.
100円ショップの太さ1mmのアルミ線は, 長さが18.8mで, 直径11cmの円形に55回巻かれています.
これだと, メロデーがやっと鳴る程度なので,
直径8cmに巻き直すと74回のコイルになります. これでは十分にメロデーが鳴ります.
3
磁石
100円ショップの4個の磁石を使います. 4個繋いでセロテープでとめて, ブンブンごまにします.
ただ音楽を鳴らすだけなら, 使い終わった乾電池で, 0.8Vの電圧があれば十分です. このことから, メロディーの音の大きさで, 発電装置の電圧の大きさが推し測れます.
4
交流充電
7W, 100Vの電球の導線の一部を開いておいて, この端子でキャパシターを一瞬タッチすれば,
交流電源で充電可能です. 整流子は不要です.
5
簡易化学電池には短い鉛筆を2本使いましたが, シャープペンの替芯(2B,太さ0.9mm, 長さ60mm)が使えます.
蛇足
1 4の方法で, 40W, 60Wの白熱電灯でも鳴りますが, ICが壊れることがあるので要注意です. オーム抵抗を直列につないで使ってみました。
2
5の装置は, キャパシターなのでしょうか, それとも電池なのでしょうか.
電解液には食塩水を使っていますが, 他の溶液でもやってみたいものです. 食酢, アジの素, 牛乳,
…
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石井信也 |
メロディー用パーツ | 交流で充電 |