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特集「ミューガバへ5つのくえすちょん」

ついに発売されたミュージックガバメントのファーストアルバム「GIVE」!
そのアルバムは非常に完成度が高く、彼らの魅力が存分に発揮されている。
その秘密を少しでも探ろうと音道楽しゃっちゅHiro Kotakeが独占インタビュ〜に成功!
これからCDを作ろうと思っている人にも参考になると思います!

GIVE / MUSIC GOV'
musicgov.jpg

Livin' In The Space
Beanie Days
Blue Sky Blues
Space & Time(response)
1969
I Wanna Touch You
Country Bus(Lo-Fi MIX)


1)選曲で苦労した点は?また曲順へのこだわりはありましたか?

MURAKAMI
こだわりはしましたが、苦労はしませんでした・・・。

TAJIKA
まず、選曲に関しては、海外へのプロモーションを念頭において、
全て英語の楽曲で構成する事、そしてミュージックガバメントを
知ってもらう為に、必要充分な楽曲を選ぶ事を基準に行ないました。
当初は6曲入りの予定でしたが、ネット上でミュージックガバメントの
曲を聴いている方もいるので、ボーナストラック的にLo-Fi Mixの
Country Busを追加して、7曲入りになりました。
曲順に関しては、海外から何らかの反応あった楽曲を
曲順の最初の方に入れる事、そして通して聴いた時に飽きさせない
構成にする事に配慮して決定しました。

2)委託した業者の仕事に納得がいかず自分たちでやり直したそうですが
  最終的なマスタリングで苦労した点は?

MURAKAMI
聴いていて気持ち悪かったからです・・・。

TAJIKA
マスタリングのプロの方から録音時に配慮しておくべき点を含め、
音質的な面から様々なアドバイスやご指摘を受けました。
今回はMIX直後の音源を元にマスタリングをしたのではなく、
殆どマスタリング済みの状態の音源を元に、
手作業による波形編集をしてもらいました。
曲間も均等に整えられ、ノイズを減らす為の工夫が
様々な手法によって施され、プロの手によって、
ベストが尽くされたものが仕上ってきました。
でも、聴いた僕等には、それがベストなものとは、
とても感じられなかった。
何度も聴いている為、僕等の耳が客観性を失っているというような
指摘も受けたが、ノイズも曲間も音楽の一部であるという点、
そして音楽におけるバランスの良さという点において、
コミュニケーション不足による不満の残る仕上りでした。
音楽は確かに空気の波動に違いないが、それをメディアに刻み込む時、
必ず取捨選択を迫られます。
リスナーは、そのデジタル化された波形から、
物理的な音以上のものを聴き取る肉体を持っています。
僕等の最終的な結論は、僕等自身の耳を信じると云う事。
僕等の肉体がOKを出した音を選択しました。
ミュージシャンとして自ら責任のとれる音は、
デジタル化された美しい波形の音ではなく、
自らの音楽に照らして響く音だと強く感じました。

3)パッケージデザインが音楽そのものに劣らず素晴らしいですが、
  どんな製作過程だったのでしょうか?簡単に流れを教えてください。
  (企業秘密の部分は隠して結構です。)

MURAKAMI
企業秘密なので、それはちょっと・・・。

TAJIKA
第一に、WEBSITEのデザインとの連動を考えていたので、
ウサギのキャラは使いたいと考えていました。
MUSICGOV'の「V」とウサギの耳を重ねるというアイデアが
突然沸いたので、即採用することにしました。
ミュージックガバメントの音楽のイメージを表現する為に、
自由な音楽空間のイメージや時代を超えて受け継がれていく
オーガニックな音楽のイメージを持たせたいとの思いが
ありました。そんな漠然としたイメージを形にしてくれたのが、
エディトリアルデザイナーとしてのキャリアを持つ、妻でした。
WEBSITEの制作同様、私がアイデアやイメージを彼女に伝え、
叩き台を制作してもらった後、色の選択やレイアウト変更等、
試行錯誤しながらの細かな作業は、完成に至るまで、
共同作業で行ないました。
WEBSITEでは、制作途中段階のデザインを
数日間公開したりしましたが、完成版と比較すると、
かなり変更が加えられている事が分かります。

4)好きな色はなんですか?

TAJIKA
その時によって変わるのですが、今は『GIVE』の
イメージカラーとなった、ブルーとグリーンが好きです。

MURAKAMI
すごくイイ質問ですね!
エッジカラーっていう種類のアクリル板があるんですよ。
平面で見ると透明なんですけど、板を真横から見ると
色が付いてるんです。ブルーエッジっていうのがキレイなんですよ。
いろんなエッジ色がありますけど、青が一番キレイですね。
あと、リバーサルフィルムで撮影された青空の色。
海もいいですけど、やっぱり空ですね。青空。
南国っぽい写真とかでよくあるじゃないですか。キレイですね。
それと、だいぶ前ですが、マセラティ・メラクっていう
車があるんですよ。
写真とかで見るとあまりパッとしないんですけどね。
1度だけ本物を見たことがあって、
それがすごく鮮やかな青だったんですよ。
あの青には目を奪われましたね。ホントにキレイな青でした。
あっ、好きな色ですよね。好きな色は赤です。

5.恋愛と結婚は両立すると思いますか?

TAJIKA
もちろん両立は可能だと思いますが。

MURAKAMI
これもイイ質問ですね!
だいぶ以前ですが、アントニオ猪木とモハメド・アリの
異種格闘技がありましたよね。
72分間、アリはまったくパンチを出さず、猪木はひたすら
滑り込みの当たらない蹴りを繰り返すという、
とんでもなくつまらない試合だった。
でも、歴史に残る試合だし、いまだに語られるし、
それに、その時の視聴率がすごかったんですよね。
そう考えると、恋愛と結婚も両立するんじゃないかな。
うん。すると思いますよ。

本日はお忙しい中、誠にありがとうございました。

(いんたびゅあー:Hiro Kotake)