3段アンプ(その3) O-2 No12 2006年9月21日(木)
(1) 光のエネルギーを電気のエネルギーに変えてみましょう。
(2) 3段アンプのバイアス電源は切っておきます。切り替えスイッチはNです(No11参照)。
テスト用のLEDの両足を入力クリップで挟むと、出力側のLEDが点灯します。
LEDは足の長い方がプラスです。LEDを手のひらで覆ってみましょう。
切り替えスイッチをRにしてみましょう。
(3) LEDはダイオードです。他のダイオードではどうでしょうか。
普通のダイオードでは、本体に光が当たらないように、金属や黒いプラスチックでカバーされています。
ダイオードを壊して内部をむき出しにし、光を当ててみましょう。
(4) カバーされていないダイオードもあるので、探して試してみましょう。
(5) トランジスターはダブルのダイオードです。トランジスターを壊して、光を当ててみましょう。
写真はパワートランジスターです。
注意
(1) 入力側のLEDを黒いフィルムケースに入れて光を遮断しておいて、TVのリモコンの赤外線を当ててみましょう。
(2) 遠くからレーザー光を当ててみましょう。
(3) 紫外線のLEDが手に入ったら使ってみましょう。
(4) 3段アンプを使わないでも、LEDでLEDを点灯させられます。高輝度のLEDを2本直列にしたものを、
5組並列にして、直射日光を当てると、テスト用のLEDが光ります。写真では見えやすいように、
黒のフィルムケースに入れてあります。
(5) このように、LEDに光を当てると逆向きの起電力が発生するので、これに打ち勝って発光せるには、
その分だけ余計な電圧が必要です。LEDが豆球より高い電圧を必要とするのはこのためでしょう。
電池で、起電力より端子電圧が下がるのに似ていませんか。自分の稼ぎの一部を食うのです。