多くのタグで共通で使用される属性について説明します。ブラウザによってサポート状況は様々です。どのタグでどの属性が使用できるかは、「HTMLサポート状況一覧」を参照してください。
画像などが画面上に表示される位置を指定します。 Windows 95上のNetscape Navigator 4.0や、Internet Explorer 4.0は次のような動作をします。NNでは画像の左側にあるテキストや画像の影響しかうけませんが、IEでは画像の左右のテキストや画像に影響を受ける点が異なります。
上 top H2/e2/N2。テキストや画像の上端に画像の上端をあわせます。 texttop e2/N2。NNでは通常の大きさのテキストの上端に画像の上端をあわせます。画像や<FONT SIZE=n>でサイズ変更したフォントは無視されます。IEではtopと同じ動作をします。 中 absmiddle e2/N2。テキストや画像の中央に画像の中央を合わせます。 middle H2/e2/N2。NNではテキストのベースライン(Mの字の下端。gの字の下端ではない。)に画像の中央をあわせます。IEではabsmiddleと同じ動作をします。 center e2/N2。middleと同じ動作をします。 下 baseline e2/N2。テキストのベースラインに下端をあわせます。 absbottom e2/N2。テキストの下端に画像の下端をあわせます。 bottom H2/e2/N2。NNではbaselineと同じ動作を、IEではabsbottomと同じ動作をします。 無し bottomと同じ動作をします。 回り
込みleft 画像を左端によせ、周りをテキストで回り込みます。回り込みを解除するには<BR>のCLEAR属性も用います。 right 画像を右端によせ、周りをテキストで回り込みます。回り込みを解除するには<BR>のCLEAR属性も用います。 次の例のように、画像の中央とテキストの中央を揃えるのはALIGNだとうまくいかないケースが多いようです。
この場合は、以下のように、<TABLE>を用いてやるとうまくレイアウトされるようです。
あああああ
<TABLE> <TR><TD><IMG SRC="image/popase.gif"></TD> <TD>あああああ</TD></TR> </TABLE>
主にスタイルシートで使用します。
<HTML> <HEAD> <STYLE TYPE="text/css"> <!-- .xyz { color: red } --> </STYLE> </HEAD> <BODY> <H1 CLASS="xyz">わははは</H1> :
テキストなどの色を指定します。詳細は「とほほの色入門・色見本」を参照してください。
アラビア語や昔の日本など、右から左に記述する言語のための属性です。DIR=LTRは左から右(Left-to-Right)、DIR=RTLは右から左(Right-to-Left)を意味します。NNやIEではまだ実装されていないようです。
主にスタイルシートで使用します。
<HTML> <HEAD> <STYLE TYPE="text/css"> <!-- #xyz { color: red } --> </STYLE> </HEAD> <BODY> <H1 ID="xyz">わははは</H1> :IE4.0では、ダイナミックHTMLでも使用します。
<BODY onLoad="document.all.xyz.style.color='red'"> <B ID="xyz">わはは</B> :
言語を指定します。<HTML>タグを始めとして、多くのタグがこの属性を指定することができます。日本語の場合はLANG="ja"を指定します。その他、英語(en)、米国英語(en-US)、中国語(zh)などがあります。詳細は、RFC1766、ISO 639、ISO 3166を参照してください。
onClick="..." などで指定するスクリプトの言語を指定します。
<FORM> <INPUT TYPE=button LANGUAGE="VBScript" onClick="MsgBox('HEHE')"> </FORM>
JavaScriptなどでよく使用されます。
スタイルシートにより見栄えを指定します。
<H1 STYLE="font-size:72pt">わはは</H1>
このタグで囲まれた部分の説明を記述します。IE4.0では、この属性を指定したタグで囲まれた部分にマウスを乗せると、TITLEで指定した文字列が表示されます。
<B TITLE="わはは">私にマウスをのせてちょ</B>