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Oasis' Noel Gallagher Interview
[14 May 2001  BBC Radio1]
訳はちょっといい加減です・・・英語の読める方は英文見て下さいね。

BBC Radio 1 による Noel のインタビュー。
2001年5月11日ラスベガスからスタートした Brotherly Love ツアーでラスベガスにて収録された。
※ Radio 1のページでフルインタビューが音声で聴けます.(英文もそちらにあります。)⇒ Listen


> べガスで演奏したことは?

前のツアーで演奏したよ、多分なかなか良かったギグのうちの1つだね。演奏できて良かったよ、大きな会場じゃないから(キャパ1500)暑いし汗かくし、音楽を感じられるからね。この町自体は気違いじみてない?ここには何度か来てるんだけど、有名なとこでは94年にツアーを離脱したとき、クリエーションレコードからおれを捜すために人が送られて来たんだ。 だからおれはここでちょっとした時間を過ごした、好きな都市の1つなんだよ。ほとんどのアメリカの都市やニューヨークは本当につまらないんだけど、ここは道を歩いてたら60フィートのコカコーラのボトルがあったり、黒いピラミッドの外側にスフィンクスの正確な複製があったり。オールドエンドはとってもいいよ、古いカジノや質屋やが集まってて。

> Oasisの方向性とかははどう?変わった?

おれたちには大ブレイクした Album「Morning Glory」と、Radio でよくかかったシングルが3、4枚ある。今は以前ほどはレコードは売れてないんだけど、他のどのイギリスのバンドにも真似は出来ないと思うね。おれたちは常に同じレベルを保ってるし、懸命にやってるんだ。前回アメリカでのツアーは、去年のここ(アメリカ)で行われたすべてのツアーで8番目に成功したんだぜ。 どうやってそんなランキングの結果を出したのかは分からないけど、悪くはないよな。だから上手く行ってるんだ、コアなファンも多いしな。おれたちは平均で6、7000人に演奏するんだ。アメリカで5、6週間ツアーやるのはイギリスのバンドではおれたちぐらいじゃないのかなぁ。おれたちのようなバンドはアメリカにきて6、7ショウやって去って行くんだ。おれたちだって始めはやってきて、滞在して、そして必死でやったんだ。だから今のおれたちがあるんだよ。

> これまでに(ツアーを)途中で離れたりしたよね。今回もありうる?

あぁ、どうしようもなかったんだ、結局トラブルに陥ってね。こう考えてみよう、これが1994年や1996年じゃなくっておれたちは本当にラッキーだと思うんだ。実のところトラブルのこと考えただけでも気分悪くなるんだ。みんな多少は成長したと思うし、でも前回も同じこと言ったかな。もし今回、何かバカバカしい事になったら、おれは自分専用のバスを要求するよ、帰国しようとは思ってないからね。

> 残りのツアーはどうでしょう?

Alan が今回は一緒じゃないんだよ。兄の Steve がドラムをたたいてるんだ。Alan は hyper-mobile thumb(親指腱鞘炎)っていう症状なんだ。彼は6,7年間ドラムスティックの持ち方が悪いまま握ってたから、親指が動かなくなってしまったんだ。だから彼は手術を受けなければならないんだ。それから Mohan さん(タブロイド紙 The Sun の Dominic Mohan)、もし今聴いてたら、ここでは喧嘩なんてやってないぜ、みんなうまくやってるさ。 おれたちレコーディングやリハーサルやってるときは口論なんてなかったぜ。これは単に医療の問題だよ、ラッキーなことに彼にドラムを教えたのは Steve なんだ。だけど Dominic のバンドに近いの情報筋とやらは、きっとおれたちが実は宗教儀式で Alan を追放したって信じ込ませるだろうよ!

> The Black Crowes について話してください。

そんなによく知ってるわけじゃないけど Chris と知り合いでね、で、彼らが London にツアーできたときに会ったんだよ。彼らもおれたちのアメリカツアーに来たんだ。彼らは相当ふざけた奴らだってうわさだけど、そんなことないよ。すごいクールな奴らで音楽に夢中でさ、ロングヘアーのアメリカ版のおれたちみたいなんだよね。

> The Crowes はまたシックになったよね。

ロックが常にまわりにあるんだ、満ちたり引いたり、はっきりしたりぼんやりしたりしながら。バンドへの最高の賛辞は、彼らが実際にずっと一緒だってことだと思うんだ。基本的には同じラインナップだろ。10年間ずっと一緒で、最初の2、3枚がブレイクして日の目をあびて。おれはミュージシャンとしてアーティストとして、もちろんファンとして彼らを完全に尊敬してるんだ、だけども人間としてもっと尊敬してるよ。 あいつら90年代始めにものすごい非難をあびて、LA ロックのシーン・・・あれはちょっとダサかったな・・・の後にアメリカンロックミュージックシーンを呼び戻したんだ。

> バンドに兄弟がいることはお互いのバンドに影響を与えた?

事実はどうかというと、これまでにちょっとしたいざこざがあったが、おれたちどっちのバンドもいまだに健在だ。つまりそこに何かがあるのさ。ただお互いに足を引きずり合ったりしない、そんな単純なことだよ。Liam は嫌な奴かもしれないけど、それはおれも同じさ。あいつはおれよりもスタミナがある、だからおれはすぐに帰っちまうんだけどな。これがバンドとしてのおれたちを定義しているわけじゃない、だけどこれがおれたちをおれたちらしくしている大きな要素だってことは確かだね。

> ここしばらくは何をやってたんですか?

バックトラックを8曲レコーディングして、あと Liam の歌をいれるだけになってる。日本のフジロックフェスティバルから戻ったら、あと2,3曲やるんだ。計画通りにいけば今年中にはシングルを、来年始めにはアルバムを出すよ。でも予定はくるうものだから、シングルは来年になるかもな。アルバムはとてもうまく進んでるよ。Gem と Andy が何曲か書いてるし、Liam がすごい強い曲を書いてるんだ。 そんなに自分の音楽をエキサイティングだとは感じないんだけど、次のアルバムは何年もやってるけどベストだと言えるよ。まだバックトラックなのにすでにかなりエキサイティングだね。だから Liam が歌を入れれば、みんな驚いて感激するとと思うぜ。

> 曲について教えてください

Gem はたくさん書いてて、Andy もたくさん書いてて、Liam もおれもたくさん書いてるんだ、なぜっておれが10年間 Oasis のメインソングライターだったわけで、おれたちは誰の space jazz も受け入れないんだ。だから例えば Andy が曲を演奏して、みんなでそれをやってみて、うまくいきそうかみるんだ。おれたちにとって一番自然なサウンドのものがおれたちのやってる曲なんだ。Andy のはメロディっぽくって、Gem のはロック調だね。

> 何かでアルバムは Definitely Maybe に近いスピリットだって読んだんだけど。

そのとおりさ。なぜっておれたち自身でプロデュースしてるから、どんなサウンドにするかってのもおれたちのアイディアだからね。おれたち誰もミキシングできないから、そのためにエンジニアを雇ってるんだ。だからすごくベーシックなロックアルバムなんだけど、どっちかって言うと音も魂も Definitely Maybe に近いかな、すごくエネルギッシュなんだ。それにポジティブで誰の人生も否定するようなものじゃないんだ。おれの(Album)はすっごい前向きなのさ。

> あなたはツアーにでるのが好きじゃないと明らかにしましたが、スタジオのほうがあなたを生き生きさせるのですか?

おれは昔よりはスタジオにいるほうがいいな、夜に家に帰れるからね。前はホントにツアーまわるのが楽しかったんだ、ちょうど Be Here Now ツアーまではね。おれたちはあるレベルに達して、それがおれからすべてを取り去ったんだ。もしあのツアーについて書くことがあったとしたら、あれはほんとに過度だったよ、7ヶ月間、毎晩電話ボックスから出ていってさ、けっこうこたえたね。(注*1)かんたんなことだけど、でもそれをやるのが困難な時もあるんだ。」

(注*1) Be Here Now ツアーのオープニングでは巨大な赤い電話ボックスの扉をドアマンが開け、メンバーが中から出てくるというセットだった。