今さら何だ！SHOW BOAT RECORDのレコードがＣＤで再発されたり、ＢＯＸものがでたり、やっと評価されたのか？全く遅すぎると言うもんだ。世間は気がつくのが遅すぎる。結局、ERIC CLAPTONがUNPLUGGEDでやっていたことは、憂歌団が先にやっていたことが、分かったということだろう。私は小学生のときからのファンだから、２０年は時代を先取りしていたということだ。今頃騒いでも、憂歌団は解散してしまった。まあいいか。やっと認知されたのだから。とにかく、憂歌団は日本一のバンドであり、私のアイドルだ。何回コンサートに行ったか分からない。ぜひ再結成を願う。

*おそうじオバチャン / ひとり暮し (SHOW BOAT 3A-144)

*SECOND HAND, 1976

A ハワイアン・ムード
　まっすぐ歩けない
　心のなやみ
　マディ・ジャンプス・ワン
　俺の村では俺も人気者
　コリナ・コリナ
B お政治オバチャン
　10＄の恋
　たくわん
　どてらい女
　サマータイム
　キ村・ジャンプス・アゲイン

*生聞５９分, 1977

A マディ・ジャンプス・ワン
　イフ・アイ・ディドゥント・ラヴ・ユー
　俺の村では俺も人気者
　10＄の恋
　シカゴ・バウンド
　パチンコ〜ランランブルース
　ステイ・ウィズ・ユー・フォーエバー
B ローリン・アンド・タンブリン
　イン・ジ・イブニング
  おそうじオバチャン
　ひとり暮し
  嫌んなった
　イコマ
  憂歌団のテーマ

　私の人生を変えた一枚。私の音楽のルーツであり、その後Blues、Rock、Jazz、R&B、Funk、Soulとジャンルを広げて音楽を聴いていくきっかけとなった。初めて買ったレコードではなかったけど（ちなみに「泳げたいやき君」）、初めて行ったコンサートは憂歌団だったことは一生の誇りです。タイトルの「生聞」はライブと読む。（実際に、レコードは59分もはない。）確か、ライブ録音は76年だと思ったけど、憂歌団は基本的にずーっとこのいい雰囲気を保ち続け、さらに年とともに深みと暖かみを増していると思う。初めて聴いてぶっ飛んだ「パチンコランランブルース」、そしてこの曲を抜きにして憂歌団を語れない名曲「おそうじオバチャン」、小学生の私には意味が分からなかった「10ドルの恋」、スリリングな「憂歌団のテーマ（嵐を呼ぶ男）」などなど。とにかく、全曲名曲だ。こんないいバンドのこんないいレコードがほとんどの日本人に知られないまま、我々は21世紀を迎えていいのでしょうか？私がもっとも影響を与えられたレコードであるだけでなく、私がもっとも人に影響を与えたレコード（随分Tapeにダビングしてあげたなあ）でもあるところがすごい。Show Boat Record時代のレコードはどれも名作でお勧めですが、Blues好きな人はぜひ聴いてください。

*BLUES, 1978

1.ＰＬＥＡＳＥ　ＦＩＮＤ　ＭＹ　ＢＡＢＹ
2.ＫＥＹ　ＴＯ　ＴＨＥ　ＨＩＧＨＷＡＹ
3.ＩＴ　ＨＵＲＴＳ　ＭＥ　ＴＯＯ
4.ＫＩＮＤ　ＨＥＡＲＴＥＤ　ＷＯＭＡＮ
5.ＫＩＮＧ　ＦＩＳＨ　ＢＬＵＥＳ
6.Ｉ　ＣＡＮ’Ｔ　ＢＥ　ＳＡＴＩＳＦＩＥＤ
7.ＣＡＲＥＬＥＳＳ　ＬＯＶＥ
8.ＰＬＥＡＳＥ　ＦＩＮＤ　ＭＹ　ＢＡＢＹ
9.ＷＡＬＫＩＮ’ＢＬＵＥＳ
10.ＳＨＡＫＥ　ＹＯＵＲ　ＭＯＮＥＹ　ＭＡＫＥＲ
11.ＬＯＯＫ　ＯＮ　ＹＯＮＤＥＲ　ＷＡＬＬ
12.ＲＯＬＬＩＮ’＆ＴＵＭＢＬＩＮ’
13.ＧＯＯＤ　ＭＯＲＮＩＮＧ　ＬＩＴＴＬＥ　ＳＣＨＯＯＬ　ＧＩＲＬ
14.ＴＡＫＥ　Ａ　ＬＩＴＴＬＥ　ＷＡＬＫ　ＷＩＴＨ　ＭＥ

*ROLLING STEADY, 1979

A あたしの彼氏
   あんな女
   カントリーガール
   さめた恋
   Ｂｏｏｇｉｅ　Ｔｏ　Ｔｈｅ　Ｂｏｏ
B 当れ！宝くじ
   それでいいでしょ
   俺らの家へ
   街のほこり
   ケツに火がついた

*夢・憂歌, 1981

A ボニータ
   夢
   ヘビー・スモーカー
   ボクサー
   ＳＬＯＷ　ＴＲＡＩＮ　ＢＬＵＥＳ（ＡＲＯＵＮＤ　Ａ　ＷＥＳＴＥＲＮ　ＷＡＴＥＲ　ＴＡＮＫ）
   ＡＬＬ　ＯＦ　ＭＥ
B 王様
   １６ｔ
   けだるい２人 (TWO SLEEPY PEOPLE)
   スティーリン（ＳＴＥＡＬＩＮ’）
   GOOD NIGHT SWEETHEART

　 SHOW BOAT RECORDS最後のアルバム。このアルバムから、リアルタイムでＬＰを買うようになった。本当によく聞いたアルバムで、大好きです。
ボニータ　いきなりインストで、しかもブルースでない、南国風な曲がオープニングとは面食らった。でも、他には出せないいい味の曲です。
   夢

*リラックス デラックス, 1983
デラックス Side
   Good Time Jive
   渚のボード・ウォーク
   Love In The Jungle
   嘘は罪
   Summer Time Blues
リラックス Side
   I Am On My Way
   恥ずかしい
   いやな女
   If I Had You
   オナカ・イ・タ・イ
   Whisky Mood

*LIVE AT KUBOKODO 1981

DISC 1
 1 嫌んなった
 2 シカゴ・バウンド
 3 10＄の恋
 4 ちょいとそこ行くネエチャン
 5 ALL OF ME
 6 ドツボ節
 7 はんか街のはんぱ女
 8 ROLLIN' & TUMBLIN'
 9 SLOW TRAIN BLUES (AROUND A WESTERN WATER TANK)
10 カントリーガール
11 けだるい２人 (TWO SLEEPY PEOPLE)
12 おそうじオバチャン
13 パチンコ〜ランランブルース
14 １６ｔ
15 王様
16 あたしの彼氏
DISC 2
 1 夢
 2 GOOD NIGHT SWEETHEART
 3 ヘビー・スモーカー
 4 スティーリン
 5 君といつまでも（STAY WITH YOU FOREVER）
 6 WHOO BABY
 7 ボクサー
 8 CALL IT STORMY MONDAY
 9 当れ！宝くじ
10 金持ちのオッサン(コジキ・ブルース)
11 FINE & MELLOW

　これは、ありがたいＣＤだ。私は、子供ながら、このころのライブを何回か見ているので、とても懐かしい。 アルバム夢・憂歌が出た後のライブ。 生聞５９分よりは、オリジナルのレパートリーが増え、演奏もさらにうまくなっている。
DISC 1
11 けだるい２人 (TWO SLEEPY PEOPLE) この曲を聴くと十代前半のころを思い出す（歌詞の内容とは全く関係ないが…）。ないようはけだるくない、美しいバラードです。
14 １６ｔ 子供の頃この曲の意味は全く分からなかった。今でも結局分かっていない。改めて聞き直してみると、 本当にすばらしい歌と演奏であることが分かる。特に勘太郎のギターが超絶である。人間国宝にしてほしいです。
DISC 2
 6 WHOO BABY　シングルのＢ面のみでアルバム未収録曲。実にかっこいい曲。
 8 CALL IT STORMY MONDAY サックスの人のブチ切れ具合がすごいスタンダードブルースナンバー。

*BEST OF UKADAN LIVE, LIVE AT THEATER APPLE 24TH MAY 1986
 渚のボード・ワォーク
 ALL OF ME
 MIDNIGHT DRINKER
 嘘は罪
 ザ・エン歌
 あたしの彼氏
 ドロボー
 嫌んなった
 パチンコ組曲
 ＳＴＥＡＬＩＮ’
 シカゴ・バウンド
 

*YOU'RE MY ANGEL / 夢の印度(FOR LIFE 7K-245)

*大阪ビッグ・リバー・ブルース / オンリー・ロンリー・ジャマイカ (FOR LIFE 7K-296)

*木村くんと有山くん, 1998
　
 1 あなたも私もブルースが好き
 2 陽よ　昇れ (LET IT SHINE ON)
 3 オッチロリン
 4 秋の空
 5 君の瞳
 6 LA-CANA
 7 ビビッテ・バビッテ・ブー
 8 過ぎたるは及ばざるがごとし
 9 星に願いを

 １９９９年２月１４日、木村くんと有山くんは岐阜の小さなバーでライブをやった。我々夫婦は一番前に陣取った（本人たちから２〜３メートルぐらい）。憂歌団とサウス・トゥ・サウスの融合。最高のライブだった。二人のノリもよく、客も楽しんでいた。木村くんはやっぱり歌がうまい。有山くんはギターがめちゃくちゃうまい。それにしても、ステージの横がトイレで、何人かの客がトイレに行くたびに目立ってしまい、恥ずかしい思いをしていた。