とほほのJavaScript入門(ウィンドウ関連)

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1998年3月8日版

ウィンドウ(window)

window (e3/N2)
このウィンドウオブジェクト。

window (e3/N2)
任意のウィンドウ、またはフレームオブジェクト。top, self, parent などを用いて指定する他、open()関数の戻り値を用いたり、<FRAME>タグのNAME属性で指定した名前を用いて表す。
    window
    top
    top.AAA (<FRAME NAME="AAA" SRC="...">の場合)

[window.]clientInformation (e4)
[window.]navigatorと同義。

[window.]closed (e4/N3)
ウィンドウがすでに閉じられているかどうか(true|false)。

[window.]defaultStatus (e3/N2)
他に何も表示するものが無い場合のステータスバーのメッセージを示す。読み書き可能。ステータスバーのメッセージを一時的に変更したい時は status 属性を用いる。

[window.]dialogArguments (e4)
[window.]dialogHeight (e4)
[window.]dialogLeft (e4)
[window.]dialogTop (e4)
[window.]dialogWidth (e4)
showModalDialog()で開かれたダイアログが、自身のウィンドウに関する情報を得る。

[window.]innerHeight (N4)
[window.]innerWidth (N4)
ウィンドウの内側の高さと横幅。

[window.]locationbar.visible (N4)
ロケーションバー(場所ツールバー)が表示されているかどうか(true|false)。

[window.]menubar.visible (N4)
メニューバーが表示されているかどうか(true|false)。

[window.]name (e3/N2)
ウィンドウの名前。

[window.]offscreenBuffering (e4)
オフスクリーンバッファリングを有効にするかどうか。 起動時は "auto" だが、これに true|false を代入して機能を制御する。

[window.]opener (e4/N3)
このウィンドウをオープンしたウィンドウを示すウィンドウオブジェクト。

[window.]outerHeight (N4)
[window.]outerWidth (N4)
ウィンドウの外枠の高さと横幅。

[window.]pageXOffset (N4)
[window.]pageYOffset (N4)
ウィンドウに表示されている部分の縦・横方向位置。

[window.]parent (e3/N2)
このウィンドウ(フレーム)の親ウィンドウ(フレーム)。

[window.]personalbar.visible (N4)
パーソナルバー(ユーザー設定ツールバー)が表示されているかどうか(true|false)。

[window.]returnValue (e4)
showModalDialog()の戻り値を指定する。

[window.]scrollbars.visible (N4)
スクロールバーが表示されているかどうか(true|false)。

[window.]self (e3/N2)
自分自身のウィンドウを示すウィンドウオブジェクト。

[window.]status (e3/N2)
ステータスバーに(一時的に)表示する内容。onMouseOverのイベント発生時にこの属性に設定する場合は、trueを返さなくてはならない。
<BODY onLoad="window.defaultStatus='XXX'">
<A HREF="xx.html"
   onMouseOver="window.status='YYY'; return true;">

[window.]statusbar.visible (N4)
ステータスバーが表示されているかどうか(true|false)。

[window.]toolbar.visible (N4)
ツールバーが表示されているかどうか(true|false)。

[window.]top (e3/N2)
このウィンドウ(フレーム)の一番親のウィンドウ(フレーム)。

[window.]window (N2)
このウィンドウ自身。

[window.]alert(message) (e3/N2)
messageをメッセージとして警告ダイアログを表示する。 改行には \n を用いる。

[window.]back() (N4)
ひとつ前のページに戻る。

[window.]blur() (e4/N3)
このウィンドウのフォーカスを失わせる。

[window.]captureEvents(events) (N4)
指定したイベントの捕獲を開始する。

[window.]clearInterval(intervalID) (e4/N4)
setInterval()で設定したタイマーを解除する。 intervalIDには setInterval() の戻り値を指定する。

[window.]clearTimeout(timeoutID) (e3/N2)
setTimeout()で設定したタイマーを解除する。 timeoutIDには setTimeout() の戻り値を指定する。

[window.]close() (e3/N2)
ウィンドウを閉じる。

[window.]confirm(message) (e3/N2)
messageをメッセージとした確認ダイアログを表示する。 [OK]ボタンを押すと true が、[Cancel]ボタンを押すと false が返される。

[window.]disableExternalCapture() (N4)
[window.]enableExternalCapture() (N4)
他の場所(サーバー)からロードしたページがイベントを捕獲することを許可(不許可)する。

[window.]execScript(code[, lang]) (e4)
codeをJScriptの構文として実行する。 JavaScriptとして実行するにはlangに "JavaScript" を指定する。

[window.]find([string[,case[,back]]]) (N4)
ウィンドウ内のテキストを検索する。 stringには検索したい文字列を指定する。 省略した場合は検索文字列入力ダイアログが表示される。 caseに true を指定すると大文字小文字を区別する。 backに true を指定すると逆方向に検索する。 文字列が見つかると true を返し、さもなくば false を返す。

[window.]focus() (e4/N3)
このウィンドウにフォーカスをあてる。

[window.]forward() (N4)
ひとつ先のページに進む。

[window.]handleEvent(event) (N4)
ウィンドウのイベントハンドラを呼び出す。

[window.]home() (N4)
ホームのページに戻る。

[window.]moveBy(x,y) (N4)
ウィンドウを横にxドット、縦にyドット移動する。

[window.]moveTo(x,y) (N4)
ウィンドウを画面のxyの位置に移動する。

[window.]navigate() (e4)
未稿。

[window.]open(URL,name[,style]) (e3/N2)
ウィンドウをオープンする。 URLには表示するページのURLを指定する。 nameにはウィンドウの名前を指定する。 これは、<FRAME>タグのNAME属性で指定した名前や、他のopen()で作成した名前。 その名前を持つウィンドウがまだ存在しない場合は、その名前を持つ新規ウィンドウを開く。 styleにはウィンドウのスタイルを指定する。

nにはピクセル値を、yes|noにはyesまたはnoを指定する。 複数指定する場合は、width=100,height=50,menubar=no のようにカンマで連結する。

    w = open("xx.htm", "xx", "width=50,height=50");
alwaysLowered=yes|no (N4)
開いたウィンドウを常に他のウィンドウの下に表示する。 ただし、このオプションを用いるにはセキュリティの設定(未稿)が必要。
alwaysRaised=yes|no (N4)
開いたウィンドウを常に他のウィンドウの上に表示する。 ただし、このオプションを用いるにはセキュリティの設定(未稿)が必要。
channelmode=yes|no (e4)
チャネルモードで開く。
dependent=yes|no (N4)
親ウィンドウが閉じた時に子ウィンドウも閉じる。
directories=yes|no (e3/N2)
ユーザ設定ツールバーを表示する。
fullscreen=yes|no (e4)
フルスクリーンモードで開く。閉じるには ALT+F4 を使う。
height=n (e3/N2)
ウィンドウの高さ。
hotkeys=yes|no (N4)
ホットキーを有効/無効にする(?)。
innerHeight=n (N4)
ウィンドウの内枠の高さ。
innerWidth=n (N4)
ウィンドウの内枠の横幅。
left=n (e4)
ウィンドウの位置(画面の左端からの距離)。
location=yes|no (e3/N2)
場所ツールバーを表示する。
menubar=yes|no (e3/N2)
メニューバーを表示する。
outerHeight=n (N4)
ウィンドウの外枠の高さ。
outerWidth=n (N4)
ウィンドウの外枠の横幅。
personalbar=yes|no (N2)
directoriesと同じ。
resizable=yes|no (e3/N2)
リサイズを可能にする。
screenX=n (N4)
leftと同じ。
screenY=n (N4)
topと同じ。
scrollbars=yes|no (e3/N2)
スクロールバーを表示する。
status=yes|no (e3/N2)
ステータスバーを表示する。
titlebar=yes|no (N4)
タイトルバーを表示する。 ただし、このオプションを用いるにはセキュリティの設定(未稿)が必要。
toolbar=yes|no (e3/N2)
ツールバーを表示する。
top=n (e4)
ウィンドウの位置(画面の上端からの距離)。
width=n (e3/N2)
ウィンドウの横幅。
z-lock=yes|no (N4)
開いたウィンドウの上下関係の順序を指定する。 ただし、このオプションを用いるにはセキュリティの設定(未稿)が必要。

[window.]print() (N4)
印刷を開始する。

[window.]prompt(message[,default]) (e3/N2)
文字列入力ダイアログを表示する。 messageには説明を指定する。 入力フィールドにはdefaultが初期値として表示される。 入力された文字列は関数の戻り値として返される。 キャンセルボタンが押されると特殊値 null が返される。

[window.]releaseEvents(events) (N4)
指定したイベントの捕獲を停止する。

[window.]resizeBy(x, y) (N4)
ウィンドウの大きさを変更する。

[window.]resizeTo(x, y) (N4)
ウィンドウの大きさを変更する。

[window.]routeEvent(event) (N4)
イベントを本来処理するべきモジュールに引き渡す。

[window.]scroll() (e4/N3)
NN4.0からは scrollTo() と scrollBy() を使用する。

[window.]scrollBy(x,y) (N4)
ウィンドウの内容をスクロールさせる。

[window.]scrollTo(x,y) (N4)
ウィンドウの内容をスクロールさせる。

[window.]setInterval(exp,msec) (e4/N4)
[window.]setInterval(func,msec[,arg1,...]) (e4/N4)
定期的に処理を行う。 msecには1000分の1秒単位の時間、expには任意のJavaScript構文、funcには関数名、arg1, arg2, ...には引数を指定する。

[window.]setTimeout(exp,msec) (e3/N2)
[window.]setTimeout(func,msec[,arg1,...]) (e4/N4)
指定時間後に処理を行う。 msecには1000分の1秒単位の時間、expには任意のJavaScript構文、funcには関数名、arg1, arg2, ...には引数を指定する。
    id = setTimeout("func('ABC')", 1000);
    id = setTimeout(func, 1000, "ABC");

[window.]showHelp(url[,id[,opt]]) (e4)
HTMLヘルプを表示する。

[window.]showModalDialog(url[, arg[, opt]]) (e4)
urlを内容とするダイアログを表示する。 argには数値、文字列、配列などの引数を指定する。 下記の例では dlg.htm の中で dialogArguments により args を参照可能。 optにはdialogWidth, dialogHeight, dialogTop, dialogLeft, center (yes|no) を指定できる。 url文書内でreturnValueに設定された値がshowModalDialog()の戻り値となる。
    args = new Array();
    args[0] = "AAA";
    args[1] = "BBB";
    showModalDialog("dlg.htm", args,
        "dialogHeight:100px;dialogWidth:300px");

[window.]stop() (N4)
現在のページの読込みを停止する。

ヒストリー(window.history)

[window.]history (e3/N2)
ブラウザの[戻る]ボタンで戻るようなページの履歴を表すオブジェクト。

[window.]history.length (e3/N2)
ヒストリの個数。

[window.]history.current (N3)
現在のヒストリのURL。

[window.]history.next (N3)
次のヒストリのURL。

[window.]history.previous (N3)
前のヒストリのURL。

[window.]history.back() (e3/N2)
ひとつ前のページに戻る。

[window.]history.forward() (e3/N2)
ひとつ先のページに進む。

[window.]history.go(n) (e3/N2)
n個先のページに進む。
    <A HREF="JavaScript:history.go(-1)">[戻る]</A>

ロケーション(window.location)

[window.]location (e3/N2)
現在表示しているURLを示すオブジェクト。

[window.]location.href (e3/N2)
URL全体。 これに値を代入することにより、指定したURLのページを表示することができる。 e4/N3からはreplace()もサポートされたが、e3/N2を考慮するなら location.href = location.href とするとよい。
    location.href = "http://xxx.yyy.zzz/";
ちなみに、別のウィンドウ(フレーム)に、指定したURLのページを表示させたい時は、下記のように、フレームの名前(例では xxxx)を指定すればよい。
    top.xxxx.location.href = "http://www.yyy.zzz/";

[window.]location.protocol (e3/N2)
URLのプロトコル部分。"http:"など。

[window.]location.host (e3/N2)
URLのホスト名+ポート番号部分。"www2e.biglobe.ne.jp:80"など。

[window.]location.hostname (e3/N2)
URLのホスト名部分。"www2e.biglobe.ne.jp"など。

[window.]location.port (e3/N2)
URLのポート番号部分。"80"など。

[window.]location.pathname (e3/N2)
URLのパス名部分。"~foo"など。

[window.]location.hash (e3/N2)
URLの#以降。"#Contents"など。 これに値を代入することにより、ページ内のジャンプができる。
    location.hash = "#top";

[window.]location.search (e3/N2)
URLの?以降。"?KEY=CGI"など。

[window.]location.assign(url) (e4)
urlを読込んで表示する。 ヒストリ上に残る/残らないが replace() と異なる(?)。

[window.]location.reload([force]) (e4/N3)
ページを再表示する。forceにtrueを指定するとページの更新の如何に関わらず、強制的に再表示を行う。 NN2.0ではサポートされていないので、location.href = location.href を用いるとよい。

[window.]location.replace(url) (e4/N3)
urlを読込む。

スクリーン(window.screen)

[window.]screen.height (e4/N4)
[window.]screen.width (e4/N4)
モニタの広さ。640×480、800×600、1024×768など。

[window.]screen.availHeight (N4)
[window.]screen.availWidth (N4)
モニタの有効範囲の広さ。 Windowsでは通常、height/widthよりもタスクバー分狭くなる。

[window.]screen.colorDepth (e4/N4)
カラーパレットの色を表すために必要なビット数。

[window.]screen.pixelDepth (N4)
スクリーンの1ピクセルの色を表すために必要なビット数。

[window.]screen.bufferDepth (e4)
バッファ中画像の1ピクセルの色を表すために必要なビット数。

[window.]screen.updateInterval (e4)
画面を再描画する際のインターバル(1000分の1秒単位)。

Copyright (C) 1996-1999 とほほ
http://wakusei.cplaza.ne.jp/twn/wwwjswin.htm