音楽ネタ

ロカビリー剣法



何年か前に「ロカビリー剣法」という映画の一部がテレビに流れてて、美空ひばりが♪これがなんとかなんとか♪と歌ってたので
「何なんだ、ロカビリー剣法って!?本当にロカビリーなのか!?」
と思いながら調べる手立てはないものかとずっと悶々としていたのですが(嘘)、1枚1029円とかのCDセールってあるでしょ?その中に美空ひばりの、しかも「ロカビリー剣法」の入ってるのがあったので思い切って買ってみました。

で、肝心の曲を聴いた感想なんだけど、ロカビリーというより「ビッグバンド剣法」でしたね。キーが半音ずつ上がっていく部分なんかはロカビリーを思わせるものがあったり、サビの最後の「エイッ」を「イエッ」に変えるとそんな雰囲気になるかなとも思いましたが。♪面だっ、胴だっ♪の部分はちょっと間が開き過ぎなんじゃないかとも思いますが、映画のシーンに合わせているのかもしれません。歌詞の内容は、別にロカビリーを取り入れた新しい剣法という訳ではなくて、ロカビリーに乗せて(るとはまだ思えないが)、剣法の種類を教えているというものでした。

それで次の「ロマンチックなキューピット」の作詩・作曲者名を見てびっくり!
加藤和枝・・・・・!?
って美空ひばりの本名じゃねえか!?弟の作った歌を歌ってたのは知っていたが、本人まで作っていたとは!ブライアン・ジョーンズは楽器を何でも弾きこなせる力を持ちながらも、曲を作らなかった(作れなかった?)がためにジャガー&リチャードによるオリジナル重視路線について行けなくてストーンズを追われ死んでいったけど、そういう意味ではびばりの方が一枚上手だったっていうことですね!?実はCDを買った直後に、まつーらーやがひばりの作った詞を歌うニュースを聞いてしまい二度びっくり!なんとも凄いシンクロニシティを感じました。僕がひばりとあややを引き合わせてしまったとは(大嘘)!ハロプロでいえば「ロマンティック 浮かれモード」なんて曲もあるなあ。
肝心のキューピッドの曲のほうなんだけど、まあ、みんながよくモノマネをするようなあのネットリした歌い方ですね。

と思いきや「東京キッド」を聴いてみたら、天才「少女」時代の歌のはずなのに、全く大人の声になっている。確かに「本人歌唱」となってはいるものの、バックの演奏は結構新し目できれいな音で入ってるし、オリジナルヴァージョンである保証はないわけで・・・・・ということはこのCDは後年の再録を集めたものというわけで、オリジナルの「ロカビリー剣法」もロカビリーじゃない!とは言い切れないということですかねえ?「三番の歌詞は歌われておりません」という言葉の不自然さもそういうことだったのか。

ん〜〜〜〜、結局オリジナルはどうなんだ?ロカビリー剣法・・・・・・(悩)。





         

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