理科実験を楽しむ会
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掲示板
石井信也
もっぱら ものから まなぶ石井信也と赤城の仲間たち 
YPC(その2) E-49 No106 08年7月11日(木)  



 YPC 4月例会(第2回) 港北高校 07年4月15日(日)

  回転磁界

  50Hzの交流をコイルに流して振動磁界をつくり、その場で磁石ごまを回す。

  交流の周波数を変える方法を開発して、磁石ごまの回転を遅くしたり、速くしたりして楽しもう。

磁石ではない、鉄のローターを回して楽しもう。

(1) 同調回転

50Hzの振動磁界 ローターは磁石。

ストロボスコープ(ベンハム図形)

(2) 回転磁界の実験装置 ローターはスチール又はアルミの鉛筆サック。
 

従来の方式:直交した2個のコイル,一方にC 或いはL, 切り替えスイッチ併用。

TVの偏向コイルで

(3) 1個のコイルで ローターは非鉄金属

補助コイルにC ?

補助コイルにL

コイル

鉄棒

U字ボルト

(4) コイルだけで回転磁界 ローターはスチール・ウール

ヒステリシス・モーター?

回転数 1/4/1/100[s]=25[1/s]=25[Hz]

(5) スチールウール・モーター ローターはスチール・ウール

「最も小さい」モーターに

ローターのいろいろ

ローターの条件(スチールであること, 慣性モメントが小さいこと)

磁石では50[Hz]の同調ごまに(ストロボライトで止まる?)

(6) ファインマン・モーター(遮蔽電極形誘導モーター)

遮蔽された極効果(ファインマン物理学V電磁気学p208)

ローターは非鉄金属(コイル, 銅板,アルミ板)

銅板やコイルでは電流の位相が遅れるので, 磁場が移動するのと同じ

(7) さてここから!

回転磁界 石井さんの発表
 千葉の石井さんは、手作りコイルで回転磁界を簡単に作る方法を披露してくれた。太い導線で、直径15cm、巻数20〜30回程度のコイルを作る。屋内配線用ケーブルを利用するとよいそうだ。これを横に立てて、スライダックで数ボルトの交流を流して使う。
 ローターは鉛直に立てた真ちゅう棒に、アルミの鉛筆キャップを被せたもの。これをコイルの中に立てて、鉄棒(ボルトでよい)の先端をローターの左側に添えると、ローターは時計回りに回る(写真右)。反対側だと反時計回りだ。回転数は変えられる。
 

 写真右はプラスチックの小球に、スチールウールを詰めてローターにしたのも。コイルの中の時計皿の上で回す。鉄棒を取り去っても、回転は続いていた。
 

 写真左は0.6mmφの真ちゅう棒に刺したスチールウールの小球をローターにしたもの。フィルムケースに穴をあけて軸受けにし、太めのエナメル線を10回ほど巻いてステイターとしている。交流の2〜3Vで回る小形交流モーターだ。
 写真右は小型の磁石を貼りつけたローター。交流の周波数に同調してコマのように回転する。蛍光灯の点滅をストロボスコープ代わりにして同期を確認した。