In The Air

Released:2005 Label:tsunamic music No.:TNM-004 Format:1CDR Quality:A(AUD)

1. Fuckin' In The Bushes 2. Turn Up The Sun 3. Lyla 4. Bring It On Down 5. Morning Glory 6. Cigarettes & Alcohol 7. The Importance Of Being Idle 8. A Bell Will Ring 9. Live Forever 10. The Meaning Of Soul 11. Mucky Fingers 12. Champagne Supernova 13. Rock 'N' Roll Star 14. Wonderwall 15. Don't Look Back In Anger 16. My Generation "Summer Sonic Eve" Nagoya Harbor Open Air Park, Nagoya, Japan 08/11/2005

Summer Sonic Eve、名古屋公演をオーディエンス録音で完全収録。 曲が全てが終ったあとの「え〜以上を持ちまして…」というプロモーターのアナウンスまで入っていて、実際に行った人にとっては記念の１枚になるんじゃないかなと思います。 音質も野外のオーディエンス録音としてはかなりクリアで安定した良好な音質で、演奏とボーカルのバランスもよく聞きやすいです。 しかし、録音した場所が盛り上がっていたブロックではないせいか、歓声がほとんど聞こえず臨場感はあまりないのが残念。 また、会場の周囲に遮るものが何もないため、反響がなく全ての音が抜けたような感じがするのは否めません （OPEN AIR PARKというこの会場は、文字通りただっ広い芝生の公園の真ん中にステージを設置しただけの会場です）。 ただそうは言っても、ボーカルの引っ込んだサウンドボードよりはよっぽど聞きやすいと思います。 次に内容に移りますが、この日のFuckin' In The Bushesは冒頭のThis Is Not A Drillがカットされていて、いきなりドラムのイントロからはじまり大歓声があがります。 メンバーも来日を楽しみにしていたらしく、ステージに登場するなり「Long time no see! Long time no see! Long time!」とリアムが嬉しそうに言ってたのが印象的 （何を言ってるのが理解できてないオーディエンスの方が大半でしたが）。 この日のライブは実に３年ぶりの来日公演で、これがその初日（しかも野外でのフェス）ですが リアムの調子は初日とは思えないほどよく、演奏にもまとまりが感じられ個人的には大好きです（他方、やはり体調が悪いのか口数が少なかったノエルは対照的でしたが）。 Lylaでタイミングを外したり、A Bell Will Ringでは歌詞を間違えたりはしたものの、何と言っても勢いがあり気合の入ったパフォーマンスを聞かせてくれます。 LylaはPAの関係かジェイのピアノが大きめで、オフィシャルのような感じで個人的にはとてもお気に入り。 また、MCでもMorning Gloryで「This one's for KASABIAN.」と言ってオーディエンスを沸かせたり、 Wonderwallで「This one's for the all little ladies, Japanese ladies.」と言ってみたり （幸いこの日は黄色い歓声がほとんどで野郎の反応はほとんどなし）非常に機嫌のいいところを見せてくれます。 この日はちょうどアンディの誕生日で、A Bell Will Ringの前でタイトルに引っ掛けてリアムの「Happy birthday, Andy Bell!」というMCが聞かれますが、 実はこのとき最前ブロックの最前列にいたファンが「♪Happy birthday to you」を歌い（このブートでもかすかに聞き取れます）、当の本人は照れ笑い。 Don' Look Back In Angerではあまり盛り上がっていないオーディエンスを見てか、残念ながら全てノエルが歌ってしまいました。 ただ、僕の周りのオーディエンスも含めみんな歌ってたのをノエルが見てその後の大阪や幕張につながったのは考えすぎでしょうかね？ そして、オーラスのMy Generationはアンディのベースが今まで聴いたことのないような独特の音（悪く言えばペンペンの音）になってましたが、 リアムもなんとか最後まで踏ん張り、ラストのジャムも聞き応え十分。そして、オーディエンスの拍手もむなしく公演は終了。 総合的に見て、オーディエンスのノリがほとんど感じられないブートではありますが、その分演奏に集中して聞きたい方にはぜひオススメしたいブートですね。