生徒のことば(3) T-3
No66 07年10月4日(木)
(0) 熱気球
(1) ポリエチレンのごみ袋で熱気球を作って揚げてみました。
薄くて黒いポリエチレンの袋を用意します。
厚さが0.015mm、 大きさが650mm×750mm程度のものが、 10枚100円程度で手に入ります。
(2) クラスを6班に分け、 班毎に袋を切り開いて、 1辺3mの正方形を作り、 全体で、 その6個をつなぎ合わせて1個の立方体を作りました。 コーナーの1箇所に、
シリンダー状の袋を1枚貼りつけた空気の出入り口を作りました。
(3) 天気の良い風のない日に、
校庭で揚げてみました。 口から団扇で空気を入れたら口を閉じます。 気球が逃げないようにたこ糸で「紐つき」にしておきます。
紐を持つ生徒たちには手袋をさせます。
(4) 生徒たちのつぶやき
気球が膨らんできたみたい。
でも揚がらないね?
(パンパンになって)袋が切れそう!
口を開こう。(気球を引き下ろして口を開くと…)
ワーッ、
熱い空気が出てきた。 (その瞬間、 気球はぐっと揚がるムードを示し、 急いで口を閉じると、
気球はぐんぐん揚がっていきました)
ヤッター!
蛇足
[1] 結論はこうでした。 "空気は少なめに入れておけばいいんだ"
[2] 気体の状態方程式を扱うことにかけては、
得意な受験校の生徒たちですが
"空気の温度が高くなると軽くなると" と思っていたムキがあるようでした。
"圧力が大きくなった空気が出ていっただけ軽くなった" というように、 具体的な形で理解させないといけません。
[3] 体育祭に大きめの熱気球を揚げました。
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石井信也 |