セリーとは(今週の1曲 第6回「Harmony-impromptu 7」kbn)
元々セリーの原型は作曲家シェーンベルグが発明した12音技法という作曲法がはじまりなんです。
その技法に忠実なのが弟子のウェーベルン。この12音技法とは12個の音を平等に扱って調性を感じない(無調)音楽をシステマティックに作るための道具なのです。
12音技法の教本にはいろいろなルールが書いてあります。たとえばドの次はミに行っちゃダメ!とか音列を作る時は12個の音で作りなさい!同じ音は使っちゃダメ!とかでもリズムは自由なんですよ。
んでもってその後シュトックハウゼン氏が提案したトータルセリー(音程もリズムもすべてきちんと管理しよう!)へと変化してゆくのです。。