新鮮な出来事(中村)

睡 眠(天野)

映 画(平賀)

 

みのむしっこには、もうすっかりおなじみのタラコさん。彼女、実はNSPの大ファンなのです。

 中学の時、お姉さんの影響でNSPを知って以来。NSPの曲をコピーしたり、LPを全部揃えたりと、もう完全にNSPのとりこになってしまったのです。

彼女が特に好きな曲は、「僕はごきげん」「おもいで」「いなかっぺちゃん」「17才の詩」など。そしてアルバムでは「二年目の扉」が、一番のお気に入りだそうです。

 その熱の入れようといったら、みのむしっこたちにも負けないくらい・・・というわけで、前号でもお約束したとおり、今回はファン代表としてタラコさんに登場してきただき、NSPにいろいろと質問してもらいました。

かる〜いものから、ズッシリした重たい質問まで、タラコさんの持ち前の無邪気さと鋭さで迫ってもらいましたよ!!


まず最初はお手柔らかに。
趣味や、興味を持っていることなどから・・・。

タラコ ファン代表タラコです(笑)。
では、さっそくお聞きします。まず月並みな質問から。ご趣味は何でしょうか?

中村 僕は多趣味なんです。でもとりあえず、身体を動かすのが好きなんで、ゴルフと野球とスキーと・・そんなもんですかね。

タラコ スポーツマンなんですね。

天野 スポーツマンといっても、本当にゲームっぽいので、例えばマラソンが好きとかそうわけじゃないの(笑)。

タラコ 楽しんでやるのが、好きなんですね。

天野 僕もゴルフかな。

平賀 僕はやっぱり、子づくりと子育て(笑)。

タラコ 現在のお子さんは、お二人でしょ?もっとたくさんつくって、野球チームを結成しちゃったりして(笑)。

平賀 そうなの。僕が産めればね、体力的には自信があるから。

全員 大爆笑

(右上へ)

 

タラコ それでは次は、今、精神的な部分で興味持っているものは?

中村 う〜ん。やっぱり新鮮な出来事にひかれますけどね。仕事の時でもそれ以外でも、だいたい同じことのくり返しでしょ。だから、夜の巷とか昼の巷の中で何か出来事があればいいなと・・。いつも目を皿のようにしているんですけど、なかなかないですよね。

タラコ 例えば急に、若い女の子を見るとドキッとするとか、そういうことはないですか。

中村 まぁ、とりあえず夏は薄着のシーズンっていうことで。

天野 そうだね(笑)。えーっと、僕の場合はなんだろ・・・。あっそうだ、去年、睡眠時間をたくさん取ったんですよ。それからはもう、睡眠を取ることに情熱を燃やしているんです。だから最近は、一日9時間は、最低でも取るようにして、多い時は12時間。

平賀 僕は映画が見たいんだけど、最近は時間がないしなぁ。

タラコ 私「天国の駅」見ました。小百合さんが素敵だった。

平賀 あれっ、お互いにレコーディング中なのに、なんで俺が見られなくてタラコさんが見れるの。おかしいなぁ(笑)。

 

 


タラコ イヤー、アハハッ。話題を変えましょうね(笑)。

 

バンド名の候補には、エッチング・ブルーというのもあった。という恐ろしい事実発覚。

--ところでタラコさんがNSPを知ったきっかけは?

タラコ 私の姉が「夕暮れ時はさびしそう」と聞いて大ファンになっちゃって、LPを買い込んできたの。その頃私は、"誰NSPって"という感じで。それで姉に毎日、NSPのレコードを聞かされて、そのうちに好きになっちゃったの。

中村 レコードを売るコツだね。

天野 そう〜まずは、お姉さんから(笑)。

タラコ あの頃うぶな私にとって天野さんの詞が、すごくセンセーショナルだったんですよ。ドぎつかったでしょ。あれを世に出すっていうことで、抵抗はなかったんですか?

天野 とにかくあの当時は、そんなことを考えている暇はなかったからね。

タラコ へぇー。それと最初は3人とも歌い方が似ているなって思ったんです。特に天野さんと平賀さん。でも歌い方の個性って違うんですよね。天野さんの歌って、なんかツヤツヤしてるの。

(右上へ)

 

天野 平賀はガサガサしている(笑)。

タラコ イヤァ(笑)でも、天野さんよりも男性的な歌い方ですよね。それで中村さんの場合は、毅然としてものがあって、それを歌っているという感じがします。

平賀 そいえば、昔天野が少しヘタに歌っている曲なんか、あれは平賀さんでしょ、とかよく言われたよ(笑)。

天野 平賀うまいんだよ。まねをするのが・・。歌だけじゃなくて、字のまねもうまい。前に花札があって1枚なくなった時、その絵柄をそっくりに描いて作っちゃったの。

だから平賀が職工になっていたら、模造品とか作るのがうまかったんじゃない。五重の塔とか(笑)。

タラコ すばらしいですねぇ。ところで、ニュー・サディスティック・ピンク(NSP)っていう名前の由来は?

中村 流行りだったんじゃない、なんとなく。

平賀 そう。語呂あわせで、意味はないの。

天野 エッチング・ブルーっていう案もあったんだけどね(笑)タラコさんはどうしてタラコなの?

タラコ 昔、サザエさんのタラちゃんにしゃべり方が似ているって言われて、それでニックネームがタラちゃんになったの。
でも九州に行った時は、明太子って言われちゃった。"こっちではタラコのことを明太子っていうんだよ" って。

 

 


NSPの解散も、
天野さんの結婚も
当分はありません!

タラコ ここらへんで、ちょっと確信に迫ってみたいと思います。天野さんは当分、結婚しないんですか?

平賀 鋭い! 俺も聞きたい!!

天野 当分はしないね。

タラコ どうしてかしら?

平賀 結構、怖がっているんじゃないかな、結婚に対して・・。

天野 そうかなぁ。なんかね、一人の人に決めて、ホントにその人を愛してゆくっていう自信がない。

全員 大爆笑

タラコ キャァ・・・(笑)

天野 最初の頃の新鮮な気持ちで、一生いられるかっていうところもあるしね。それと夫婦って、お互いに便利屋さんっていうふんいきってあると思うんだ。そういうのがイヤなんですよ。

タラコ それじゃ、結婚してもすぐに別居するとか?

天野 そうだね。理想だけど、一人になれる時間を持てる空間がお互いにあって、一生恋人同士みたいなふんいきだったらいいですけどね。

タラコ とおっしゃっていますが、周りから見ていかがなものでしょう。

中村 そのとおりなんですよね。でも独身の頃にそう考えていたら結婚できないよ。

天野 だから、できないんですよ。

タラコ それじゃ、結論を言うと、天野さんの結婚は随分遠いと?

平賀 単純に結婚したいな、と思うまでは無理なんじゃない。

タラコ そうですか。では最後にNSPのこれからの方向性を聞かせてください。

天野 あのね、昔はニューミュージックと歌謡曲とは分かれていたんですよ。でも最近は相互のいいところを取って、よりいいものをやっているわけ。その中で、NSPはNSPで、もっと価値観のあるようなアルバムをつくらなきゃいけないな、と思っています。それが果たしてどういうものかっていうのは、まだ手探りの状態で、もっと追求しなきゃいけないんだと思いますね。

タラコ それで、絶対に解散はあり得ない?

天野 ウン。まぁ、当分はないですね。

 

 

 


 

--タラコさんにとって、NSPの魅力ってなんでしょうか?

タラコ この前、何年かぶりに渋谷公会堂でコンサートを見たんですね。やっぱり、昔とは違うんだけど、でも同じっていう不思議な感じがしました。
それは例えば一本の木があって、その木は風が吹いても花が散っても変わらないんです。それと同じ感じで、本人たちが変えたくないとか、そんなふうには受け取れないんだけど、それもいいものは絶対に残っているっていうところが、すごく好きなんですよね。いないんじゃないですか、他にこういったグループは。

---そうですね。今日は本当にありがとうございました。8/21発売のシングルと9/21発売のアルバム、楽しみにしていますので引き続きレコーディングがんばって下さい。

タラコ はい。どうもありがとうございました!!

 

 

 

TARAKOプロフィール

生年月日 '60年12月17日

血液型 AB型

出身地 群馬県

趣味 犬に話しかけること

 

 1984年7月
 構成:'Yoming' Yoneyama by YAMAHA NSP Fan Club