gleaning of soul



Released:2005
Label:tsunamic music
No.:TNM-014/015
Format:2CDR
Quality:A-(AUD)
Disc 1
1. Fuckin' In The Bushes
2. Turn Up The Sun
3. Lyla
4. Bring It On Down
5. Morning Glory
6. Cigarettes & Alcohol
7. The Importance Of Being Idle
8. The Masterplan
9. Songbird
10. A Bell Will Ring
11. Acquiesce
12. Live Forever
13. Mucky Fingers
14. Wonderwall
15. Champagne Supernova

Disc 2
1. Rock 'N' Roll Star
2. Guess God Thinks I'm Abel
3. The Meaning Of Soul
4. Don't Look Back In Anger
5. My Generation/Let It Be (BGM)

Yoyogi Taiikukan, Tokyo, Japan 11/21/2005

東京公演、最終日をオーディエンス録音で完全収録。 この日は、New TattooレーベルからLIVE AT YOYOGI DAIICHI TAIKUKAN ON 21ST NOVEMBER 2005というブートも出ていますが、このブートはそれとは別音源で、音質面では明らかに劣っています。 音そのものは安定したオーディエンス録音なのですが、収録場所の問題か全ての音が遠くに感じられ、奥のほうでバンドが演奏しているような篭った音になってしまってます。 周囲の歓声が小さく臨場感に乏しいのに加え、音量が小さく全体的に迫力がない気がします。 また、終演後のLet It Beはイントロですぐにフェイドアウトしてしまい、余韻を楽しめないのもマイナスポイントでしょう。 さて内容ですが、夏のフェスからは曲数がかなり増えた豪華なセットリスト。 来日公演の4日間でオーディエンスの反応はこの日が一番よいと言われてますし、また演奏もうまくまとめた感じ。 ただ、20日のみ演奏したTalk TonightとThe Masterplanのどちらをとるかという問題(?)もあるので、どの日がいいかは好みの問題かもしれないですが。 さすがに最終日とあってリアムの喉の調子はそれほどよくありません。 特にサマソニで来日した時と比べると声に伸びがなく、序盤から歌詞の最後を吐き捨てるような悪い癖も出てます。 こういうときは普段なら尻すぼみに悪くなっていくところですが、Cigarettes And Alcoholで「But all I need are cigarettes & Tokyo!!!」と叫んだりと、非常に気合の入ったボーカルを聞かせてくれます。 また、個人的にA Bell Will RingやSongbirdでのリアムのパフォーマンスは素晴らしいの一言ですね。 それと、Cigarettes〜でのザックのドラムなど、ザックのプレイスタイルにも少し変化があり、個人的にはすごくこなれてきた感じで好きですね。 また、ノエルも来日時の雑誌のインタビューで「体調がよくない」と語っていたとおり、慣れてきたはずのThe Importance〜もちょっと辛そうな感じがします。 そして、Talk TonightかThe Masterplanかどちらかを期待するオーディエンスの沈黙のあと、あのイントロが流れるところはさすがにため息が出るような瞬間です。 アレンジはノエルのアコギにバンド演奏という、ほぼオリジナル通りのアレンジで個人的にはとても好きです。 Songbirdでは大きな手拍子も聞こえ、とてもホットな感じでいい雰囲気。 Live Foreverではリアムが「Nice people!」というところからも、この日の雰囲気のよさが伝わってきます。 そして、アンコールは幻想的な雰囲気のGuess God〜からThe Meaning〜へ続き、Don't Look Back In Angerは(サマソニを除けば)これまでで一番オーディエンスの合唱が大きかった気がします。 このブートだとあまり合唱は聞こえないんですが、実際にはノエルのボーカルが小さくなったところでは特に合唱が聞こえてました。 ラストのMy Generationはもうどうにでもなれ!という感じで、ライブは終了します。 全体的には、リアムの喉がいまいちですがそれを考えても充実した内容で、ジャケットも表裏ともオフィシャルを模した凝った作りで、“デザインだけ”はとてもいいブートと言えると思います。 これであとは音質さえければ文句なしの名盤となりえたのですが、値段が安めに設定されているのはありがたいかもしれません(まさか値段に比例して音が悪い、ということはないと思いますけどね)。 ただ、音質面では間違いなくNew Tattooの方がいいと思います。