Gig Reviews |
Yoyogi Taiikukan, Tokyo, Japan [Thur 26 Sept 2002] |
Hello、Hello、It's good to be back! のはずだったのに、音が悪い!! Heathen Chemistry のワールドツアーが始まって随分経っての来日なので、演奏の方も熟しているだろうと思ったら、何度もハウリングを起こしていて、一体どうしたんだぁ〜!? Noel のマイクの調子も悪いのか、声が拾えてなかった。それどころか Noel が歌う声自体が聞きとれないときもあった。MCだって何言ってんだか分からない。 伸び伸びした Noel の声が聴けると思ってたのに残念。ZeppTokyo も音がいいとは言えないが、少なくとも MTV The Super Dry Live の時の方が、断然良かった。 手をぐるぐる回して、Liam が何か言っている。さっぱり聞こえない。かすかに Girls とか言ってたのは聞こえたが・・・。そして始まった Stop Crying Your Heart Out ではバックスクリーンに流れる空の影像と蝶々が無数に現われて、それは美しい。Heathen Chemistry の中で一番この曲が好きなので、感動的だった。音のことなんて問題ではなく、素直に今目の前で歌う Liam の声と姿に心を奪われてしまった! 続いて Stop Crying〜と同じくらい好きな Little By Little。Noel、あまり機嫌が良くない様子で、表情がずっと硬いままだった。(私の位置からは見えなかったが、Noelがマイクのことでスタッフに怒鳴ったりしてたらしい。) 一方 Liam は、白いシャツに白いタオルを首に巻いている。そして頭をかきむしったり、両サイドのスクリーン用のカメラに近づいて、鼻をどんどん伸ばすようなしぐさをしたり、そこそこ機嫌はよさそう。客がもっと乗せれば、絶対もっと良いギグになったはずだ。少なくとも Liam はその準備は出来ていたと思う。でも残念なことに観客がそうではなかった。 Liam が手をたたいて観客の手拍子をあおる。大きな拍手が起きて Better Man へ。バックスクリーンに Better Man、Yeah とかの文字や、イコライザーが現われる。なんだか小奇麗でオシャレなステージセットになったものだ。あまり両サイドのスクリーンは見なかったが、モノクロで映し出されるメンバーの姿はすごくカッコ良かった。反対サイドの Andy と Gem の姿は見えづらかったのでスクリーンで時々確認、黙々と演奏していた。 もっとアンコールしようよ〜!!と思うくらいまとまりのないアンコールに応え(?)、Noel の Force Of Nature を歌う。これまた Noel の声が拾えてなくて残念。 多分前の方の客が何か言ったんだろう、Noel がシー、シーと観客を静かにさせて聞こうとしたが、なんだか会話にならず。そしてまた誰かが何か言って、笑いが起こったが、Noel、何事もなかったかのように 「You may Clap」と言って、Don't Look Back In Anger を始めた。もしかしたら一番観客が歌ってたのはこの曲のときかもしれない。でも最後、「I don't look back in anger, I don't look back in anger、I heard you say!」を客が歌ったあと Noel が歌うという定番となってる大合唱にはならなかった。 Liam、「This is definitely the last song. 」 しかし無反応な客に、Liam たまらず「OK?」と聞きなおす。 My Generation はカッコイイ!Noel 側にいたので、Noel パートの「Talkin' 'bout my generation!」を叫び続けた。 最後にアウトロとして、Wonderwall が流れ、観客のようすがスクリーンに映し出された。ステージにはメンバーはもういない。でも Wonderwallをみんなが歌っていた。 5年前の今日も、私は Oasis を見ていた。5年間で、いろんなことが変わった。ただ変わらないのは、今 Oasis が演奏していて、私が見ているということだけなのかもしれない。5年後の今日も、Oasis を見ていたい・・・。
|