とほほのJavaScript入門(文字列)

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2000年3月25日版

文字列(String)

文字列
JavaScriptでは、文字列をダブルクォーテーション(")またはシングルクォーテーション(')で囲んで表現する。
    "ABCDEFG"
    'ABCDEFG'

特殊文字
文字列の中では、改行(\n)、リターン(\r)、フォームフィード(\f)、タブ文字(\t)、バックスペース(\b)など、バックスラッシュ( \ )に続く文字は特殊な意味を持つ。 \", \', \\, \A などはそれぞれ、", ', \, A自身を意味する。
    "ABC\nDEF"

クォーテーション
"..."文字列の中で ' を使用したり、'...'文字列の中で " を使用することは可能だが、どうしても "..."文字列の中で " を使用したい時は \" と記述する。(\'も同様)
    "ABC\"DEF"

String(string) (e4/N3)
文字列オブジェクトを生成する。ビルトイン関数のString()とは別物。「すべての型をオブジェクトタイプとして実装する」というポリシーで用意されている。
    xx = new String("ABC");

string (e3/N2)
xx = new String("ABC") で生成した文字列オブジェクトや、xx = "ABC" で生成した文字列。

string.length (e3/N2)
文字列の長さを返す。例えば "ABC".length は 3 を返す。 "あいう".length のように日本語を含んだ場合は、NNは全角文字を2文字と数え、最近のIEやNNは全角文字を1文字と数えるので注意が必要。

string.anchor(name) (e3/N2)
<A NAME="name">string</A> を返す。

string.big() (e3/N2)
<BIG>string</BIG> を返す。

string.blink() (e3/N2)
<BLINK>string</BLINK> を返す。

string.bold() (e3/N2)
<B>string</B> を返す。

string.charAt(n) (e3/N2)
stringn 番目(0〜)の文字を返す。

string.charCodeAt(n) (e4/N4)
stringn 番目(0〜)の文字のコードを返す。

string.concat(string2) (e4/N4)
stringstring2を連結した物を返す。stringstring2と同義。引数は複数も可。

string.fixed() (e3/N2)
<TT>string</TT> を返す。

string.fontcolor(color) (e3/N2)
<FONT COLOR=color>string</FONT> を返す。

string.fontsize(size) (e3/N2)
<FONT SIZE=size>string</FONT> を返す。

String.fromCharCode(num1, ..., numN) (e4/N4)
文字コード num1, ..., numN で表される文字列を返す。

string.indexOf(key[,from]) (e3/N2)
stringfrom番目(最初が0番目)から後方に検索し、最初にkeyが現れる位置を返す。 見つからない場合は -1 を返す。

string.italics() (e3/N2)
<I>string</I> を返す。

string.lastIndexOf(key[,from]) (e3/N2)
stringfrom番目(最初が0番目)から前方に、最初にkeyが現れる位置を返す。 見つからない場合は -1 を返す。

string.link(name) (e3/N2)
<A HREF="name">string</A> を返す。

string.match(regexp) (e4/N4)
正規表現 regexp に最初にマッチした部分の文字列を返す。 → RegExp()
    if ("ABCDEFG".match(/def/i)) {
        alert("Match");
    }

string.replace(regexp,newString) (e4/N4)
stringの内、regexpにマッチする部分をnewStringに置き換えたものを返す。NNのJavaScript1.3ではnewStringの部分に関数を指定できるようになったらしい(未確認)。(→RegExp())
    "AB".replace("A", "X");
    "AB".replace("(.)(.)",
        function(str, p1, p2) {
            return(p2 + p1);
        });

string.search(regexp) (e4/N4)
stringからregexpにマッチする部分の位置を返す。 見つからなければ -1 を返す。 → RegExp()
    if ("ABCDEFG".search(/def/i)) {
        alert("Match");
    }

string.slice(from,to) (e4/N4)
stringfromto文字目の文字列を返す。 最初の文字を0文字目とする。 負の値を指定すると後ろから数える。

string.small() (e3/N2)
<SMALL>string</SMALL> を返す。

string.split([sep[,limit]]) (e4/N3)
stringsepを区切り文字として分割し、その配列を返す。 limitは配列の個数を制限する。 sepを省略するとstring全体を唯一の要素とする配列を返す。

string.strike() (e3/N2)
<STRIKE>string</STRIKE> を返す。

string.sub() (e3/N2)
<SUB>string</SUB> を返す。

string.substr(from[,len]) (e4/N4)
stringfromlen文字分の文字列を返す。 最初の文字を0文字目とする。 fromに負の値を指定すると後ろから数える。 lenを省略すると残りのすべてを返す。

string.substring(from,to) (e3/N2)
stringfromto-1文字目の文字列を返す。 最初の文字を0文字目とする。

string.sup() (e3/N2)
<SUP>string</SUP> を返す。

string.toLowerCase() (e3/N2)
stringを小文字に変換した文字列を返す。

string.toUpperCase() (e3/N2)
stringを大文字に変換した文字列を返す。

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