傍観条件

また私だけだ
放っていかれたと履き違えて
わざと濡れたのに服透ける頃には凄く辛くて

聞き取りにくい雨音にさえ心揺れる
誰よりも可愛くなれた時だった

 悔しいからもう全部無くして
 無抵抗に身を任せたこの雨と一緒になっちゃおう

贅沢な悩み
もしもの家庭を思ってた頃
変えられぬ愛と変わり始めてた周りの状況

足元の悪そうな一本の細道
これでもまだ遠くに行かなきゃいけないの

 「笑っててよ」そう言われる都度恥ずかしくて俯いてた
 そんな抱きしめたくなる程の可愛らしい思い出

「今ですか…」と呆れんばかりに星は流れた
「何で…」と空に繰り返すそんな夜になった

 悲しさとか寂しさとかどうにでもなると
 救いきれないのは重なっていかない一日の遅さ

 悔しいからもう全部無くしたい
 まだしっかりと残ってる身を任せたこの雨と一緒に流れてくれないかな

作詞:あや 作曲:ももこ 編曲:乙