普段なら出ているテーブルも取り払い、すし詰め状態で並べられたイスに座ります。 (今回は、前から三列目でした) 7時40分になってメンバーが客席を縫ってステージへ。 〔機材〕 是方さん・・・ヤマハの是方モデル、オールドのストラト、 ヤマハのアコースティックギター 須藤さん・・・赤のMOON、木目のフレットレス、アスリートのフルアコタイプ 則竹さん・・・いつものソナーなんですが、セッティングをメモしようと思った ら人が多くてメモできませんでした(T_T) 1:ガゼル (是方博邦教則ビデオ「ギター・ワンダーランド」収録) いきなりヘビーなロック調のナンバーでがんがん攻めてきます。 トリオ編成になったこともあってか、各楽器の音がはっきりと ストレートに伝わってきます。 ぎゅいんぎゅいん弾きまくる是方さんの後ろで則竹さんがあおるように 叩きまくります。バスドラの連打にはのけぞってしまうほどの迫力が ありました。 2:マリアナス(是方博邦「FISH DANCE」:廃盤) イントロでふわーっとしたシンセ音のようなものを是方さんが奏でています。 fragileなんかでよく使われるギターシンセか?と思って足下を見ようと しましたが、結局見えませんでした。 そのあと中盤でそのシンセ音を使ってのギターボコーダーソロがありました。 前回のKORENANOS@京都でもこの曲を聴いたんですが、トリオになっても 全然遜色のないサウンドに仕上がっていました。 〜MC〜 是方さんからご挨拶。「今日は人、いっぱいですねぇ!(^^)」と大喜びして おられました。 20日(金)からKORENOSのツアーが始まったのですが、その初日である 金沢の話から・・・。 この日東京方面は強風で、飛行機で金沢まで行くつもりが欠航になって しまったそうです。ということで新幹線の自由席、しかも名古屋まで 立ちっぱなし、という状況だったそうです。 それでもやっぱり遅れてしまい、開演したのは8時だったそうです。 しかし、そんな状況もなんのその、すばらしい演奏ができたと語ってました。 3:FISH DANCE (是方博邦「FISH DANCE」:廃盤) これまたロック調のナンバーなのですが、途中でブレイクがあって、 則竹さんの「Hey!」というかけ声でAメロへ戻ります。 しかし曲が進むにつれてどんどん三人の掛け合いが激しくなっていき、 互いに(いい意味で(^^;))張り合っている様子が見ていておもしろかったです。 終わった後に是方さんが「あ〜おもしろかった」と言ったのには笑いました(^^;) 〜MC〜 ここでメンバー紹介が入ります。 Tスクェアのメンバーチェンジの話題になったのですが、 「なんでやめてしもたん、須藤っ!!」などと是方さんが 笑いを取ります(^^;) 新しく入団した難波正司さんと是方さんは古くからの付き合い だそうで、スクェアに入団すると聞いたときは驚いたそうです。 スクェアのレコーディングも、野獣王国のレコーディングも 終了したとご報告がありました。 スクェアの次の日が野獣王国のアルバム発売日なので、 「メジャーの新人にぶつけられたんや…」などといじける 是方さんに、須藤さんが「両方セットで買って下さい」などと フォローも兼ねた宣伝をしていました(笑) お次は則竹さん。 スクェアに入団した宮崎さんが、レコーディング期間に 体調を崩したお話。緊張のあまりだったそうで、則竹さんが 「それは体の中からきているものだから、ちゃんと病院行って 直さなあかんよー」と宮崎さんに言ったそうです。 そこでお客さん、「則竹さん、宮崎さんのお母さんみたい」(笑) 是方さんが、カシオペアの野呂さんとスクェアの安藤さんと組んでいた バンド、「OTTOTRIO」でレコーディングすることが決定したそうです。 以前にOTTOTRIOで出したアルバムからの曲です、と次の曲に行きました。 4:PRICIA (「OTTOTRIO HOT LIVE」収録) オットットリオのCDでは、キーボードなどの音が入っているわけですが、 この時のアレンジはまさに「シンプルイズベスト」でして、是方さんの ギターが泣きます、泣かせます。 〜MC〜 アコースティックギターやらイスやらのセッティング中に、是方さんの 最近見たうれしい夢の話。ミック・ジャガーと話をしていて、妙に 気に入られてしまって「ライブに出てくれ!」と頼まれ、 「そんなん出れません〜」と言ったら、「これを見てみろ」と渡された雑誌が ジャズライフで、なぜかスクェアのライブ写真が載っていたそうです(^^;) そこで、「夢の話の専売特許は則竹」と須藤さんに言われて、 則竹さんが夢の話をし始めました。なんでも「恋愛に陥る夢」を 見るそうです(^^;) 「詳しく聞かせて!」という是方さんやお客さんのツッコミに しどろもどろになっていた姿が印象的でした。 5:TEARS OF MERMAID (「野獣王国LIVE」収録) アコースティックギターのソロから始まるこの曲。ペダルか何かでギターの 音がふわっとした幻想的な音になって広がっていきます。 そしてベースとドラムが入って、しっとりと切なげな世界を作ります。 途中のベースソロは、一音一音が丁寧につま弾かれて、須藤さんの新たな 一面を見た気がしました。 6:ロマン (出所不明) テンポはゆっくりで落ち着いているのですが、ちょっと南国風のリズムが ある曲でした。則竹さんがブラスティックでドラムを たたいていました。(だから南国風だと思ったのかもしれません) 〜MC〜 是方さんと則竹さんはKORE-CHANZで、須藤さんは伊東たけしオレオレバンドで ちょこっとだけ「タモリの音楽は世界だ!」でバックバンドをつとめていた わけですが、その時にいろんな有名人の人にあったという話。 そこで、是方さんは西田ひかるが出演していて、「よっぽどサイン 欲しいって言おうと思った」、そこで則竹さん、ともさかりえの サインを手に入れたという話をしました。なんでもともさかりえの バックバンドに高橋亜土さん(「みなさんのおかげです」参加)が 参加されているそうで、そこから入手したそうです(^^;) 須藤さんは辺見えみりが好きだと是方さんにばらされるなど、 会場は大盛り上がりでした。 7:HIGH SPIRITS WOMAN (出所不明) 軽快なロックナンバー・・・かと思いきや、途中でテンポが急激に遅くなり、 4ビートっぽくなります。そしてまた元のテンポでどんどん激しく 突っ込んでいきます(^^;) 「次は須藤君がKORENANOSのために書いた曲です!」と是方さんが 紹介して始まったのは。 8:振り逃げ べきばきうなるベースラインがぐいぐい引っ張っていくこのナンバー。 恒例の(?)則竹さんのドラムソロ。 確かめるようにスネア類、シンバル類と叩いていって、途中タムを使って ちょっとラテンっぽくなったり(ホンマか?>自分(^^;))でもって 最後はすべての楽器をフルに叩きまくりっっ!!!で締めました。 お次は須藤さんのベースソロ。はじめは指弾きディストーションで、 しかしだんだんとべきばきチョッパーを繰り出し、最後にはばちばち ライトハンドをかまし、則竹さんとばっちりキメていました。 そして是方さんのギターソロがはじけまくります!! 途中で聞こえ覚えのあるメロディーが…と思ったらどうやら ベンチャーズの“パイプライン“だったようで(^^;) そんな遊びも織り交ぜつつソロがはじけ、最後は三人でばっちりきめました。 9:カーニバル・イヴ (昔の曲らしいので、廃盤アルバムか?) 最後にふさわしいと言うべきか、濃いなぁと言うべきか(^^;) とにかくギンギンのロックナンバーで爆音で攻めてきます。 是方さんが須藤さんのそばにやってきたので「きたきたきたぁ!!」と 思ったら案の定客席へ「お茶の間乱入」しに突っ込んできました。 会場を四方八方動き回って弾きまくる是方さんと須藤さん。 その様子を見ながら、とても楽しそうに笑顔全開で叩く則竹さん。 ようやく二人がステージに戻り、最後のキメを合わせました。 ここでメンバーがとりあえずステージを去ります。 しかしアンコールの拍手にすぐに戻ってきました。 「春ですねぇ〜(^^)」という是方さんの言葉で始まるのはこの曲。 Enc:花 (滝廉太郎) イントロだけでは全然わからないんですが、おなじみのメロディーが流れると 客席からはくすくす笑いが(^^;) b へろへろっとした感じのギターがまたよかったです。 須藤さんのベースソロもいい感じでした。 今回はKORENOSでキーボード抜きでの演奏、ということで「いったい どんな音になるんだろう?」と思っていました。 しかしトリオでも地味になることなくにぎやかな演奏で、 楽しいライブでした(^^)
(ARARE)
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