『自転車帰還大作戦(?) その2』


 ども。 昨日 土曜日のバイト中、アキラ氏が現れました。

 品出し中に近くに立つ人影・・・。  邪魔臭いなぁ 普通に品出ししてたら 「気付こうよw!」  というツッコミ。  見ればお洒落なアキラさんでした。
 彼は化粧品コーナーで物色し、目ぼしい商品を見つけて渡してきます。

 あの〜・・・  今金欠なんですが・・・

 んで、1点くらいなら奢ってやろう!  といったのが運の尽でした。
 200円ぐらい変わらんべ!  と、更に2点。


   畜生!  今度は奢らせてやる!!


 その後、バイトが終わってから図書館でレポート書いてると言っていたアキラ氏のもとへ行き世間話。
 そして外に行って更に世間話をして、何か流れで家に。  そしてやっぱり世間話。
 最後の方は、昼食を食べてなかったのと早くサークル行かないといけなかったのとで、アキラ氏は放置プレイにされされてましたが、久々に高校時代の友人に会えて、嬉しかったッス。

 久々にあって思ったのは、 レベル上げたなぁ・・・  って事か。(何のだ?



 さて、前置きが長くなったが、今日は自転車帰還作戦の後編をお伝えしようと思う。
 ただ、その1に比べりゃ何も面白い事も無く、無事に持って帰れた訳で、きっと面白くないだろう、うん。
 だが、書かねばなるまい!  なぜなら!

 って、早く始めた方が良いな。  では、その2 を どぞ!





 <前回までのあらすじ>

仕事休みだと言う父に運んで、壊れた自転車を運んでもらおうと、自転車帰還作戦を決行する。
作戦は、学校で私を拾ってもらい、駐輪場へ行って自転車を積み込み家に持ち帰る。 そして、時間があれば新たな自転車を購入する。
授業が終わり父からの連絡がきたが、なかなか会えない。
振り回される私だったが、なんと父は学校を間違えていた!
会える訳ないじゃん!!!
間違えに気付いた私たちだったが、はたして父は来れるのか? 自転車を無事に家まで運べるのか?  そして、バイトに間に合うのか!?



 「あぁ、すまない。 これからどうする?」
 「えぇっ!?  どうするって、この辺じゃ特に有名な建物は無いし、駅にきてもらうのも・・・ (今まで待ってた意味なくなるし)」


 電池が切れそうな私の携帯・・・  いつ切れるとも解からない恐怖の中、必死に今取るべきことを考える。
 学校にきてもらいたかったのは、何かあった時に車での道筋がわかる人が家に一人は いて欲しかった(母は先日、結局道に迷ったので)のと、バス代280円を浮かせたかった(おぃ!
 だが、今の状況では正確に道を伝える事がままならない上、時間もいつになるか不確定すぎる。 駅であればきっと父も道はわかると思うが、電池が切れそうな状況で広い構内にて落ち合う事は危険であり、バス代も掛かる。


   さてどうしたものか・・・


 とその時、ピンときた。
 うちの大学のすぐ近くに かなり有名な学校がある。


 「そうだ! S大学ってわかる!?」


 創価学会 と言えば、多くの人が一度や二度耳にしているだろう。
 学校のある市内で誰かに道を聞けば、方向くらいは指し示してくれるだろうし、もしかしたら、標識もあるかもしれない。
 そっちの大学の近くには、うちの大学への標識もあったはずだから、とりあえずはそこまで行ってもらおう。


 「いや、何処にあるかわからないな」


 万事休すか・・・ orz


 「あぁぁ・・・  その大学のすぐ近くにあるんだけど、なんとか来れないかな?」
 「うーん、とりあえず行ってみよう。 ところで、そっちのだ大学の住所わかるか?」
 「あぁ・・・ いやわかんない。 わかったら連絡する」
 「はい、じゃ近くまで言ったらまた連絡するから。」
 「あい。」
 「はい。 ご苦労さまです。」


 そんな訳で、あとは父の頑張りを、そして無事を祈るだけです。
 学生証に学校の住所があったのでメールで送ってから、父がくるまで時間があるので携帯の電源をOFFにして、少しでも電池を節約し、特にやることも無いので図書館へ。
 S大からうち大学までの道や、父が間違えていた学校からの道、家から学校までの道を調べて もしも、道を聞かれても、何となく大学まで誘導できないと、また会えない事になりそうだったので。
 一通り調べ終わってから、頃合を見て外へ。

 16:26 「もうすぐ着く」 と電話が。 正門の前で待機していると見覚えのある車が到着。
 早々と乗り込み(ロータリーの道の真ん中で乗り込んだので、バスにクラクションならされましたが・・・)、私たちは駅へ向かいます。


 「どっち曲がってくんだ?」
 「あぁ、右かな。  いつもバスは右だし、左だと有料道路通る道しか知らないし」

 「いやぁ、悪いね。  勘違いしてて。」
 「いえいえ、こちらこそお手数お掛けします。」


 話によれば、その間違えた学校の入学希望者用窓口みたいなところで 「S大学って何処ですか?」 と訪ねたらしい。
 他大学への道を聞くなんて、父のその勇気に天晴れですが、 「少々お待ちください。」 と裏へ行った窓口の方は、大学への地図だけでなく 大学の資料までもプリントアウトして持ってきてくれたそうだ。
 そこまで、他大学の事について聞く人の為にするなんて、 窓口の方も天晴れです! おかげで父と巡り合えた訳ですが、ストレートにうちの大学を聞いてたらどう接客したのか? 結構気になります。

 あと、車内で話していてビックリしましたが、父は 私が入学したその時からずっと、私の入学した大学は間違えて迎えに行った大学だと思ってたらしい。
 「いやぁ、これで 最寄り駅が八王子である謎が解けたよ!」
 だとさ。 新宿に本校があると知ってるのに、ずっと勘違いしていた 事の方が、ある意味凄いと思う。





   《つづく》



2006/6/25





HOMEへ日記TOPへ