理科実験を楽しむ会
もっぱら ものから まなぶ石井信也と赤城の仲間たち 
夏休みの理科工作(その1) E-52   No110       08年8月7日(木)
 
(0)リードスイッチごま
(1)材料:
 球形磁石(100円ショップ,写真)
 リードスイッチ(防犯ブザー100円ショップ,写真)
 釘(長さ数センチ)2本,
 エナメル線(太さ0.2~0.5cm,長さ2〜3m)
 単3乾電池1本,電池ケース(できればスイッチつき)
 時計皿(ビールのアルミ管の底)
 発光ダイオード(LED)
(2)工作:
 防犯ブザーを分解して,リードスイッチを取り出す。
 釘にエナメル線を100回ほど巻いて電磁石にする。
 電池と電磁石とリードスイッチをを直列につないで回路をつくる。電磁石とリードスイッチを重ねて並べる(写真)。
  発光ダイオードを電磁石と並列につなぐ。ただし,電源の正負とは逆につなぐ。
(3)実験: 
 リードスイッチの上に保持した時計皿の中で,球形磁石を回すと,LEDが点灯し,磁石は回転を続ける(写真)。
 磁石を鉄釘につけて別の磁石に吊すと,磁石は平面上を自由に動く(写真)。これをリードスイッチの上で振動させてみよう。
 
蛇足: 
[1] LEDは電圧が2Vないと点灯しないが,ここでは電磁誘導を利用するので点灯する。だから、電極を逆につないである。(LEDのプラスを電池のマイナス側につなぐ)
[2] 結線はできればはんだづけする。
[3] 左右NSの磁石に軸をつけた磁石ごまがよく回るが,この種の磁石が入手できるか?タブレット型,または,ドーナッツ型の小形磁石(磁石のセットにあるもの)を回してみよう。
[4] リードスイッチは磁石が接近するとonになる。
[5] 電磁石とリードスイッチには向きがないが、LEDには向きがある。
[6] 工夫して,いろいろな磁石を回してみよう。(面白いものをみつけたらメールを)
[7] リードスイッチごまの項目の(1)(2)(3)(4)を参考に。
 
理科実験についてのお問い合わせ等はメール・掲示板にてお願いいたします。
shinya@aqua.dti2.ne.jp.
掲示板
石井信也