ブンブンごま(その2) E-1 No.2 06年7月13日(木)
(1)長さ5cmくらいの釘を2本、抱き合わせにして、両面テープでまとめておきます。
これに、太さ0.1mmφ〜0.2mmφのエナメル線を1000回巻いてコイルにし、
その両端に発光ダイオード(以下、LEDとします)を半田付けして、回路を閉
じておきます。コイルの上から絶縁テープを巻いておきましょう。
2本のたこ糸をとりつけてブンブンごまにします。
この<コイルのブンブンごま>を、大型磁石の上で回すと、LEDが光ります。
(2)両端がNSの棒状のフェライト磁石で、ブンブンごまを作ります。
フィルムケースに太さ0.1mmφ〜0.2mmφのエナメル線を1000回巻いてコイル
とし、 LEDで閉じておきます。
この<磁石ブンブンごま>をコイルの上で回すと、LEDが光ります。
注意
(1)ブンブンごまのたこ糸は、同じところから出ていても大丈夫です。
(2)フェライト磁石は、何かにぶつかると割れることがあるので、あらかじめセロテープで
巻いておくとよいでしょう。
(3)LEDは弱い電流でも点灯するので、エナメル線は細くてもよいのです。
(4)誘導起電力は V ∝
n・dφ/dt
つまり、コイルの巻き数(n)に比例するので、巻き数を多くします。
また、磁石の強さ(φ)の変化(dφ)、の速さ(1/dt)、に比例するので、回転の速い
ブンブンごまが有効なのです。
(5)実験(2)で、コイルに鉄芯を入れるとφが強くなって有効なのですが、ブンブンごまの
磁石が、これにくっついてしまうことがあるので、そうしませんでした。フィルムケースに
大型の鉄のナットを数個入れて、ためしてみるのもよいでしょう。
写真ではコイルをフィルムケースから外してあります。