フィードバック回路(その2) E-36 No77 07年12月20日(木)
(1) 使い捨てカメラから取り出せるトランジスタは2SDタイプで、これを使って1石の増幅器を作りました。
ベースのバイアス電圧は10kΩ可変抵抗で加減しました。 配線図は写真の通りです。
(2) コイルには電源トランスを使ってみました。
1次(高圧)側は820mH、2.4kΩ、2次(低圧)側は25mH、2.4kΩでした。
(3) 可変抵抗を加減すると、スピーカーが鳴り出します。
(4) この状態(発振中)で、1次コイルに並列に「往復LED」をつけると、両方とも点灯します。
発振周波数が少し落ちるのは、スピーカーの音でわかります。
(5) 上記の状態で、1次側(のLEDを取りはずして)にネオン球をつけると点灯しました。電流不足らしく、スピーカーをショートさせると明るく灯きました。 2次側にネオン球をつけても点灯しません。
蛇足
[1] (5)で、ネオン球が点灯しないトランスもありました。例えば 1次側17H、200Ω、
2次側27mH、2Ω。
[2] 電源トランスと3Vの乾電池を直に使うと、
自己誘導でネオン球がつきます。 相互誘導では1次側にネオン球を結んだ場合(昇圧のパタン)では点灯、 逆(降圧のパタン)では点灯しませんでした。
[3] コイルを入れる場所にミノムシクリップをつけておいて、
種々なコイルで確かめてみてください。
[4] この装置(写真)では往復LEDを、2次側コイルに並列につけてあります。
2次側のコイルを外すと黄のLEDが灯きます。 ただし、 点滅していません。 このLEDは順向きにつながっているのです。
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石井信也 |