1999.5.23(Sun.)
横浜BAY HALL

T-SQUARE CLUB CIRCUIT TOUR 1999
SWEET and GENTLE

安藤まさひろ(G)
則竹裕之(Ds)
須藤満(B)
宮崎隆睦(Sax,EWI)
松本圭司(Key)


M-1.夜明けのビーナス
M-2.MAKE IT STONED
M-3.SCRAMBLING
M-4.A DAY IN BLUE
M-5.DALI'S BOOGIE
M-6.MEDOLEY
   FUTURE FLY
  〜BANANA
  〜Change Your Mind
  〜SABANA HOTEL
  〜SAGA
  〜IN THE GRID
  〜IT'S MAGIC
  〜TRUTH
M-7.LAND SCAPE
M-8.FROM TANJAVUR
M-9.TOKYO SOUND MACHINE
M-10.EXPLORER
M-11.BARBALIAN

E-1.SWEET and GENTLE
E-2.SAILING THE OCEAN
E-3.TAKARAJIMA

年のツアー初日は、5月とは思えないほど暑い日、横浜港の倉庫街にたつベイホールからスタートしました。
望の1曲目は、NEWアルバムから選ばれるかと思いきや、夜明けのビーナス!例年のような打ちこみによるオープニングはなく、生演奏での短めの導入からそのまま繋げられていました。暑いこの日の空気にぴったりの爽快な選曲です。間奏のサイドスネアのアクセントたっぷりの音色が印象的。この他に、LAND SCAPEが既存曲から選ばれていたのが嬉しかったです!(Welcome To The Rose Gardenが大好きなので…。)変拍子なのにメロディはキャッチーで、ピアノソロがロマンティック。BARBALIANも懐かしかったですねえ。
ewアルバムからの曲ではMake It Stoned。ハードロックしてるギターの歪んだ音がかっこいい!それに、ロック系ドラマーにユーザーが多いTAMAのドラムの音がすごくはまります。
SCRAMBLINGはニュース番組のテーマ曲として早くから流れていたせいか、会場から大歓声が起こります(須藤さんが一瞬うれしそうな表情を見せたような…)。そして、私が楽しみにしていた曲は4曲目、松本さんのピアノソロが流れると会場が静かになり則竹さんがヘッドフォンをつけてA DAY IN BLUEへ。柔らかいギターのメロディに、宮崎さんのカーブドソプラノサックスの甘い音色、ぐっと切ない表情で叩く則竹さん(でも、ドラムのパターンはものすごく細かい!!!)。CDに収録されているピアノとS.SAXのイントロのパターンはエンディングに使われていました。M-5のDALI'S BOOGIEでは松本さんのソロをフィーチャー。実は私は松本さんが入ったスクェアを聴くのはこの日が初めてでした。FROM TANJAVURでは、須藤さんのダブルネックのベースを使ったソロがかっこよくて、CD以上にのめりこんでしまいました。実は松本さんがシタールを演奏していたそうなのですが、私の位置からは松本さんと安藤さんが丁度死角になってしまって、何も見えなかったのです。(なんだか会場が盛り上がっているから何か起こっているんだろうなぁっておもっていたんですけどね)見えなかったけれど、安藤さんと松本さんの応酬は聴き応えありました!ちょっと話が脱線しますが、この曲の前にベースのチューニングをする須藤さんに代わって宮崎さんがMCをされて、このツアーのリハーサルで最後の方でみんなでセッションをして遊んだと話していたのですが、それがみんなが知っているスクェアの曲を元に「あの曲があんなことに」という内容になっていたそうなのです。何の曲がどんな風になったのでしょうね、気になります。
M-6はベストアルバム「Wordless Ansology」が発売されたことを受けて、収録曲のメドレーです。年末ライブで評判だったFUTURE FLYからスタート、イントロでの会場の手拍子が気持ちいい!続く曲もスクェア8ビートと言えるような曲が続きます。よく言われることですが、この時期の曲の雰囲気は宮崎さんの太く暖かみのある音色に本当に合いますねぇ。そして、IN THE GRIDからIT'S MAGICへ繋がる須藤さんのソロがまたかっこいい!
ラムソロはLANDSCAPEで用意されていました。新調したドラムをみんなにアピールするかのようにタムを中心に叩きまくり!
ンバー紹介での則竹さんは、ドラムを新調したのにあわせてドラムシューズも新調したとのことでちょっとうれしそう(^^)宮崎さんと一緒にお買い物に行ったそうです。TAMAのドラムセットにしたので「これで『のりたま』になった訳で…」。ソロアルバムのレコーディングについては、翌日からトラックダウンに入るとのことでした。
松本さんと安藤さんは初日ということもあってかMCでは少し緊張した様子が伺えたように思います(安藤さんに至っては「まだステージの人になってない・・・」とおっしゃっていたほど)。
の日は宮崎さんのお誕生日。本編がおわり、アンコールの声に応えてふたたびメンバーがステージへ登場したときに、うれしいハプニングが。松本さんが「Sweet&Gentle」のイントロを弾き出す・・・と思いきや、それは「Happy Birthday」のイントロ!続いて則竹さんのドラムも参加、この仕掛けに気がついて会場からは大歓声が!(本当にものすごい拍手でした)須藤さんが会場を先導して、会場全体での大合唱になりました。この日お誕生日を迎えた宮崎さんへの、内緒のプレゼントだったんですね。びっくりしている宮崎さんのもとへ、30本のローソクをたてたケーキを持った松井マネージャーが登場。ローソクの火を吹き消して「・・・久々に人前で泣いてしまいました」と喜ぶ宮崎さん。とっても暖かい気持ちになれるヒトコマでした。

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私にとって、去年の夏以来久々のスクェア。アルバム「SWEET&GENTLE」がとってもお気に入りになっていたので、ライブもいつも以上のワクワクした気持ちで向かったのですが、期待以上の楽しさでした!演奏の素晴らしさはもちろん、選曲がとても楽しめるものになっていたのが◎でした。

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この日お披露目となったTAMAのドラムセット。点数が多いし、グラデーションのフィニッシュと金属部分にゴールドを使っているのとで、見た目は豪華な雰囲気です。それに、とにかく音がすごい!!!どーんと響いてくる中低音、サイドスネアの高い響き、めちゃめちゃインパクトあります。この日は太鼓が鳴るままに任せてるかのような、やんちゃなドラミングという印象でした。

(kozue)


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