free talk
-No.4-
今さらフジロック体験記
その2
(オアシス編)
次なるアーティストは
我らのオアシス
!
さすが大トリだけあって演奏前からものすごい人と熱気が。
そしてどこからともなく発生する
「オアシス!チャチャチャ!」
誰だよ、こんなコール言ってる奴…。バレーの試合じゃねーよー。そう思いながらも一緒に大声で叫んでいる俺。
やはりオアシスのことなら自分を捨てれるらしい。
そしてそして、待ってました〜、ついにオアシスが始まる!!!!
Fuckin' In The Bushes
の演奏が始まると同時に会場は大パニック!
押すな、押すな!これはマジでヤバイんじゃ!?その瞬間、明石海峡花火大会で起きた事故が頭をよぎってしまった。
うわ、これはライブどころじゃねえ!このまま事故が起きてしまったら中止になっちまうんじゃねえのか〜!
うう、苦しい・・・・・・・!!!!
と、その時大歓声があがる!!!
我らのカリスマロックスター、
リアム
様登場!!!
なぁーんてかっこいいんだぁ〜!!!!!!!リアムってヤツはかっこよすぎる!!!!!
もちろん全員かっこいーい!!!!ノエルもゲムもアンディもアランもー!!
間近でみる生リアムは
神のように見えた。
おそらくこの瞬間の興奮と感動は俺の人生の中でもトップ10に入るだろう。
この時すでに体力と尿意、周りの圧力は限界に来ていたのだが、オアシスはそれさえも忘れさせてくれた。
Go Let It Out!
の演奏が始まった!
しかーし、演奏が始まったはいいが、人の波に飲み込まれたまま、ろくに見る事も聞くことも出来ないじゃないか!
そのままなんとか踏ん張りながらも叫び歌ったがこれじゃ体がもたねえ!そう思ってやや後方へ緊急避難する事に。
半分キレながら人をかきわけて数メートル移動。ふぅ、ここなら良く見えるし、良く歌える、と言う事で再びオアシスに集中。
Who Feels Love?
これは去年の来日の順番と同じじゃないか、と少し心配しつつもじっくりと聞き入る。
う〜ん、Who Feels Love?ってライブだとかっこいい…。
そして次はなんと
Columbia
まさか今になってこんな曲が聴けるとは!
以前ブートで聞いてから聴きたかった曲の一つという事で感激、感激。やっぱり今日のセットリストは特別なんだな、と期待は膨らむ。
さらに続いて
Morning Glory
この曲のイントロのギターのうねりがたまらんのだ!もう、この時点で俺の体はアドレナリン分泌しまくり。
さらに追い討ちをかける様に
Supersonic
おいおい、俺の狂った脳から煙が出そうだぜ!
勘弁してくれリアム、お前はいるだけでも最高なのにSupersonic聴かせて俺をどうする気だぁ!?
俺の気分の高まり、狂喜は加速するばかり。大声張り上げて一緒に歌っちまえ!
そして
Fade Away
Columbia同様これも嬉しい一曲だ。今日のリアムはノッてるぜー!
歌い終わったあとに拍手もしてるし。
まってました定番
Acquiesce
これには周囲の喜びの反応も著しいものがあった。やっとノエルが歌う!
この曲を聴くと、いつまでもギャラガー兄弟仲良くやって欲しいと思うんだなー。
続く
Gas Panic!
でやっと一息。
サイケデリックなサウンドにしばしゆっくりと聴き惚れる。ここでやっとゲムやアンディーのプレイに注目。それにしてもアンディーはかっこいい…!
しかし、これは本当に短い一息であった。
Gas Panic!のギターを引っ張って、引っ張ってどうするつもりだ?ノエルよ。
散々引っ張ったギターが静かになったその一瞬息を飲んだ。
「ダッダッダッダラ〜ラ〜ラララ〜…」
そう、次はあの曲、ライブでは必要不可欠なあの曲。
Cigarettes & Alcohol
だぁ!
「イッツ マ〜イ イマ〜ジネイショ〜ン!」
俺はこの曲のノリが一番好きなのだ!
今年一番のハイテンションはこの瞬間といって間違いない。
誰が見ていようが構うものか!もはや俺は俺自身でさえ知らないほどの狂い様だったはず。
しかし、周りのノリもかなりのもの。より一層、血が熱くなる!負けてられるか、オアシスを愛する気持ちなら誰にも負けねぇぞコンチクショー!
そして、
興奮のあまって失神
しかけるという経験を初めて体験する。
恐るべしCigarettes & Alcohol。その名のとおり刺激的だが止められない。
俺の雄叫びが鳴り止まぬうちに次なる曲はノエル兄ちゃんの
Step Out!
ノエル派にはたまらない一曲であったはず。もちろんノエル派でなくともうれいい一曲だ。
ノエルのアップテンポな曲ならこの曲が一番いい。
そして
Slide Away
が始まった。
これまた、ブートで聞いて以来聴いてみたかった一曲。
曲後半のリアムが「スライダウェーイ、スライダウェーイ…」と繰り返し叫ぶところに感動。リアムのこういうシャウトに魅力を感じるのだ。
そうだ、ネブワースのブートではSlide Away最後、兄弟そろって
「ファッファア〜!!」
と叫ぶかっこいいシーンがあるのだ。
そのタイミングを見計らって俺はノリノリで「ファッファア〜!!」と叫んだが、
リアム、ノエルはもちろん観衆も一人としても叫ばず。
所詮これはマイブームに過ぎなかったのだ知りとかなり寂しかった。(アレがかっこいいのになあ〜。)
そろそろライブの終盤を感じさせるような
Champagne Supernova
が
この曲もイントロから大歓声が起き、人気の曲である事を改めて実感。
リアムはこの曲を歌うときにはトランス状態になると雑誌インタビューで言ってたので、そんなリアムを観察しつつChampagne Supernovaに聴き惚れる。
結局トランス状態になったのは自分
ということだけに気づいて終了。リアムはどうだったのだろう?7分ほどの長い曲もあっという間に過ぎてしまった。
じっくり聞かせて心を満たされたと思いきや、次ぎはあのイマジンのピアノが!
Don't Look Back In Anger
だ!
おそらくこの曲が一番歓声が大きく大合唱になったのではないだろうか。この日本においてもみんなの歌として定着した歌Don't Look Back In Angerの大合唱は苗場中に響き渡ったはず。
周囲には泣きに入っている人もちらほらいた。この曲のもつパワーの大きさを実感。
しかし、ここら辺になってくると正直いって記憶が薄いのだ。
興奮のあまり俺の頭はまるで
ストリーミング再生のように
その映像の記憶が残らなくなってしまったのだ。ひじょーにもったいない。
続く名曲
Live Forever
に関しても実はそうなのだ。
強烈なインパクトのドラムと「メイベ〜…」の瞬間は未だ思い出せず(涙)
しかし、その瞬間大合唱に参加していた事だけは間違いないはず。
もはや、故障寸前。
これにてオアシスのライブが一通り終了。
しかし、誰も帰ろうとはしない。そう、誰もがアンコールを期待しているのだ。
そして再び、どこからともなく聞こえてくる
「オアシス!チャチャチャ!」
これには抵抗を感じつつも、もちろん一緒にチャチャチャ。
もち大声でね。
これに答えてメンバーがタバコを吸いながら登場。
クゥーッ!やっぱりタバコが似合うぜ、ロックンローラーは。
I Am The Walrus
がはじまる。
ライブのアンコールの定番として有名なこの曲は、Acquiesceほどではないが兄弟のやり取りが良く見えるから面白い。
あっという間にI Am The Walrusが終了。
ここで俺は最後にドッカーンと
Rock'n' Roll Star
で占めてくれる事を願っていたが、これは叶うことなくメンバー達は去って行った。
ああ〜、Rock'n' Roll Starのために体力を取ってたのに〜!!!!!!!!
そしてオアシスのライブはついに終った。
この瞬間の為に、はるばる熊本から電車で二日かけてやってきたのだ。
もはや、この気持ちを表すには「感無量」などという言葉では到底足りない。
ライブ終了後、モッシュピットからヘロヘロで脱出し、
心の充足感とは反対に、体力はもはや限界だったため思わず1人で移動する人並みから外れると思わず倒れるように座りこんでしまった。顔だけはニヤけたままで。
まわりの人からは、何だコイツって思われただろうが関係ない。
とにかく最高だったのだ。最高。最高。最高!
そして再確認した。
俺はオアシスが好きで好きでたまらない!
たった一つの大好きなバンドの為にこんなにもバカに、熱心に、発狂できる自分は幸せだと心から思った。
ありがとう!オアシス!こんなに最高の瞬間を与えてくれてことに心から感謝した。
500%完全燃焼!
(01年10月2日)