フルート奏者の井上沙織さんをフィーチャーした「花を贈ろう」のインストバージョンで幕開け。軽やかで清楚な楽曲と演奏で、会場は春のような温かく明るい空気に包まれた。
2曲目から友香さん登場。黒のシックな衣装に身を包んだ彼女はいつもながら神秘的な魅力に溢れた美しさだ。
彼女の透明で繊細な歌声が広がる。楽曲や詩によって、その表情は様々に変化する。
乙女のように、妖精のように、楽し気に、切なく、おおらかに、、、。
そしていくつかの詩の朗読。3人の個性的な作曲家達の音楽に乗せ、婉曲な表現は用いずして大きなテーマや深い深層心理を伝える彼女ならではな洗練された言葉の数々。
天才詩人と評されるだけあって、朗読の素晴らしさも一聴の価値大アリなのだ!
今回のライブには未公開の新作もあり、常連ファンの方々も十二分に楽しめるものだった。
約1年ぶりのライブとの事だが、彼女にはどんどんステージに立っていただきたい。
曲ごとに場の空気を塗り替え、カラフルな世界を展開してくれる彼女は、同じ時間を共有する人達の心を満たし、想像の翼を与えてくれるのだ。
M.K.WAJIN
そよ風 /
月の光 陽の光 /
風の子 / 楽園 / 不安定な朝 他