KORENANOS：是方博邦（Guiter）、難波弘之（Keyboards）、則竹裕之（Drums)、須藤満（Bass）

１月２９日から３１日まで東京は六本木にあるピットインにて



是方博邦３daysが行われました。



私はちょうど長期休暇に入っていたこともあって、初の東京遠征にして



このライブを皆勤賞してしまったわけです(^^;)







思えば９７年１０月、私がまだ高校３年生だった時に



初めてKORENANOSが京都でライブをやったわけでして、



（そのレポートはこちら）それ以来だから



もう１年以上ぶりだったりするわけですよ。



でも、その間に他のお仕事でお忙しい難波さん抜きの「KORENOS」は



二回も見てるんですけどね(^^;)



まぁでもKORENANOSはなかなか見られないので、ここはひとつ見に



行ってみようと思ったのでした。







しかしこの日は、寝不足なのにハイテンションで身も心も完全に壊れてまして、



その上いつもやる「ライブから帰ってきたら即メモる」のができませんでした(T_T)



なので、記憶がかなりぶっ飛んでていつものレポートよりも



内容が薄いです。ついでに、曲中の記憶も描写よりも私の感想に



なってます。ごめんなさい。



いつもの如く（爆）ドラムの見えるあたりのベース側の座席に



座り、回りを見ましたがやはり女性が多いなぁと(^^;)



日曜ということもあってかお客さんはまぁまぁ多かったですね。



（前日の野獣王国よりは少なかったですけど…）







ふと見ると、須藤さんが開場時間にも関わらずずっと



ベースをいじくってました(^^;)



どうも調子が悪かったみたいですが。



しばらくしてステージから去りましたが、ちょっと心配になりました。







そして開演時間を少し回ったところでメンバー登場。



定位置について、始まったのは。







１：FISH DANCE　（是方博邦「FISH DANCE」）







是方さんのすでに廃盤になってしまった(;_;)アルバムから



軽快なナンバー。



生で聴くのは初めてなのですごくうれしかったです(^-^)



中盤でさっそくギターソロが飛ばします(^^;)



リズムが変化してサビに展開していくあたりが好きなんで、



そこへ来るともう「きゃー！！」って叫びそうになりつつ



頭揺らしてノッてしまいました(^^;)







２：ORANGOUTAN TWIST　（是方博邦「KOREKATA」）







この曲も好きなので、もうすでにうれしくて笑顔全開で



聴いていました（笑）



特にシンセブラスが入ってくる辺りがいいですね〜(^-^)



難波さんのソロもいい感じに突っ走ってましたし。







ってことで二曲終わったところで「あけましておめでとう



ございますっ(^-^)」と是方さんからご挨拶。



是「野獣王国も今年レコーディングに入りまして、１９９９年７の月に



　　リリースされます（笑）スクェアは？」



須「明日からレコーディングに入ります。」



是「須藤の曲は何曲？」



須「１．５曲です！（笑）



　　宮崎くんと一曲共作しましたので」







昨日は野獣王国のライブでして、是方さんと難波さんは



機材もそのまま置きっぱなしのようで…。



須「昨日と今日って、是方さんと難波さんは同じ場所なんですか？



　　じゃあこっち（ドラムとベース）が見えない人だと昨日と変わらないと(^^;)」



　　（注：ここはなぜか客席ど真ん中に柱があるので、場所によっては



　　ステージが全然見えないらしい(^^;)）



是「でも野獣加減が違うから（笑）」







是方さんが自分のギターを見せ…。



是「このギター、高いんよ(^-^)６３年生まれで。



　　それ以降に生まれた人ってどれぐらいいます？」



若い女性の多かった客席、かなり手が上がります(^^;)



と、ステージ上にいるドラムとベースのお二方も手を挙げてます（爆）



須「僕ら６４年生まれですから(^^;)」



難「いいわねぇ〜若い人はっ（爆）



　　…昨日からおばさんになってまして（笑）



　　アラ、いい音ねっ。ちょっとぉ、ゴミここに捨てないでよぉっ（爆笑）」



須「（笑）…則竹がオリンピックの開会式前で。」



是「開会式、覚えてる？（爆）」



則「（笑）…万博は覚えてますけど(^^;)」



是「大阪万博よりあとに生まれた人！」（…これも結構いました(^^;)）







ってことで（いまいち記憶が薄いんですけど(^^;)）KORENANOSが



始まった頃よりもずいぶんメンバーそれぞれしゃべるようになった



わけですが、この辺で次の曲へ行くようです。







是「KORE-CHANZというのがあったとさ（笑）



　　知ってます？「タモリの音楽は世界だ」に出てまして。



　　その時にアルバムを作ったんですけど。



　　この中に、バッハの小フーガってのが入ってるんですけど。



　　ギターで４回重ねたんですけど、これが辛くて(^^;)



　　でも、録り終わって聴いたらめちゃめちゃかっこええのよ(^-^)」



そして、そのアルバムの中から…。







３：たそがれの街角（KORE-CHANZ「音楽は世界だ」）







この曲、実は私が是方さんを好きになるきっかけでもありました。



「この人のギターいいなぁ。この曲もこの人が書いてるのか、



すごくいいなぁ」と初めて聴いたとき思ったんですね。



それを聴くことができて、もう、めちゃくちゃうれしかったです。



（なにしろKORE-CHANZ自体もう活動してないし聴く機会がない）







せつない感じのサビのギターがたまらなく好きなんですが、



目の前で弾かれた日にはもう、泣きそうでした。



はるばる京都から来てよかったなぁと、しみじみ思った一幕でした。







４：新曲Ｃ







結構前から、KORENANOS名義のライブでやっている曲



みたいですね。私自身は聴いたのは初めてだったので



よく知らないんですけど(^^;)







シンセの響きが明るくて、でも力強さも感じる曲です。



この時のドラムが、タムを多用していてとても印象的でした。







そしてメンバー紹介です。



まずは昨日にひき続きの難波さん。



難「よく”ＮＡ”抜きでライブやっているそうで…」（とすねる難波さん（笑））



是「だってギャラ高いんやもん(^^;)



　　お忙しいじゃないですか山下達郎とかで（笑）」



ここで、山下達郎バンドのベーシストが大遅刻した話。



福山でのライブにて、開演６時半にも関わらず遅刻して着いたのが



７時２０分。それまで達郎氏が「前座やるよ」と言って一人で



歌っていたそうです(^^;)



しかしライブ自体はきっちり予定通りやって、終わったのは１１時だそう(^^;)







そして、六本木ピットインでやるライブの宣伝。



難「プログレセッションってのをやるんですけど、ブリグリだかなんだかの



　　ギタリストなどと。チケットありますので来て下さい(^^;)



　　センスオブワンダーの曲もやりますし。



　　あと、吉田美奈子もやります。まだ若干立ち見が残ってますので。」



是「こんなに忙しいからKORENANOS呼ばれへんのよ(^^;)」



難「他は全部空いてますよっ(^^;)」



そう言って難波さん、壁の方を向いてすねてしまいました(^^;)







是「ドラムス、則竹裕之！（拍手）タイタニック・ドラマー！（爆笑）



　　…ビデオ持ってます？」



則「…はい(^^;)」



是「やっぱり字幕？」



則「そうですねぇ(^^;)」



やっぱりタイタニックのビデオ、買っていたんですね(^^;)







明日から始まるスクェアのレコーディングですが…。



是「則竹は今回何曲書いてるの？」



則「一曲だけです」



是「えーっ、メロディメーカーやのに…」



則「いやいや、これでいっぱいいっぱいなんです(^^;)」







この日のドラムセット、変わってました。



ソナーなのですが、いままで見たことのない、白いドラムです。



是「ドラム変えたんや？」



則「これは借り物です。前のドラムちょっとダメになってしまったんで」



是「新しいの来るとか言うてたやん？」



則「それは早くても４月なんですよ(^^;)



　　これは楽器屋さんにあったのを借りてきたんですけど。



　　結構傷だらけなんですよ。でも好きなんです、この音。



　　だけどあんまりこのセットをほめたら、自分のセットが



　　かわいそうなんで…」（会場どよめく(^^;)）



是「やさしいなぁ〜。女性にもそんなにやさしいの？（笑）」



則「…是方さんじゃないですから（爆）」







この、是方３daysのリハーサルはまとめて一日でやっていたそうです。



則「僕らは夜７時からやったんですけど、その時はレンタルのドラムで。



　　フロアタムがむこう向いてたりして、『これは力哉さんやな』と（笑）」



是「けもの道みたいな（笑）」



則「僕はよう叩きません(^^;)ペダルは全部硬いし」



難「あいつ、ペダルを足の指でグリップしてるよね。



　　ハゲワシが獲物をつかむような（爆）」



是「でも（則竹さんも）すごくきっちりセッティングするよね。



　　『１ミリずれたかな』とか」



則「そういう自分が嫌いなんです(^^;)



　　安藤さんにも『サガだね』って言われましたし。



　　たまには遅刻してみたいんですよ（笑）



　　『今日は気分が乗れへんかった』とか言って（爆）



　　今日も六時に起きましたし…(^^;)



　　前に、コンサートホールで舞台が設営される前に来て



　　舞台袖でスネア叩いてたらスタッフの人に嫌われました（笑）



　　…明日、遅れるから（爆）」



須「体がよじれるからやめた方がいいよ」（客席爆笑）







そして須藤さん。



Ｔスクェアの年末ライブの３０日に、是方さんがゲスト出演したお話。



是「スクェアがまた若返ってて（笑）須藤が仕切っててねぇ。



　　『そこのキーボード』とか『安藤！』とか言ってて」（客席爆笑）



須「（首をぶんぶん振りながら）なんてこと言うんですかっ(^^;)」



是「あのセッティングおもろかったよね」



須「ドラムとキーボードを背中合わせにして、ステージ回りに



　　BOSE（スピーカー）転がして。宮崎のおしり見ながら演奏して（笑）



　　どうなるかと思っんたけどうまくいってよかったです(^-^)



　　真ん中にステージを置くから客席との距離が近くなるんですよ」



是「プロレスみたいやったよねぇ（笑）」



須「ロープは三本張るか二本張るか迷ったんですけど



　　結局やめました(^^;)」







オットットリオのお話。



是「この前ジャズライフの取材があったんですけど、



　　『スクェア若返ったね』って言ったら、『そうだよね、この際ギターも



　　変えて大橋イサムにするか』って」（爆笑）



須「安藤さん、ライブっていうとすぐに休みたがりますから(^^;)



　　是方さんからもたきつけておいて下さい（笑）」







最後は是方さん。野獣王国と今年こそ(^^;)発売されるかもしれない



ソロアルバムのために、いっぱい曲を書いているそうで辛いらしいです。







メンバーそれぞれがしゃべってて結局長かった(^^;)メンバー紹介の後は。







５：新曲Ｇ







ミディアムテンポのナンバー。ひょっとしたらこのライブで初お披露目



だったかもしれませんが、とりあえず私は初めて聴いた曲でした。



途中で、則竹さん以外の３人でコーラスが入ったりと



今までのKORENANOSでやっていたナンバーとはひと味違いました。







「ハワイで見た月がとてもきれいで、それを覚えておきたくて書きました」



と是方さんが言って始まったのは…。







６：MOON LIGHT MEMORIES







エレピが心地よく響くバラードです。



この時、則竹さんがブラシを使ってドラムを叩いていたんですが、



それがまたとってもいい感じなんですよ。



こういうバラードで聴く是方さんのギター、切なくていつも



胸を締め付けられます。







実はこの曲、初めてKORENANOSを京都で見たときにもやってまして、



その時に思わず涙が出てしまった曲でして。



今回またやってくれてすごくうれしくて、またぼろぼろ泣いてしまいました(^^;)







是「今日は、新進パーカッショニストを招きまして。



　　ノリちゃんの太鼓が余っていたので（笑）



　　では、紹介しましょう、則竹、裕之ー！」（会場笑い）







則竹さんが、スネアとハイハットを持って前へ出てきます。



難波さんがピアニカを手にしてます。



最近KORE(NA)NOSでは恒例になっている「アコースティック



コーナー」のお時間となったようです(^-^)







７：HEART OF EARTH　（是方博邦「ＫＯＲＥＫＡＴＡ」）







ざらっとした感じで刻まれるスネアの音がとても気持ちいいです。



この曲には、ＣＤに入っているバージョンとライブでやっている



ロック風のバージョンがあるのですが、今回はライブバージョンに



近いアレンジでした。



ピアニカでの演奏がまた違った感じでよかったです。







個人的にこの曲、めちゃくちゃ大好きな曲なんです。



それをアコースティックコーナーでやられてしまったもんだから、



感激して止まりかけていた涙がまたもぼろぼろ溢れて困りました(^^;)







８：スパイ大作戦







うって変わってハードな曲です。



ここではドラムソロがありました。



則竹さんはブラスティックでスネアとハイハットだけを叩くのですが、



細かい所までしっかり表現できてしまうのがさすがだなぁと思いました。







「お正月に韓国行ってきまして。」と是方さんが話し始めます。



是「サンキュッパで行ってきたのよ(^-^)でもねぇ、ホテルも向こうで



　　最高級のホテル泊まれて(^-^)



　　それで、遊園地行って、ハンバーガー食ってたのよ。



　　そしたら、音楽がかかってて。『あー、韓国にもかっこええ



　　バンドがおるんやなぁ〜』と思って聴いてたら『MEGALITH』やって（爆笑）



　　『本田くんや〜』みたいな(^-^;)」



須「そうなんですよ、前に韓国公演やりましたから。



　　向こうではそういうインストが流行っていたみたいで。



　　今年もやろうかなって話があるんですけど」







そして、バスガイドさんに「ここのはおいしい」と言われたので買ったキムチが



町中の屋台ではもっと安く売っていて「だまされた！」と思った話などを



是方さんがしていました。







「難波さんの曲といえば？」…そう、あの曲です。







９：DIMENSION TRAVELER　 （野獣王国「野獣王国LIVE」）







KORENANOSでこの曲の演奏が聴きたかったので非常にうれしかったです(^-^)



この曲、前日の野獣王国でも演奏された曲なのですが、



リズム隊が変わるとやはり違った印象を受けました。



変拍子の嵐で大変なベースも、難なくこなしていたように見えましたし。







１０：振り逃げ　（須藤満）







KORE(NA)NOSではおなじみ、須藤さんの曲です。



べきばきっと動くベースラインがいいんですよ(^-^)







中盤でのうねるようなシンセソロの後は、お待ちかねドラムソロです。



少しずつ手数足数を増やしながら盛り上げていきます。



一度すっと音量・手数を減らした後、今度は何でもあり！って感じで



様々なフレーズを繰り出して、最後まで盛り上がっていきました(^-^)



そしてベースソロ。最初はドラムと絡むように展開し、やがて



「来れるもんなら来てみろ！」みたいにチョッパーの嵐を



巻き起こします(^-^;)



それに応じて「そう来るなら…」と言わんばかりに手数を増やす



則竹さん。なのでどんどんすごいことになっていきました(^-^;)







それが終わった後は、もうメンバーそれぞれが爆音かつ



賑やかに演奏し、大盛り上がりとなったのでした。







１１：CARNIVAL EVE　（是方博邦）







最後の最後まで派手な曲です(^-^;)



中盤で是方さんと須藤さんが客席へ突っ込んできました。



椅子に座っているお客さんを蹴散らし（爆）



それぞれ違う方へ出向いていきました。



立ち見のお客さんの方まで渡り歩き、客席真ん中あたりで



お互いの楽器を弾くわネックをこすり合わせるわで



もう誰も止められない状態になってしまいました(^-^;)



そして全員で大暴れして、本編は終了となったのでした。







アンコールの声に呼び戻されたメンバーに、



花束が贈呈されました（…っていうか私もやってたんですけど(^-^;)）



須藤さんにはチャイナドレスに身を包んだきれいな女性が



ブーケを渡しました。



女性が客席へ戻ろうとするとき、首を傾げた須藤さん、



その女性がArtists Villageで教えている生徒だと気がついて



絶叫しました。実はこの人、男性でした（爆）







則竹さんや是方さんもArtist Villageの講師なので、



その人のことは知っていたのでもう唖然としてました(^-^;)



難波さん、「シャズナに入れば？」なんて言ってました。



「この後（ナンパされに）渋谷に行って来ます」



「成果を報告するようにっ」などという師弟の会話が



繰り広げられてました(^-^;)







で、ここで。プレゼントコーナーとなりました。



是方さんからのアンケート用紙が配られていたんですが、



その右上に数字が書いてあったんですね。



メンバーそれぞれが好きな数字を言って、その数字が書かれた



アンケート用紙を持っていた人にプレゼントがもらえる、という



仕組みになっていました。







須藤さんは未使用の弦で、サインをその場でしていたら、



妙に当選者の女性といい感じに見えたので、



是方さんが「ただいま結婚式が行われております」などと



アナウンスを入れます（笑）



しまいには難波さんが結婚行進曲を弾くし(^-^;)



そして則竹さんが、なんとスティック５、６本！



ブラスティックまであって、思わず「いいなぁ〜」と絶叫してしまいました(^-^;)



是「そんなにたくさんあげるの？」



則「帰りの荷物軽くしたいんで（笑）」



難「お風呂の焚き付けに使うとか…（笑）」







難波さんからは譜面。（「薔薇と科学」かな？）



是方さんからはサムピックで、これにサインするときの是方さん、



大変そうでした(^-^;)



難「米粒にサインをしております（笑）中国四千年の歴史が（爆）」







「では、須藤君の結婚披露宴の、お色直し時間なので



バンドの演奏を…（笑）」などと是方さんが言ってましたが(^-^;)







Enc.１：EAGLE







ゆったりとしたテンポの曲です。



ギターが伸びやかにメロディを奏でます。



やわらかい雰囲気が生まれて、とても気持ちがよかったです。







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KORENANOS、では一年以上ぶりに聴いた演奏でしたが、



やはりキーボードが入ると幅が出てとてもいいですね。



個人的にも、聴きたかった曲が山のように演奏されたので



非常に満足しました(^-^)



難波さんがお忙しいのはわかりますが、東京だけでなく



地方でもKORENANOSのライブが見たいなぁと



つくづく思いました。