album
これまでにoasisが発表したアルバムについての管理人の超主観的なレビューを加えて紹介しています。
ですので間違い等があってもはご容赦を。


Definitely Maybe
1. Rock'n' Roll Star
2. Shakermaker
3. Live Forever
4. Cloudburst (*)
5. Up In The Sky
6. Sad Song (*)
7. Columbia
8. Supersonic
9. Bring It On Down
10.Cigarettes & Alcohol
11.Digsy's Dinner
12.Slide Away
13.Married With Children
(*)Japanese Only

oasisの記念すべき1st album。
94年にリリースされ、デビューアルバムながらチャート1位に輝き、リリース後1年以上20位以内に留まり続けた。

楽曲・歌詞ともにオアシスらしさを全面に押し出し、アルバム1曲目にRock'n' Roll Starを持ってくる辺りが、デビュー当時のオアシスのモチベーションの高さと突っ走る若さが伝わってくる。
また、リアムのボーカルに注目すると現在に比べて声も若いことがよく分かる。
シングル曲のSupersonicShakermakerLive Forever
Cigarettes & Alcoholを含んでおり、シンプルながらドラムの力強い楽曲が印象的で、まさにオアシス節の原点といえる。
今なおライブでこれらの曲は欠かせないものだ。

2ndに比べるとオアシス入門編とまでは言えないが、オアシスを歴史から知ろうとするならば、まずこのアルバムから順番に聞いていくべきだろう。


(What's The Story)Morning Glory?
1. Hello
2. Roll With It
3. Wonderwall
4. Don't Look Back In Anger
5. Hey Now!
6.
7. Some Might Say
8. Cast No Shadow
9. She's Electric
10.Morning Glory
11.
12.Champagne Supernova

95年リリースの2nd album
オアシスを知る人ならば誰もが絶賛するほどの「名盤」である。
特にWonderwallDon't Look Back In Angerなどはオアシスの数ある楽曲の中でも抜群の人気を持つ。
その2曲が連続で収録されている点が、このアルバム最大の見せ場あり、贅沢な点だ。
オアシス入門にはこのアルバムが一番だろう。

また、収録曲には様々なエピソードなどがあり、そういった点からもこのアルバムに対する注目どの高さもうかがえる。
Wonderwallはノエルが元妻のメグのために作った曲。
しかし、メグと離婚してしまったノエルは「今後Wonderwallは歌うことはない」と明言している。(これはファンにとっては非常に残念である。)
Don't Look Back In Angerはノエルがボーカルを取ることに味をしめた1曲。ライブのときには必ず大合唱となる名バラード曲。
Some Might Sayは2nd albumの1st singleとして発売されたが、B面に収録されたAcquiesceをシングルにすべきだったという意見が多かったそうだ。
Cast No ShadowはノエルがB面のつもりで作ったら上手い具合にこの曲が出来たとの事。当時スランプだったリチャードアシュクロフトに捧げた曲というエピソードもある。
She's Electricは個人的にかなり好きなほうに分類されるのだが、他の曲が優れすぎているせいか、あまりこの曲を好きだという人を聞かないのがやや残念である。
Morning Gloryはこのアルバムで最もハードで疾走感を感じさせるなロックナンバーで、オアシスはロックバンドであることを感じさせる。(このプロモーションビデオは、オアシスがマンションの一室でこの曲をがなりちらし苦情がくるというなかなか面白い)
そして最後のChampagne Supernovaはオアシスの大曲とでも言うべきか、7分以上にもなる壮大な曲。これを歌うときリアムはトランス状態になるという。

Hey Now!以外であればすべてシングルカット出来ると言われるこのアルバム、音楽好きとしてこれを聴かないのは愚かである!


Be Here Now

1. D'You Know What I Mean?
2. My Big Mouth
3. Magic Pie
4. Stand By Me
5. I Hope, I Think, I Know
6. The Girl In The Dirty Shirt
7. Fade In-Out
8. Don't Go Away
9. Be Here Now
10.All Around The World
11.It's Gettin' Better (Man!!)
12.All Around The World (Reprise)

97年リリースの3rd album
前作、世界的な成功を収めた事もあって、世界が注目したオアシスの三枚目のアルバム。
全体的に曲が長く重厚なサウンドに仕上がっており、アルバム全体で70分ほどある大作。
だが、なぜかノエル自身は後にこのアルバムは失敗作としている。しかし批評する声もある一方で、D'You Know What I Mean?Stand By MeDon't Go AwayAll Around The World I Hope, I Think, I Knowなどの曲が人気があることも事実である。

日本においてもこのアルバムは注目され、来日公演にはチケットが入手困難となった。
この来日時、ノエルがビートルズと同じホテルに泊まりたいとリクエストした有名なのは話。
また、発売日はビートルズが最後にアビーロードにそろってスタジオ収録をした8月21日にちなんで決められたとか。こういった点からもいかに彼らがビートルズを愛し、ビートルズになりたがっているところが感じられる。

アルバムの構成としては、1曲目に飛行機(?)から降りてきて、最後に飛行機に乗って帰る、といった情景が効果音から想像できるようになっている。
アルバムタイトルBe Here Nowの名称の由来は、All Around The Worldはセカンドアルバム以前から考えていた曲らしく、そのときはChampagne Supernovaがアルバム最後のトリを務めたので、All Around The Worldは今はまだ取っておこう(Be Here Now)ということで名づけられたとか。(らしいです。本当かな?)
それだけ思いがあってか、アルバム最後を締めくくるAll Around The Worldは10分以上にわたるオアシス史上最長の曲。

前作に比べ「みんなの歌」っぽさはなくなったものの、そのサウンドから彼らがロックンロールがしたいんだと言う姿勢が伝わってくるアルバムである。


Standing On The Shoulder Of Giants
1. Fuckin' In The Bushes
2. Go Let It Out!
3. Who Feels Love?
4. Put Yer Money Where Yer Mouth Is
5. Little James
6. Gas Panic!
7. Where Did It All Go Wrong?
8. Sunday Morning Call
9. I Can See A Liar
10.Roll It Over
11.Let's All Make Believe (*)
(*)Japanese Only


2000年リリースの4th album
前作から待つ事約2年半。ようやく発表されたアルバムはこれまでのオアシスとは大きく違った内容である。
始めの2曲ではFuckin' In The BushesGo Let It Out!はアップテンポな曲だが、それ以降の曲は今までにないような暗くサイケデリックな感じがする曲が多い。
また、初のリアム作曲のLittle Jamesや、オアシスのロゴの変更など新しい試みが加えられている。
全体的に暗く思い感じが強く、Go Let It Out!以外で代表曲ともいえる曲がないためか、オアシス初心者には受けが良くないようだが、Gas Panic!や日本版ボーナストラックのLet's All Make Believeなどは聴けば聴くほど味の出る曲ではないだろうか。
ノエル自身は前回とは変わって今回の出来に関してはとても満足しているらしい。

前作の失敗?を教訓に新しいことに挑戦しようというノエルの意地が感じられる。こういったアルバムもオアシスにとって必要なのかもしれない。


The Masterplan
1. Acquiesce
2. Underneath The Sky
3. Talk Tonight
4. Going Nowhere
5. Fade Away
6. The Swamp Song
7. I Am The Walrus (Live)
8. Listen Up
9. Rockin' Chair
10.Half The World Away
11.(It's Good) To Be Free
12.Stay Young
13.Headshrinker
14.The Masterplan

98年リリースのB-side album
これぞオアシスのB面の質の高さだからこそ出来るアルバムと言って良いだろう。

アルバム収録曲AcquiesceRockin' ChairはA面にするかどうか迷ったほどである。
Rockin' Chairはリアムのボーカルが冴える名曲。そのメロディーの美しさはオアシスの曲の中でも随一である。
Talk Tonightはノエルは気に入っているがリアムはかなり嫌いな曲らしい。(兄弟喧嘩でツアーを抜けて後作った曲)
Listen UpSupersonicLive foreverとイントロが似ているとの事でB面となったが、これも個人的にはかなり上位に入るくらいのお気に入りの曲。
Headshrinkerは今までのオアシスの曲の中でおそらくもっともアップテンポでロックな曲だろう。リアムのシャウトが文句なしでかっこいい。
そして、アルバムタイトルにもなったThe Masterplanはノエルが今までの曲で最高の完成度だと言ってる。

この選曲はインターネットによる投票で行われたとの事だが、Round Are WayCum On Feel The Noizeなどの人気曲が入ってない点でも、投票順になっているかどうかは怪しいものである。
実際、The Swamp Songは収録に反対されたがノエルの一存で決定したとか、Stay Youngはリアムが何故入れないんだよ!とノエルに講義してようやく入った曲らしい(笑)

とにかく、このアルバムはB面集とはいえ侮れない、オアシスの実力を示すには十分な一枚である。



Familiar To Millions

DISC 1
1. Fuckin' In The Bushes
2. Go Let It Out!
3. Who Feels Love?
4. Supersonic
5. Shakrmaker
6. Acquiesce
7. Step Out
8. Gas Panic!
9. Roll With It
10.Stand By Me



DISC 2
1. Wonderwall
2. Cigarettes & Alcohol
3. Don't Look Back In Anger
4. Live Forever
5. Hey Hey, My My
6. Champagne Supernova
7. Rock'n' Roll Star
8. Helter Skelter


オアシス初のライブアルバム。昨年のイギリス・ウェンブリースタジアムで収録されたものである。

全18曲はほぼベストアルバム並みの内容になっており、最後はビートルズのカバー曲Helter Skelterでしめている。
このライブが行われた当時、ギャラガー兄弟の仲は悪く、ノエルがヨーロッパツアーから脱退してからの事だった。
そのため、このアルバムは解散前のベストアルバムなのでは噂された。
しかし、その心配をよそにこのライブでは成功を収め、今では兄弟の不仲も戻り、バンドは現在は健康な状態にある。
オアシスのライブ音源はブートレッグでたくさんあるが、ファンとしてはこれも聴くべき一枚である
なお、このライブを収めたDVDとビデオも発売されている。


Heathen Chemistry
1. The Hindu Times
2. Force Of Nature
3. Hung In A Bad Place
4. Stop Crying Your Heart Out
5. Song Bird
6. Little By Little
7. A Quick Peep (Instrumental)
8. Probably All In My Mind
9. She Is Love
10. Born On A Different Cloud
11. Better Man
12. You've Got The Heart Of A Star (*1)
13. (Instrumental) (*2)

(*1) 日本盤ボーナス・トラック
(*2) 隠しトラック

2002年リリースの5th album
アンディ、ゲムを迎えた新生オアシスの再出発ともいえるオリジナルアルバム。
前作Standing On The Shoulder Of Giantsで見せたサイケデリックな世界とはまったく変わり、初期のオアシスの曲のようにシンプルでわかりやすい”みんなの唄”っぽさが戻ってきたといえる内容だ。
アルバム全体を通して、捨て曲がない、アルバム全体の流れが良い、といった点が感じられることだろう。

このアルバムを語る上で省くことが出来ない事として、従来のアルバムと違いソングライティングにノエル以外のメンバーが加わったということが第一にあげられる。
ゲムはHung In A Bad Placeを、アンディはA Quick Peep (Instrumental)を提供しそれぞれにオアシスファンを裏切ることないオアシス節を作ってくれた。
リアムに関しては、Song BirdBorn On A Different CloudBetter Manの特色のある三曲を提供した。
キャラクターとは裏腹に爽やかなボーカルを聴かせてくれるSong Birdや、リアムが尊敬してやまないジョンレノンを彷彿させるBorn On A Different Cloudなど、リアムがソングライティングの腕を上げたことを感じさせてくれる。
そして、オアシスのメインソングライターのノエルもThe Hindu TimesStop Crying Your Heart OutLittle By Littleなどでこれがオアシスだと言わんばかりにオアシス節を聴かせてくれる。これらは本アルバムの代表曲と言えるだろう。
さらにノエルは今回のアルバムで2、6、9、12でボーカルを取っており、収録曲数は減ってもはノエルの存在感は依然として大きい。(リアム派には寂しい気もするが・・・)

ノエル自身が今までのアルバムの中で2番目にいい(1番はDefinitely Maybe)と評価するこのアルバムだが、あなたは何番目に評価するだろうか?
どのアルバムをオアシスの基準にするかによって、このアルバムの評価は変わってくることだろう。