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I would like to introduce the live albums I like. There
are tons of good live albums. Some comments are made in Japanese.
私のお気に入りのライブアルバムを紹介します。
JAMES BROWN / Live in Dallas - Say
it live and loud
ついに恐ろしい絶頂期の未発表ライブが出てしまいました。1968年8月26日のテキサス州ダラスでのライブ、30周年記念ということです。とにかくすごいです。血管が切れそうというか、鳥肌が立つというか、cold
sweat状態です。JBもバンドも観客も乗りまくりで、このころ毎日こんなテンションでライブをやっていたのだろうか。MaceoのMCによるイントロダクション、1曲目はIf
I Ruled The World(好きだなあこの曲!)。このアルバムのメインである、Say
It Loud I'm Black And I'm Proud、これは客の声も聞こえます。数曲後、いったんJBは下がって、バンドによるインスト3曲。そして、Star
Time!、12分のCold Sweat、Try Me、I Got The Feeling、Please Please Please、とにかく全部すごい。Finaleは、既にやった曲のReprise。突然曲が変わるところに、100以上あるといわれるJBのサインにおびえるバンドのメンバーの姿が想像されます。なんと、最後にはMaceoによるプログラムの宣伝。(ほしいなあ。)
どうしてこんなすごいものがお蔵入りになっていたか?そりゃまあ、既に何枚ものライブアルバムをだしているJBだからしょうがないでしょう。未発表音源はもっとあるはずだから、この際シリーズ化してください。未発表ライブといっても正確には3曲が既発。
その3曲が前から気になっていた、Tighten Up(From Soul Pride)、There Was
A Time (From Star Time)、Licking Stick - Licking Stick (From
Foundations Of Funk)。なるほど、どれもテンション高いと思ったら同日のライブだったんですね。とにかく買いの1枚。
憂歌団 / 生聞59分 (YUKADAN / LIVE 59 MINUTES)
私の人生を変えた一枚。私の音楽のルーツであり、その後Blues、Rock、Jazz、R&B、Funk、Soulとジャンルを広げて音楽を聴いていくきっかけとなった。初めて買ったレコードではなかったけど(ちなみに「泳げたいやき君」)、初めて行ったコンサートは憂歌団だったことは一生の誇りです。タイトルの「生聞」はライブと読む。(実際に、レコードは59分もはない。)確か、ライブ録音は76年だと思ったけど、憂歌団は基本的にずーっとこのいい雰囲気を保ち続け、さらに年とともに深みと暖かみを増していると思う。初めて聴いてぶっ飛んだ「パチンコランランブルース」、そしてこの曲を抜きにして憂歌団を語れない名曲「おそうじオバチャン」、小学生の私には意味が分からなかった「10ドルの恋」、スリリングな「憂歌団のテーマ(嵐を呼ぶ男)」などなど。とにかく、全曲名曲だ。こんないいバンドのこんないいレコードがほとんどの日本人に知られないまま、我々は21世紀を迎えていいのでしょうか?私がもっとも影響を与えられたレコードであるだけでなく、私がもっとも人に影響を与えたレコード(随分Tapeにダビングしてあげたなあ)でもあるところがすごい。Show
Boat Record時代のレコードはどれも名作でお勧めですが、Blues好きな人はぜひ聴いてください。
IKE & TINA TURNER / "WHAT YOU HEAR IS WHAT YOU
GET" LIVE AT CARNEGIE HALL(UA UAS9953)
Ike & Tinaの絶頂期のLiveを捕らえた、多分Ike & Tinaのアルバムでは最高の一枚でしょう。こんなすごいライブ目の前で見たら気絶するよきっと。私は随分前にアナログで買いました。下北沢のFlashでHonky
Tonk Womenがかかっていて、店長に聞きに行ってしまった。LPは豪華見開き写真付きという感じでいい雰囲気。内容は、Ike
& Tinaのえげつなさというか、これがまさにブラックエンターテイメントの最高峰です。おなじみ”ローリン、ローリン”のProud
Maryもさんざん長いことやってて、当時の勢いが感じられる。TinaはThe Hardest
Working Woman in Show Businessの名に恥じない働きぶり。Ikeも殺人ギターというかほんとえぐいです。Ike
& Tinaで、まずお勧めしたい作品です。
PARLIAMENT LIVE P.FUNK EARTH TOUR(CASABLANCA
NBLP7053)1977
PARLIAMENTの絶頂期を捉えた、これ以上のライブはないだろうという最高傑作ライブ。メンバーもこのころが最高で、文句の付けようがありません。ジェローム・ブレイリーのすっとこどっこいドラムも最高。バーニー・ウォレルの脳味噌をかき回すキーボードも素晴らしい。そして、なんといってもハイライトは、各人のソロが切れるDR.FUNKENSTEINでしょう。ヒット曲の連続で満足できる1枚。ただし、曲によっては疑似ライブのように聞こえるものがあるがどうか。
CDには収録時間の関係でFANTASY IS REALITYがカットされているのは判断ミスだ(2枚組CDにして、未発表ライブ・テイクでも入れてくれればいいのに)。本当にすばらしいバラードなので、この1曲のためにアナログを買うか、2枚組のベスト盤を買うしかないでしょう。
上田正樹とSOUTH TO SOUTH / 「この熱い魂を伝えたいんや ライブ」 (徳間音工 1975年 12月LP)
LIVE RECORDING AT ASHIYA LUNA HALL ON SEPTEMBER 1975
おもて
OPENING - SOUTH TO SOUTH
OOO POO PAH DOO
最終電車
こわれたコーヒーカップ
LOVE ME TENDER
うら
ブレイク・ダウン
むかでの錦三
わが心のジョージア
I CAN'T TURN YOU LOOSE
これまた、超傑作、超かっこいい、日本のファンキーソウルの代表的ライブアルバムだ。前作のブルース路線とは変わり、ソウルバンドとして人気絶頂の頃のライブだ。日本のOTIS REDDINGあるいは RUFUS THOMAS、キー坊こと上田正樹のかっこよさは、ただものではない。バンドもめちゃくちゃうまい。SOUTH
TO SOUTHの演奏があまりにすごいので、他の出演バンドが嫌がったという話をきいたことがあるが、確かにこんなものをやられてしまっては、たまらんだろう。普段着姿(全員ジーパン!)のジャケット写真がいかにも貧乏くさいが、そこがまたファンキー。LOVE
ME TENDERを歌うクンチョウは、本当にかっこいい。高校生だった私は、このアルバムから多大なる影響を受けた。