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記念すべきファーストアルバム。 トクラ(現在音信不通)のリコーダーがさえわたる作品。 オロチ社長のオカルトチックな歌いまわしや、メーテル のファンタスティックな歌詞は聴く者を別世界へといざなう。 メーテルの初レコーディング作品である本作は機材の関係上ひとつのマイクを3人で 囲んで仲良くレコーディングしたタイムマシーンの様なアルバムだ。 |
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幻のセカンドアルバム。
なぜ幻かというとオロチ社長がマスターを紛失したからである。
メンバーはたまたま都合が悪くてレコーディングに参加できなかったトクラ
に替わってレンタル契約したドラマー、コナ・武道とメーテルとオロチ社長の3人。
この作品で勢いがマスマスついて、もう止まらなくなった暴走車かの如く、
聴く者を狂喜と破滅の世界へと引きずり込む。
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トクラが復帰して、4人となった新星メーテルがブッぱなした最高傑作。
収録曲は30曲を超え、その圧倒的パワーは、まさにメーテル地獄絵図そのものといっていい。
ここまで来ると、4人の強烈な個性がぶつかり合い、いっそう磨きがかかったアドリブ演奏は、
まるで打ち合わせでもしたかのように、妙に一体感があり、また爽快感さえおぼえる。
さすがは堕天使達が認めるメーテルの最高傑作だけはある。
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トクラが脱退し、
3人になったメーテルの通産4枚目のアルバム。
このころ3人のマインド
(マイン度とも表記し、オロチレーベルの専門用語で精神的なチカラの値をさす)
は既に最高潮であったため、とにかく楽曲がすばらしい作品
(当然アドリブなのだが)が目立つ。
さらにアドリブの中にも、ある種のパターン
(音楽的ではなくマインド的なモノ)に気付きはじめた時期でもあり、
前作の“サヴァ”よりも明快なアルバムに仕上がっている。
これまた全30曲オーバーの超大作だ。
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メーテル、オロチ社長、コナ・武道の3人が極限までマイン度を下げて挑んだアルバム。
したがって作品のいたるところにヤル気の無さが充満しており、
こっちのヤル気も吸い取られちゃいそうなアルバムだ。
しかし、突然変異のように冴えわたりりまくってる曲が5曲に1曲の確率であったりするので油断は禁物だ。
とくに“草原と裸50人”や、“残尿感”、“音楽教師の腹黒さ”
などメーテルのベストアルバムに収まっているような曲がいきなり始まると、
心臓麻痺を体験することになるぞ!
ちなみに、脱退したはずのトクラがヴォーカルをつとめた曲も収録してある。
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5枚目の“ヘヴン戦争”
まで突っ走ってきたメーテルがしばしのバカンスを終え帰ってきた。
サウンド重視になったのか、ドラムを買ったせいなのか、
帰ってきたメーテルは楽曲が妙にキチッとしていて、
違和感程ではないのだが、なんか圧倒されてしまった。
それに、メーテルがヴォーカルというスタイルが落ち着いてきたせいもあってか、
全体的に非常に聴きやすくなってしまった。
まあ聴きやすいといっても知れてるけど、オロチ社長のギターがなんとなく
レモン・フーリガンっぽくなってきたコトも聴き逃せないポイントだ。
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事実上メーテル最後のアルバムとなってしまった
“聖的イヤガラ性”。その内容は音楽的にみてもマインド的にみても“サヴァ”や“リボン”
の頃とはだいぶサマがわりしたように思える。
それはどういう事かというと、初期のアルバムなどと聴き比べてみればわかるように
「アヤしくてオモシロ可笑しい」っていう印象が、「アヤしくてカッコいい」になってしまっているのである。
そう、ココにメーテルを続ける意味というか、意義みたいなモノをみいだせなくなってしまったのである。
そしてこのアルバムを最後に、もはやコナ・武道が脱退し、2人になったメーテルは静かに活動休止を宣言したのであった。
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第1〜3巻
メンバーさえも知らないレアな名曲から、
メーテル系バンド(メーテルはたまにバンド名さえアドリブで言うので、
ゼンゼン違うクレジットでも実はメーテルのメンバーによる演奏だったりする。
したがってそういうのをまとめてメーテル系バンドとした。)の怪作まで、
ありとあらゆるメーテルを収録した決定版。意外に普通のアルバムより良かったりする。
では、なぜこういった現象が起こるのかというと、
メーテルのアルバムは一日中ぶっとうしで制作されるわけだが、
アルバム制作の最高責任者であるオロチ社長はあまりにもいい作品ができると、
隠しておくという癖があるからだ。
メンバーの方は一日50曲以上も作っているので訳が分からなくなってしまって、
そういった曲があったかどうかなんて、覚えてないのである。
メンバーさえ気になるというメーテル・レアトラック集は全3巻、現在リマスタリング中である。
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誰が何を基準に選らんだのか、
メーテルベストができてしまった。とりあえず初心者向き、いわゆるメーテル入門書だ。
これを聴いて何とも思わなかったなんてヒトがいたらかなりオカシイけど、
好きになったなんてヒトがいたらもっとオカシイぞ!
って演奏してる奴等が一番オカシイに決まってるけど・・・。
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