3段アンプ(その1) E-7
No10 2006年9月7日(木)
(1) いろいろな方法で電気を起こすことができます。それが弱いものであっても、それを
増幅して検出する装置として<3段アンプ>を作りました。
(2) トランジスタ 2SC-1815 を3段に使って増幅しました。
(3) 入力端子は1段目のベースとエミッタで、前者がプラスで、後者がマイナスです。
間に切り替えスイッチを入れました。
(4) 電圧(電位差)が小さい場合には、電池の電圧を分割して、バイアス電圧として
加えるようにしました。
(5) 出力端子は3段目のエミッタとコレクタで(間に電源が入る)、検出方法として、
LED(発光ダイオード)を使いました。
(6) 配線図と写真を参考にして、3段アンプを作ってみてください。
注意
(1) トランジスタは、データがある面に向ったとき、3本の電極の左から順に
エミッタ(E)、コレクタ(C)、ベース(B)です。
(2) C-1815 が手に入らないときには、お世話しますので、その旨を下記のアドレスに
メールしてください。Cタイプのものであれば、登録番号は何であっても使えます。
3つが異なったものであってもOKです。壊れた電気器具からとり出すこともできます。
(3) トランジスタのこのような繋ぎ方を<ダーリントン結合>といいます。
(4) トランジスタによる電流増幅率は、1段で100倍程度です。3段だと1000000倍に
なることにまります。4段にしてみましたが、「雑音」を拾ってしまって調子はよくありませんでした。
(5) 検出方法としては、圧電ブザーや電子メロディーなども使えます。また、別の方法を、
後日紹介する予定です。
(6) 電気の検出については、次回から紹介します。