コンデンサーを部分放電させる | コンデンサー |
電気振子と放電電極 | 発電棒で充電する |
電束電流(その3) E-32 No73 07年11月22日(木)
(1) 発電棒の静電気を使って、
電束電流(その2)の実験をやり直してみました。
(2) 新しく発電棒を作りました。
外径18mm、 長さ800mmの塩ビパイプ1を、 外径25mm、 長さ150mmの塩ビパイプ2に通して使います。
パイプ2の一方の端に、 長さ100mmのアルミホイルを数回巻いてセロテープでとめます。 このアルミホイルの半分はパイプの外にはみ出させておきます。
写真参照。
パイプ2の他の端には、 ペーパー・タオルをアルミホイルと同じ状態で取りつけます。
アルミと紙の間は離れていないといけません。セロテープで接触していても駄目です。
紙とアルミに貼りつけたL字型の針金を平行に立てて、電気振子の電極とします。写真参照。
(3) 左手でペーパー・タオルの上からパイプ2をホールドして、 右手でパイプ1を前後させると、 紙と塩ビの摩擦で、
塩ビがマイナスの荷電し、 これにアルミが接触してマイナスに帯電します。 プラスの電荷は 紙−手−身体−地球 とアースします。 <静電気(その3) No27 発電棒>参照。
(4) 電気振子を電極の近くへ吊すと、 その運動によって発電の様子がわかります。 <静電気(その1) No25 蛇足[4] 電気振子>参照。
(5) 耐圧2kV、 容量1nF(102と表示)程度のコンデンサーを発泡スチロールの持ち手(幅10mm、長さ50mm程度の長方形)に貼りつけ、コンデンサーの両脚を開いて振子の電極に触れさせた状態で、 落ちないように左手でホールドします。
この状態でパイプ1を10回程しごくとコンデンサーが充電します。
(6) このコンデンサーを電束電流用のコンデンサーにつないで、
<電束電流(その2)>と同じ操作をします。
[蛇足]
[1] 持ち歩く必要があるときには、
発電棒は短く作れますが、 長い方が操作が簡単です。
[2]
1nFのコンデンサーが入手困難なときには、
使い捨てカメラのものを使ってみましょう。 容量は223と表示されています。 写真の長方形のものです。
これは 223=22・3→22×10の3乗[pF]=22[nF] で、 容量は22倍もあるので、 発電棒の操作を数十回行います。 耐圧の方は大丈夫のようです。 ただし、
電撃を受けないように要注意です。
理科実験についてのお問い合わせ等はメール・掲示板にてお願いいたします。 | |
---|---|
shinya@aqua.dti2.ne.jp. 掲示板 |
石井信也 |