Gig Reviews |
MTV The Super Dry Live 02, Zepp Tokyo [Thur 23 May 2002] |
このライブは完全招待制で、「あなたの夢のライブは?」という投票が行なわれ、その中から抽選でチケットがもらえたというだけでなく、こんな洋楽・邦楽の混じったイベントに Oasis が出演するなんて〜!!という驚くべきプレミアギグだった。出演者は、Dragon Ash、Jay-Z、Rise、Rip Slyme、Oasis(出演順)
まさか、こんなイベントに Oasis が来るなんて。そう思ったのに今彼らは目の前に現われた。Liam、Noel のマイクをつかんで一言、「Hi」と言ってステージ中央に立つ。 そして The Hindu Times のイントロが始まって・・・。とにかく一気にヒートアップして、歌ってるんだか叫んでるんだか分からなくなりながら、もみくちゃになって、完全に我を忘れてしまっていた。 次に Gem の曲 Hung In A Bad Place。ちょうど Noel の前あたりの前から2列目にいたので、Gem はチラッとしか見えない。Andy はさっぱりしたいつもの姿で、これまた淡々と演奏している。関係ないが Alan はなんだそりゃ?というような水玉のTシャツを着ていて、マジな顔でドラムを打ち鳴らしていた。 そしてまたしても Heathen Chemistry から、今度は Liam の Better Man。MP3で流出したアルバムのなかで、正直あんまり好きじゃない曲だと思っていたのだが、目の前で Liam に歌われるとイイ。あんたには負けるよ、Liam! Noel の Force Of Nature も最高にイカしてた。見るたびに Noel の歌は力強くなってきて、今ではもう、声がイキイキして、ものすごく良く通るようになったと思う。2000年の SOTSOG Tour の時の、どこか遠くを見つめていうような感じは全くなくなって、楽しそうに演奏している姿を見て、すごく嬉しかった! と、ここまでは最近のライブのセットリストを見ていたので、そんなに驚かなかったけれど、ここからが予想外だった。 Noel が、「Lods of songs from new album but not bother. You've stolen it!」と、はっきり聞き取れなかったけど、アルバムをぬすんだろうから、新譜かばっかりだけど気にならないだろ。みたいな感じのことを言って、自分に言われたような気がして・・・あぁ、Noel 様、ちゃんとアルバム買わせて頂きますから〜!!と勝手に誓う。 そして Little by litte を演奏。確かに周りの人の3分の1位はちゃんと新曲のサビを分かっていて、歌ったりしている。ステージから見ていて、Noel がおまえらもダウンロードしたな!!と思うのも当然だ。 そしてとうとう、待ちに待った瞬間がやって来た! 「This song is very famous in Japan.」 と Noel が言ってアコギを弾き始めた。Whatever だぁ!!!!!(涙)すっごいやって欲しかった曲だし、大好きな曲だし、それに実は私にとって Noel のアコースティックを生で見るのは初めてだったから、これこそまさに夢のライブ!しかもみんな歌っている、感激! さらに驚いたのは、Liam が戻ってきて、「D'you Know What I Mean?」。一瞬、えっ?!と思った。何でまた、いまさらこの曲を?どうも私、この曲と縁があるようでライブで聴くのは実に6回目だ。後で考えると、Be Here Now が日本では1番売れたアルバムらしいので、そのあたりを考えたセットリストだったんだと思う。 さらにもっと驚いたのが、これはもしかしたら聴き間違いかもしれないが、Some Might Say の歌詞の一部を Japanese Friends と代えて歌ったこと。今回のライブ、各出演アーティストが観客にサービスをしているので、ひょっとしたら主催者サイドから何か働きかけがあったのかも・・・それにしても驚いた! Noel、「This is probably last song.」と言ったあと、Liamが、「We are back in September, SEPTEMBER!」と。ということは Japan Tour は9月ってこと!?それを聞いただけでも、もうドキドキするのに、ラストソングはカッコイイ My Generation。まるで Liam の持ち歌みたいにカッコイイ!こういう曲を歌わせると Liam の右にでる者はいないんじゃないかと思うくらいだった。 Liam がリードを歌い、観客が Noel のパート Talkin' 'bout my generation を大絶叫、これが曲の終わりまで繰り返された。あぁ、もう陶酔状態、やっぱり Oasis は違う!どうしてだか妙に元気が出てきた、今なら何でも出来そうな気がする。こんな気分にさせてくれるのは Oasis だけだ、だから Oasis fan はやめられない!
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