哀色

泣き止ませようと窓から見下ろして差し出した
ポケットからは意外な程ベタベタ飴

綺麗な行列
白黒の世界
中はきっと美しい

 どんな思いをしてるんだろう
 どんな願い方をするの
 暗すぎてよく見えないよ
 消えそうなママだけ残せる筈がない

やっと泣き止んだ
私の嬉しさとは裏腹に
お花を見つめまだまだ動こうとしない

綺麗な行列
白黒の世界
出来立ての温度差

 いつまでこうして見つめてるの
 早く家に帰ろうよ
 そしていつもみたいに手を繋ぐの
 震えるママの手怖くて触れない

 どうして皆泣いているの
 私なら居るよ、ほら
 今は私だけ見つめていて
 ママの手
 強く握り締めた

作詞:あや 作曲:ちり寸、なおさん 編曲:乙