ホームページを公開しよう

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1999年2月21日版

自分のURLを取得しよう

ホームページを公開するには、Webサーバー(HTTPサーバー、または単に サーバー)と呼ばれるコンピュータのハードディスクに、作成したHTMLファイルや画像ファイルをコピーしてやる必要があります。サーバーの利用形態としては次のようなものがあります。

(1)自分でサーバーを用意する場合: ホームページを公開する期間(通常は常時)ネットワークに接続されたマシンがあれば、その上でWebサーバー用のソフトウェアを動かすことで、マシンをサーバーとして利用することができます。Windows NT ServerではIISというサーバー用ソフトがOSに添付されています。Windows 95ではAn httpdというフリーソフト、UNIXではApacheというフリーソフトがオススメです。詳細は「とほほの厳選ツール集(WWWサーバー編)」を参照してください。

(2)身近な人や部署が用意したサーバーを利用する場合: 企業や大学でホームページを公開する場合、誰が身近なところですでにサーバーの管理者が居るかもしれません。

(3)プロバイダが用意したサーバーを利用する場合: プロバイダに加入して自宅などからアクセスしている場合は、この方法が手っ取り早いでしょう。多くのプロバイダがホームページ開設のサービスを有料・無料で行っています。プロバイダのホームページに開設方法や、公開方法が説明されています。

私の場合、BIGLOBE というプロバイダに加入していたので、このプロバイダのオンライン登録で、ホームページ開設の登録を行いました。その結果、次の情報を得ました。(もちろんパスワードは嘘です)これらの情報は大事なので必ず忘れないようにしておきましょう。

URLhttp://www2e.biglobe.ne.jp/~s-hasei/
サーバーwww2e.biglobe.ne.jp
ログイン名s-hasei
パスワードuso-dayon

FTPでサーバーにホームページを転送しよう

サーバーにファイルを転送するには、通常FTPクライアント(File Transfer Protocol Client)と呼ばれるツールを用います。Windows 95にも FTP.EXE というシンプルなツールが標準添付されていますが、その他のツールについては「とほほの厳選ツール集(FTPクライアント編)」を参照してください。

FTPクライアントの使用方法についてはそれぞれのマニュアルを参照してください。次の節で FFFTP というソフトについてのみ、使用方法を簡単に説明しています。

FTPでサーバーにファイルを転送後、ブラウザで http://〜 で始まるURLを指定して、今転送したページを表示することができたら、ホームページの公開は完了です。

FFFTPの使い方

Windows 95で動作するFTPクライアントのフリーソフトとしては、曽田さんが開発された FFFTP がオススメです。FFFTPは http://www2.biglobe.ne.jp/~sota/ から入手可能です。以下の説明は私が持っているバージョン(Ver1.22)に関する説明です。

ダウンロードして解凍後 FFFTP.EXE を起動し、[接続]→[ホスト設定]→[新規追加]で、下記の情報を入力し、[接続]ボタンを押しましょう。

ホスト一覧に表示する名前 適当なタイトル(私は BIGLOBE としました)を入力。
ホスト名(アドレス) サーバー名(私の場合は www2e.biglobe.ne.jp)を入力。
ユーザ名 ログイン名(私の場合は s-hasei)を入力。
パスワード パスワード(私の場合は uso-dayon)を入力。
ローカルの初期フォルダ 作成したHTMLファイルがあるフォルダ(私の場合は C:\HomePage)を入力。
ホストの初期フォルダ サーバー側のフォルダを指定します。私の場合、BIGLOBEの説明の中に「ファイルはすべて public_html というフォルダ(ディレクトリ)の下に置くこと」という説明があったので、この欄には public_html と指定しています。

上記の入力は記憶されているので、次回の起動からは [接続(F)]→[接続(C)...]からタイトルを選んで[接続]ボタンで接続します。

接続できない原因としては、ホスト名(サーバー名)が正確でない、マシンがネットワークに接続されていない、セキュリティ上プロキシを経由させないと外部サーバーに接続できないようになっている、ユーザー名やパスワードが誤っている(大文字・小文字は別の文字として区別されます)などの理由が考えられます。

接続が完了したら、左側のファイル一覧から転送したいファイルを選んで、ツールバーの [↑] (アップロード)ボタンを押しましょう。これで転送は完了です。

ファイル転送の際の注意

ファイルを転送する際にはいくつか注意すべき点があります。

(1)プロバイダの注意書きはよく読む:転送の前に、プロバイダやサーバー管理者の指示書をよく読んでください。ファイルをすべて public_html というディレクトリ(フォルダ)の下に置かなくてはならないなど、いろいろな規則があります。

(2)大文字・小文字に注意する:多くのサーバー(UNIXというOSのサーバー)は、ファイル名の大文字と小文字を別の文字として区別します。例えば、<A HREF="file.html"> としているのに、転送したファイル名が FILE.HTML であれば、リンクは失敗します。

(3)画像はバイナリモード(Rawモード)で転送する:FTPツールには、バイナリモード(MacのFetchの場合はRawモード)とテキスト(アスキー)モードがありますが、画像ファイルを転送する際は必ずバイナリ(Raw)モードで転送する必要があります。HTMLファイルはどちらでも構いません。

(4)キャッシュに注意:転送したファイルをブラウザで確認する際、ブラウザのキャッシュにデータが残っているために表示内容が古いままの場合があります。この場合は[表示]→[最新の情報に更新]や、[表示]→[再描画]などで画面の再読み込みを行ってください。

Yahooなどに登録しよう

ホームページの公開が完了して、そこそこ内容も充実してきたら、Yahoo (http://www.yahoo.co.jp/) などのディレクトリシステムに登録してみましょう。複数のディレクトリシステムに一括して登録してくれるサービスもあります。

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