■ 説明改行(BReak)します。
■ 属性
属性 説明 CLEAR=... H3/e2/N2。<IMG>タグなどのALIGN属性でテキストの回り込みを行う際に、どの位置まで改行するかを指定します。noneは通常に、leftは行頭が最も左側に表示できる位置まで、rightは行末が最も右側に表示できる位置まで改行します。allはleftとrightを組み合わせたものです。 ■ 使用例
【HTMLソース】
ここで改行します。<BR>改行しました。<BR> <IMG ALIGN=left WIDTH=56 HEIGHT=69 SRC="image/wwwpop0.gif"> ALIGN=leftの場合、通常のBRだけでは<BR> この位置に改行されますが、 CLEAR=leftを指定すると<BR CLEAR=left> 行頭を左端から表示できる この位置に改行されます。【ブラウザでの表示】
ここで改行します。
改行しました。
ALIGN=leftの場合、通常のBRだけでは
この位置に改行されますが、 CLEAR=leftを指定すると
行頭を左端から表示できる この位置に改行されます。
■ 説明ブラウザは通常ウィンドウの大きさにあわせてテキストを自動的に改行しますが、<NOBR>〜</NOBR>で囲まれたテキストは改行されません(NO BReak)。
■ 補足
NN4.6[ja]では、<NOBR>〜</NOBR>中にHTMLタグがあると、その直前で改行許可されてしまうというバグがあるそうです。
■ 説明単語の区切り(Word BReak)を指定します。<NOBR>で改行が禁止されている場合や、半角文字が続く場合でも、<WBR>の個所では改行が禁止されません。改行されるかもしれないだけで、強制的に改行しないところが<BR>と異なります。
下の例では、ブラウザの横幅を縮めていくと、<WBR>を挿入した個所で改行がはいります。(<WBR>の無い個所では改行されません。)
■ 使用例
【HTMLソース】
<NOBR> いいい<WBR>ろろろ<WBR>ははは </NOBR> <NOBR>ABCDEFG<WBR>HIJKLMN<WBR>OPQRSTU<WBR>VWXYZ</NOBR>■ 補足
NN4.51[ja]では、<NOBR>〜</NOBR>の間に<WBR>を指定しても改行されないというバグがあるそうです。
■ 説明<CENTER>〜</CENTER>で囲まれたテキストを中揃えで表示します。 <DIV>や<Hn>や <P>などのALIGN属性でも中揃えは可能です。
■ 使用例
【HTMLソース】
<H3 ALIGN=center>あいうえお</H3> <P ALIGN=center>かきくけこ</P> <CENTER>さしすせそ</CENTER>【ブラウザでの表示】
あいうえお
かきくけこ
さしすせそ
■ 説明<DIV>〜</DIV>で囲まれたテキストをALIGN属性の値に従って配置します。
■ 属性
属性 説明 ALIGN=... H3/e3/N2。right(右揃え), center(中揃え), left(左揃え)のいずれかを指定します。 NOWRAP e4。テキストの折り返し(自動改行)を禁止します。 ■ 使用例
【HTMLソース】
<DIV ALIGN=left>これは左揃えの文章</DIV> <DIV ALIGN=center>これは中揃えの文章</DIV> <DIV ALIGN=right>これは右揃えの文章</DIV>【ブラウザでの表示】
これは左揃えの文章これは中揃えの文章これは右揃えの文章
■ 説明テキストを上付き、下付きで表示します。
■ 使用例
【HTMLソース】
通常テキスト <SUP>上付き文字</SUP> <SUB>下付き文字</SUB>【ブラウザでの表示】
通常テキスト上付き文字下付き文字
■ 説明ルビをふります。使用例を参照してください。<RB>はルビをふる対象(Ruby Base)を、<RT>はルビ文字列(Ruby Text)を指定します。<RP>は、<RUBY>未対応ブラウザでの表示が「紫陽花あじさいが咲いてます。」とならないための括弧(Ruby Parentheses)を指定します。</RB>, </RT>, </RP> および、<RB>は省略可能です。
■ 使用例
【HTMLソース】
<RUBY> <RB>紫陽花 <RP>( <RT>あじさい <RP>) </RUBY> が咲いてます。【ブラウザでの表示 - <RUBY>対応ブラウザの場合】
あ じ さ い
紫陽花が咲いてます。【ブラウザでの表示 - <RUBY>未対応ブラウザの場合】
紫陽花(あじさい)が咲いてます。 ■ 補足
このタグは日本からW3Cに提案されて審議されていたものをIE5.0が実装したものです。仕様自体は1999年5月にW3Cのワーキングドラフトとなっています。(→ http://www.w3.org/TR/WD-ruby)
IE5.0の唯一の追加タグ群ですが、IE5.0のHTMLリファレンスマニュアルには<RB>と<RP>の記述がありません。<RP>は一応動作動作するようですが、<RB>は本当にサポートしていない(<RB>にスタイルシートを指定しても適用されない)ようです。
■ 説明<BLOCKQUOTE>〜</BLOCKQUOTE>に囲まれたテキストを引用文として両側にすきまをあけて表示します。
■ 使用例
【HTMLソース】
今から引用を開始します。 <BLOCKQUOTE> ここが引用文です。 引用文は前後左右に適度な空白があきます。 </BLOCKQUOTE> 引用が終わりました。【ブラウザでの表示】
今から引用を開始します。 ここが引用文です。 引用文は前後左右に適度な空白があきます。引用が終わりました。
■ 説明整形済み(Preformat)テキストを記述します。通常のHTMLではスペースや改行が無視(いずれも、ひとつのスペースに置き換えられる)されますが、<PRE>〜</PRE>の間ではスペースや改行がそのまま表示されます。
■ 属性
属性 説明 COLS=n N4。横幅の文字数を指定します。 WIDTH=n H2。横幅の最大値を WIDTH=100 や WIDTH="100%" のように指定しますが、IEやNNではサポートされていません。 WRAP N4。ウィンドウの右端でテキストを自動改行します。 ■ 使用例
【HTMLソース】
<PRE>あいうえお かきくけこ さしすせそ </PRE>【ブラウザでの表示】
あいうえお かきくけこ さしすせそ■ 補足
<PRE>で囲まれた範囲は等幅フォントになるのですが、全角文字と半角文字の比が2:1でないことが多いために、日本語のテキストは微妙にずれてしまいます。全角スペース文字などを駆使して、全角文字数をあわせることがポイントです。
IE2.0やIE3.0では、<PRE>で囲まれたテキストが妙に小さく(<SMALL>
<TT>で囲んだ程度に)表示されてしまいます。また、IE2.0やIE3.0では<PRE>直後の改行が有効になるので、最初の1行は<PRE>と同じ行に記述した方が見栄えがよいようです。 また、<PRE>を用いた文章は改行位置を固定してしまうことになり、横方向に狭いブラウザで見ると1行毎に左右スクロールをさせなければ読めない文章になってしまいますことに注意してください。
いずれにしても、<PRE>を使用した場合は、他のブラウザでどのように見えるのか、確認することを強くお勧めします。
■ 説明<PRE>と同様に文書をべたテキストとしてそのまま表示します。< や > までもそのまま表示してくれるので大変便利なのですが、HTML3.2では「使用しないように」と明記され、HTML4.0では削除されてしまいました。
■ 説明<PRE>と同様に文書をべたテキストとしてそのまま表示します。<XMP>と表示されるフォントが多少異なります。IE2.0ではタグもそのまま表示されていましたが、NNやIE4.0ではタグとして解釈されるようになりました。<XMP>と同様、HTML3.2では「使用しないように」と明記され、HTML4.0では削除されました。
■ 説明記述された文章をすべて、べたテキストとしてそのまま表示します。 IE2.0では、<PLAINTEXT>〜</PLAINTEXT>の間をべたテキストで表示しますが、IE3.0以降や、NNでは、<PLAINTEXT>以降ファイルの終わりまでをすべてべたテキストと判断するようです。 <XMP>と同様、HTML3.2では「使用しないように」と明記され、HTML4.0では削除されました。