リニア・ローター(その5) O-7 No87 08年2月28日(木)
(0)
LEDを光らせる。
(1) レールとローターの接触部分で、放電して火花がとぶことがあります。
特に、電磁石を使うときには。
これを防ぐために、
コンデンサーを入れてみましたが、 効果がありませんでした。 そこで、 コンデンサーの代わりにネオン球を入れてみると光りました。
レール部分の放電がすっかりとれた訳ではありませんが…。
(2) 真鍮パイプを使ったついで(No85参照)に、 これを使って光るローターを作ってみました。 ローターをLEDで「整流」して、 走らせながらLEDを光らせようというのです。 LEDを2本同じ向きに並列にハンダづけして(バランスをよくするため)、 長さ60mmの真鍮パイプ2本の中央にさしこんでローターの軸にしました。 0.4mmのエナメル線を、
フィルムケースに50回巻いてコイルにして、 真鍮パイプにハンダづけしました。
軸の片方の片側に絶縁性のホワイト(修正液)を塗って小林式整流子(No83参照)としました。 電源として乾電池1本で走らせると、 LEDが点灯します。
蛇足
[1] 軸のLEDとコイルは並列に繋がっていますが、 1.5Vの電源ではLEDに電流が流れないので、 軸には電気伝導性がないことになります。
[2] コイルの電流が切れると、
誘導起電力でLEDが点灯することになります。 だから、
LEDは電源に対して、 逆に繋いであります。 ただし、 順向きにつないでも弱く発光します。
[3] 順当に発光しながら走っているとき、 ローターを逆向きに走らせようと思ったら、 線路の電源を逆に繋ぎます。 こうすると、 LEDの発光が弱くなるので、 ローターを逆向きにします。
磁石を逆にするテもありますが。
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石井信也 |
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