2001.3.19(MON.)
Blues Array Japan

「則竹裕之Project」

則竹裕之(Ds)
松本圭司(Pf,Key)
コモブチキイチロウ(B)
ゲスト:渡辺香津美(G)


M-1. Clapperclows
(Peter Erskine(John Talor))
M-2. Seven Stars
(Yellow Jackets)
M-3. HAVANA
(Kazumi Watanabe(Koko Tanikawa))
M-4. SARA'S TOUCH
(STEPS)
M-5. Public Under Wear
(Keiji Matsumoto)
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M-6. Actual Proof
(Harbie Hancok)
M-7. Milestones
(Miles Davis)
M-8. Partido Alto
(Aiato Moreira)
M-9. SETEMBRO(Brazilian Weding Song)
(Ivan Lins)
M-10.A Day In Blue
(Hiroyuki Noritake)
M-11.Spain
(Chick Corea)
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E-1.Tell Me A Bedtime Story
(Harbie Hancok)

目黒ブルースアレイジャパンを拠点に則竹さんが始めることになった、「則竹裕之Project」。ご自身の名義のライブをあまりされていなかった則竹さんがいきなり「マンスリー」?!ちょっと驚きました(でも、嬉しい!)。
選曲は大まかに見ると、メンバーの曲、メンバーが選んだカバーもの、ゲストが持ってきた曲というところ。前半はM-1がPeter Erskine、M-2がYellowjackets、M-4がSTEPS。こうして並べてみると、則竹さんの好みがよく伺えるようなラインナップです(M-1は私も大好きだったりします(^^))。しかし、客席にはどことなく戸惑うような空気が感じられました。それも無理からぬこと。何しろ、一回目で聞く側は何をやるのか知らないし、則竹さんのオリジナル曲や、去年のTRIO THE SQUAREのような雰囲気を想像していた人もいたのかもしれません。
前半はこのマンスリーシリーズの初回というのと、香津美さんがゲストということでステージからは緊張感漂っているし、客席側にも緊張しているような雰囲気がありましたが、休憩をはさんだ2部はだんだんリラックスした感じが出てきたような気がしました。
「ブラジルコーナー」と冠してコモブチさん選曲のPartido Altoと松本さん選曲のSETEMBROの2曲演奏が演奏されました。小野リサさんのツアーなどに参加しているというコモブチさんは則竹さんとは今回初共演。エレキベースとウッドベースを弾き分け、又、しっかり底を支えてくるベースですごく気持ちよく聴けます。そして、ブラジルコーナーでは歌い出してしまうし、演奏中の幸せな笑顔も印象的。則竹さんが楽しそうな笑顔なら、コモブチさんは幸せそうな笑顔という感じです。
アンコールは則竹さんが出演するライブで演奏されることが多いTell Me A Bedtime Story、Soul Bossa Trioのバージョン(アルバムで香津美さんが弾いています)に近いアレンジで演奏されました。

とにかく、第1回目ということで、どんなサウンドになるのか、どんな曲をやるのか、まったく分からない中行ったのですが、こういうことをやりたいのかな?というのをちょっとだけ感じられたような気がします。自分の曲だけでなく則竹さん(とメンバーかな?)が好きな曲、演奏したい音楽をこのプロジェクトで取り上げていくのかな、ということ。まだ色がちゃんと見えてはこないけれど、則竹さんがカバーものをやるのがすごく好きな私としては、このスタイルはすごく楽しめます。2回目以降にも期待大です。


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