天野滋君からの「メッセージ」

 近頃、机の片隅に置いてあるアルバム集をよく開けて見る事があります。僕たちが一関でグループを組んでいた時の写真、またプロとして上京してきた頃のスナップなどいろいろ眺めて昔を思い出すことがあります。またファースト・アルバムを出した頃から今まで長い長い道をがむしゃらにわきめも振らずに一生懸命に駆けてきた様にも思います。

 そして、振り返ってみると、プロとしての活動を初めて、早いものでもう3年を過ぎていました。3年前のみんなの顔と現在を比べてみると、おかしなものでなんだかやけにみんなアカぬけて大人っぽくなっているのです。平賀君もお嫁さんをもらったし、N.S.Pメンバー、ひとりひとりが落ち着いてきて大人への仲間入りをした様な気がします。
そういった意味でも今年は今まで走り過ぎていた面を反省してコンサート活動にも3ヶ月のローテーションと言うものを組んで前期(3〜5月)、後期(9月から11月)と分けて、その中間は休みの月でその間に自分達の好きな事をして、良い音楽づくりをする期間を取りました。惰性に流される生活でなく計画的にスケジュールを組もうと話し合った結果です。

 また最近は曲づくりの面にも昔と違った方法でやっています。いままでの詩があって曲をつけたりしましたが、最近はよくメロディーラインを先に作って、あとでそれに詩をつけてゆく方法で作っています。アパートで独り住いの僕は、いつも真夜中にギターを弾いて曲作りをするものです。そして昼間は眠っています・・・。
 僕たちN.S.Pも、もう7枚めのLP、そして9枚目のシングルを出すまでになりました。この全曲集にも僕たちN.S.Pの3年間の流れが感じられると思います。僕たちはいつも思う事ですが、すり切れるぐらい何回も聞いても飽きないLPを作りたいと・・・。

N.S.Pリーダー 天野滋  

(ご提供者:みやさん)

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