充電の向き | 交流で充電 |
逆向きに充電も |
電子メロデー(その2) E-74 No147
09年4月23日(木)
1 今回は, 発電用のコイルもダイオードも使いません. 勿論,磁石も.
スライダックの交流数ボルトを, キャパシターに一瞬触れると,メロデーが鳴り出します.
ただし, メロデーの1曲を全部演奏するだけの電荷はたまりません. キャパシターの容量を増やす方法は,別に考えます.
2 これは交流の各時点における, 電流×時間 の電気量がキャパシターにチャージされるのでしょう(写真参照,縦軸は電圧でも電流でもかまいません). 従って, 電荷が逆に充電されたときには, メロデーが鳴りません.
3 このことを確認するために, 空のキャパシターをこの方法で充電して, 電極の正負を3段アンプで確かめてみました.
正規に充電されたときにはLEDが点灯します。逆に充電されたときには点灯しないので、上の切り替えスイッチを逆にする(Rの方へ、Reverse)と点灯することで確認します。
そして,ほぼ同数の割合で, 正・負が逆に充電されていることが確認できました.
40回のトライアルで, 21回と19回でした.
4 交流波形が0点を通過する時点をうまく拾えば,
充電されないことがあってもよいのですが, 実験的には,
その時点を「拾う」ことはできませんでした.
蛇足
1 着磁装置で, 鉄棒を挿入したコイルに交流を流し, 電流の強い時点でヒューズを切って磁化する方法があります. これにチョット似ています.
2 50Hzの交流では, 電流が0の時点が毎秒100回あることになります.
タッチの時間がどれだけかはわかりませんが, 電流0を拾うのは困難だということがわかります. つまり, 極めて短い時間の長さでキャパシターを「充電する」(実は「しない」)ことになるので, 指の操作では無理でしょう.
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石井信也 |