1999.4.27(Tue.)(南青山マンダラ)

SECRET BOOKまつり〜春はあけぼの〜

宮城純子(Key),則竹裕之(Ds),樋沢達彦(B),落合徹也(Vn),小川美潮(Vo)


1.Vase(standing on the head)
2.Shuttle Perfume
3.Praise
4.パンドラの箱
5.SA-GA
6.夢が眠る場所
7.記憶の扉
8.冬春夏秋
9.トルコ風ブルーロンド
10.風花
11.Ancient Song
En.Blues

 宮城純子さんがリーダーをつとめるちょっと不思議な空間を作り出す「SECRET BOOK」、早くも3回目のライブです。今回は今までの吉祥寺のStar Pine's Cafeから系列店の南青山のマンダラへ場所を移してのライブです。
ライブ3回目ということでより一層バンドとして馴染んできたように思えました。

新たに披露されたのがデイブ・ブルーベックの「トルコ風ブルーロンド」、初めて宮城さんのオリジナル以外の曲が加わりました。9/8拍子で始まり、4/4拍子を交えながらまた9/8拍子とめまぐるしく拍子を変えていく、とっても面白い曲で、すごく耳に残ってしまい、私は翌日早速CDを買ってしまいました(^^;
原曲はアルトサックスを加えたカルテットで演奏されていますが、このバンドではバイオリンと美潮さんのスキャットで合わせています。これがコミカルな雰囲気を作っていて、ぱきぱきと刻まれる変拍子の上に乗って、原曲より弾けた面が強く出ていて、「SECRET BOOK風ブルーロンド」と呼びたい感じでした。このバンドのふわっとした不思議なイメージに、新たにひねりが加わったように感じられます。

前日、京都でライブがあった則竹さんは殆ど寝ていなかったということで、お疲れなのかなと思われましたが、「ブルーロンド」やアンコールのブルースでは特に生き生きと叩いている様子も見られました(ほっ)。
個人的にとっても好きなのが、「Ancient Song」でのドラム。曲自体がドラマティックだということもあるのですが、則竹さんのドラムが起伏のある表情豊かなものになっていて、どきどきしてしまいます。
このライブではいつもライドシンバルの音がとっても印象に残ります。高めに響くちょっとしたフレーズがいいアクセントになっているのかなと思います。

初回から話題になっていたこのライブのCD化は、9月発売というお話が出ているとのことでした。楽しみですね!

(kozue)


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