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前にホーンが6人、リズム体が4人のKicks。掲示板でさんざん書いた通り、とってもかっこいいアルバムだったので、期待大!で聴きにいきました。 この日のドラムは紫色のセットに、浅胴スネアを1つでサイドスネアなし。Perc.系の打ちこみが入っている曲が多く、ヘッドフォンを着けていることが多かったです。アルバムでは沼澤尚さんと石川雅春さんのドラムで、お二人とも則竹さんとは異なるタイプですが、則竹さんのドラムも、Kicksのサウンドにとってもはまっています(と、私は思いました)。 アルバムに収録された曲はすべて演奏されていて、中でも私がとっても好きで、ライブでも特に印象に残ったのがEndless SummerとDesire。これはどちらもドラムのフィルから始まるところも素敵なんです。「Desire」はメロウな雰囲気なんだけど、イントロのフィルとかハットの細かい動きとか、さりげなくドラムがかっこいいんです。 則竹ファンにとって嬉しいプレゼントになったのはTime To Landing。 Kicksのメンバーにとってもこれだけは新曲です。聴く側もどんな風に演奏されるのか、ドキドキです。イントロは原曲とほぼ同じ雰囲気。テーマに入ると、金子さんがS.SAXでメロディをとります。空間が広がっていくようなコードの上をくっきりした音色がさわやかに滑ります。全体に元の雰囲気をそのままに、ちょっと輪郭が濃くなった感じ。原曲は「どこへ行くのかわからない未知の雰囲気」だとすれば、Kicksバージョンは、アメリカ方面に降りたとうとしているといったところでしょうか。そういうカラリと澄んだ雰囲気でした。 MCでもしっかり魅力(?)を発揮していた則竹さん。「こんばんは則竹と申します。私はスクェアというバンドで…」「わたしとしましては、今日のライブは…」となぜか固い(^^; 曲がかっこよくて、演奏もいい、MCも楽しくて、ライブ全体の雰囲気がとってもいい感じです。則竹さんが叩くのは多分今回限りでしょうけれど(でも、また聴きたい!)、私はKicksにすっかりはまってしまいました。 (kozue) |
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