作用反作用ごま(その3) M-11 No35 2007年3月1日(木)
(1) 二重時計皿の実験を拡張してみました。
4個つないだ小型のネオジム磁石に真ちゅう棒の軸をつけて、フィルムケースにセットした
ローターを作ります(写真参照)。
乾電池にコイルを巻いてリードスイッチを直列につないだステイターを二重時計皿に乗せ、
その上で、上記のローターを方向を吟味して*回します。
@ローターが回ると、ステイターも回ります。もちろん、逆の向きにです。
A途中でローターを止めてしまっても、ステイターは回り続けます。
Bステイターの方を止めてしまって、ローターだけを回すこともできます。
(2) @鉄-磁石の軸で磁石を保持したローターは、上記のステイターで回ります。
Aステイターだけを回すこともでき、B両者を一緒に回すこともできます。
(3)
上と同じ実験を、直径も高さも11mm、左右NSで中央に穴のあいた磁石
(秋葉原のジャンク屋で50円)にマッチ棒をさして回してみました。全くGoodでした。推薦の実験です。
蛇足
[1] 作用反作用は大原理ですから、回転に関する装置を創るに当たっても、これが指導原理になります。
[2] 科学の祭典千葉大会で、簡易ファラデー・モーターを作ってもらう予定なので、
その予備実験をしていました。この実験装置でも、ステイターが回れば面白いものだ、
と思ってやってみましたが、駄目でした。後日、その報告をします。
[3] (1)の位置関係*は、磁石の回転面と、コイルの回転面が平行になるようにします。