- 文字列
- JavaScriptでは、文字列をダブルクォーテーション(")またはシングルクォーテーション(')で囲んで表現する。
"ABCDEFG" 'ABCDEFG'
- 特殊文字
- 文字列の中では、改行(\n)、リターン(\r)、フォームフィード(\f)、タブ文字(\t)、バックスペース(\b)など、バックスラッシュ( \ )に続く文字は特殊な意味を持つ。 \", \', \\, \A などはそれぞれ、", ', \, A自身を意味する。
"ABC\nDEF"
- クォーテーション
- "..."文字列の中で ' を使用したり、'...'文字列の中で " を使用することは可能だが、どうしても "..."文字列の中で " を使用したい時は \" と記述する。(\'も同様)
"ABC\"DEF"
- String(string) (e4/N3)
- 文字列オブジェクトを生成する。ビルトイン関数のString()とは別物。「すべての型をオブジェクトタイプとして実装する」というポリシーで用意されている。
xx = new String("ABC");
- string (e3/N2)
- xx = new String("ABC") で生成した文字列オブジェクトや、xx = "ABC" で生成した文字列。
- string.length (e3/N2)
- 文字列の長さを返す。例えば "ABC".length は 3 を返す。 "あいう".length のように日本語を含んだ場合は、NNは全角文字を2文字と数え、最近のIEやNNは全角文字を1文字と数えるので注意が必要。
- string.anchor(name) (e3/N2)
- <A NAME="name">string</A> を返す。
- string.big() (e3/N2)
- <BIG>string</BIG> を返す。
- string.blink() (e3/N2)
- <BLINK>string</BLINK> を返す。
- string.bold() (e3/N2)
- <B>string</B> を返す。
- string.charAt(n) (e3/N2)
- string の n 番目(0〜)の文字を返す。
- string.charCodeAt(n) (e4/N4)
- string の n 番目(0〜)の文字のコードを返す。
- string.concat(string2) (e4/N4)
- string に string2を連結した物を返す。stringstring2と同義。引数は複数も可。
- string.fixed() (e3/N2)
- <TT>string</TT> を返す。
- string.fontcolor(color) (e3/N2)
- <FONT COLOR=color>string</FONT> を返す。
- string.fontsize(size) (e3/N2)
- <FONT SIZE=size>string</FONT> を返す。
- String.fromCharCode(num1, ..., numN) (e4/N4)
- 文字コード num1, ..., numN で表される文字列を返す。
- string.indexOf(key[,from]) (e3/N2)
- stringのfrom番目(最初が0番目)から後方に検索し、最初にkeyが現れる位置を返す。 見つからない場合は -1 を返す。
- string.italics() (e3/N2)
- <I>string</I> を返す。
- string.lastIndexOf(key[,from]) (e3/N2)
- stringのfrom番目(最初が0番目)から前方に、最初にkeyが現れる位置を返す。 見つからない場合は -1 を返す。
- string.link(name) (e3/N2)
- <A HREF="name">string</A> を返す。
- string.match(regexp) (e4/N4)
- 正規表現 regexp に最初にマッチした部分の文字列を返す。 → RegExp()
if ("ABCDEFG".match(/def/i)) { alert("Match"); }
- string.replace(regexp,newString) (e4/N4)
- stringの内、regexpにマッチする部分をnewStringに置き換えたものを返す。NNのJavaScript1.3ではnewStringの部分に関数を指定できるようになったらしい(未確認)。(→RegExp())
"AB".replace("A", "X"); "AB".replace("(.)(.)", function(str, p1, p2) { return(p2 + p1); });
- string.search(regexp) (e4/N4)
- stringからregexpにマッチする部分の位置を返す。 見つからなければ -1 を返す。 → RegExp()
if ("ABCDEFG".search(/def/i)) { alert("Match"); }
- string.slice(from,to) (e4/N4)
- stringのfrom〜to文字目の文字列を返す。 最初の文字を0文字目とする。 負の値を指定すると後ろから数える。
- string.small() (e3/N2)
- <SMALL>string</SMALL> を返す。
- string.split([sep[,limit]]) (e4/N3)
- stringをsepを区切り文字として分割し、その配列を返す。 limitは配列の個数を制限する。 sepを省略するとstring全体を唯一の要素とする配列を返す。
- string.strike() (e3/N2)
- <STRIKE>string</STRIKE> を返す。
- string.sub() (e3/N2)
- <SUB>string</SUB> を返す。
- string.substr(from[,len]) (e4/N4)
- stringのfrom〜len文字分の文字列を返す。 最初の文字を0文字目とする。 fromに負の値を指定すると後ろから数える。 lenを省略すると残りのすべてを返す。
- string.substring(from,to) (e3/N2)
- stringのfrom〜to-1文字目の文字列を返す。 最初の文字を0文字目とする。
- string.sup() (e3/N2)
- <SUP>string</SUP> を返す。
- string.toLowerCase() (e3/N2)
- stringを小文字に変換した文字列を返す。
- string.toUpperCase() (e3/N2)
- stringを大文字に変換した文字列を返す。