渦電流(その5) E-55 No128 2008年12月11日(木)
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渦電流(その3)の装置を改良しました。多数巻のコイルの中にドーナッツ型磁石(アルミホイルでつつんであるのは,特別意味がありません)を置いて、コイルの上で20円ブンブンごま(1円アルミ硬貨20個を重ねて作ったもの)を回すと3段アンプのLEDが点灯します。(渦電流1)
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これを小形にしました。ネオジム磁石を6個重ねて、これを巻いた厚紙の上から、0.2mmのエナメル線を2200回巻きました。こうすることで、能率の良い装置ができました。
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更に小さくつくりました。フィルムケースに0.2mmのエナメル線を500回巻いコイルの中央に、2個重ねたネオジム磁石を置きました。これで十分でした。
その他にも、同じようなものをいくつか小さく作りました。(渦電流3)
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しかし、3段アンプ(電流増幅装置)を使うとなると、追試をする人の障碍になります。そこで、次のようにしました。
LEDは乾電池1個では点灯しません。そこで、乾電池1個にLEDをつなぎ、これを上記3のコイルに繋ぎました。コイルの上で20円ブンブンごまを回すと、見事にLEDが点灯しました。(渦電流2) 追試をお願いします。
蛇足
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最近の能率のよいLEDは、乾電池1本でも薄く点灯するので、4の実験では、LEDがつかない程度に使い古した乾電池を使いました。
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20円ブンブンごまを30円にしても効果はよくなりません。回転が遅くなってしまうからです。
5円硬貨には穴があいているので、ブンブンごまにし易いのですが、やはり、軽い1円硬貨のほうが能率がよいようです。
3 3段アンプを使う場合についていえば、コイルの巻数はもっと少なくても(0.2mmφ,200T?)よさそうです。