交流回路(その5) E-68 No141 09年3月12日(木)
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100Vの交流に12kΩのオーム抵抗をつなぎました.
電流iは
i[A]=100[V]/12・10(3)*[Ω]≒8[mA]
となります.
電力Wは
W[W]=V[V]i[A]=100×8・10(-3)[VA]=0.8[W]
2
100Vの交流に224のキャパシターをつなぎました.
224は 22×10(4)[pF]=22×10×10(3)[pF]=220[nF]=220・10(-9)[F]
キャパシターの交流抵抗R[Ω]は,
交流の周波数をf[Hz], キャパシターの容量をC[F]とすると,
R[Ω]=1/2πf[Hz]C[F]=1/2・π・50・220・10(-9)[Ω]=14[kΩ]
電流iは
i[A]=100[V]/14[kΩ]≒7[mA]
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上記のオーム抵抗に赤のLED2個を(並列にして)直列に, キャパシターには緑のLED2個を(並列にして)直列につなぎ, 両者を100Vの交流につなぐと点灯しました.
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装置を横に振ってみると, LEDが点滅しているのが分かります.
オーム抵抗では電流と電圧は同位相ですが, キャパシターでは電流は電圧より位相がπだけ進むので,
両者の点滅が逆になっています.
蛇足
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写真では, 緑のLEDの方が光っています.
2
キャパシターとは逆に, コイルに流れる電流は電圧に対して位相がπだけ進みます.
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電流の位相に関しては, 回転磁界(その1)〜(その5)を参考にしてください.
4
*上記 10(n) は 10のn乗の意味です。
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石井信也 |