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Yokohama Arena Japan [Sun 5 Mar 2000] |
2月29日の横浜アリーナ、3月1日の名古屋レインボーホールでのライブを無事にこなしていた Oasis だったが、3月3日、その事件は福岡マリンメッセで起こった。Liamが喉の不調子の為(プロモーターのアナウンスによる)に、4曲目のSome Might Sayの途中までしか歌えず、Acquiesceで退場、残りをNoelが歌うという事態に。 それはそれで Noel の素晴らしいLiveだったようだが、一体何が起こったのか、事の真相は不明である。そんな騒ぎのあとのLiveだから、Liamが現れるのだろうか?声は出るのだろうか?Noelが歌う曲数が増えるのでは?まさかキャンセルなんてことは? 不安なまま、開演時間だけが近づいてくる・・・。 18:00: Sky perfect TVの生中継が予定されていた為、時間通りのスタート。Fuckin' In The Bushes が終ろうとするころ、青くライトアップのステージの左端に人影が・・・。Noelを先頭に、Liam、Andyが続く。ギターを肩からさげてNoel「Hey、Hey、Hello」。大歓声が起こり、Liamが歌い始める。"Paint no illusioooooon" 声、大丈夫!安心と感激で一気にテンションが上がった。 紺色のジャージ姿で片手はポケットにいれ、もう片手にタンバリンを持ちシャカシャカと振っている。今夜のLiamは意外と機嫌がよさそうだ。 Supersonic が終ったところでLiam、観客に向かって「Hello」。(これなら分かると思ったのだろうか?)そして懐かしいイントロが流れた。Shakermakerだぁ!意外な選曲にちょっと驚いたが、Shakermakerはこんなにソフトな感じだったかなぁと思うような演奏だった。かわりにSome might sayがはずされている。29日の時よりもLiam自身がのってる感じで、タンバリンを、ちょっとかったるそうに振りながら、前のほうに出てきて観客をじーっと見つめる。 Sunday Morning Call の後に Where did it all go wrong? が加わってNoelのボーカルが2曲続いた。今さら私なんかが言うのもなんだが、Noelの歌は上手くなった。Liamの声が不安定になりやすいのに対し、Noelは安定して声が伸びていると思った。 Liam の「Hello、I'm still panic!」という曲紹介でGas panic!が始まった。そんなLiamのステージ向かって左側で Andy と Gem が淡々と演奏している。Andyはベースなんてもったいない気がするが、彼の弾くベースラインが今日一番映えていたのはGas panicだった。(インストが長かったからよく聴くことが出来ただけともいうが。) Liam 「 You're happy? Right, Stand By Ma 」歌わせてBe Here Nowからの曲はこれ1曲のみだった。Wonderwallでは歌詞を変えて歌おうとして思いつかなかったのか、それとも大胆に(?!)歌詞を間違えただけなのか、「I don't believe that anybody」を 「Nobody Knows .... 」Liam 「aaahhhhhh!」そんなしぐさに、まさに今、生Oasisを見てるんだなぁ!!とさらに実感。 やっぱり、多少、高い音域の声が出ないのか(Live Foreverを伸び伸びと歌いこなしていたからでそうは思えなかったのだけど)時間の関係なのか、Champagne Supernova は結局やらず、アンコールはいきなり Rock'n'roll Star!しかもたったの1曲のみ。ちょっとテンポがゆっくりだった。ステージにたくさんの星が映し出され、気が付けば、両手をあげてそこにいたみんなが跳んでいた。嬉しかった。 19:30: Noel 「 Good Evening、Thank you very much、 See You Next Time 」 彼らは急ぐようにステージを後にした。照明が入ったとき観客から「えーっ」という声が上がった。TV生中継の時間に合わせたような、随分、あっさりとした終り方だった為、なんだか物足りなく感じたのは否定できないが、Liamの声は確実に良くなっていた気がした。 No Support
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