音楽ネタ
2001・11・14 アビーロード@名古屋市民会館
アン・ウィルソン、やはり太ってたねえ。
トッド・ラングレンは見るの2回目だけど、この人は前回も今回も結構ひょうきんですね。
ジョン・エントウィッスルってひょっとするとザ・フーのオリジナルメンバーでは唯一日本でライヴをやった人なの?観るの3回目だけど。指動いてたよね〜〜〜。音もディストーションかけっぱなしで(ルーシー・イン・ザ・スカイ・ウィズ・ダイヤモンドの空気感のある音色も無視で)、「この不思議な凄い音、誰が出してんだろう?」と思ってたら(リアル・ミー)ジョンのグリザンドだったりとか。やはりこの人目当てに行った甲斐があった。
アンブロージアのメンバーも来てたんですね。ビートルズのエンジニアも経験したアラン・パーソンズ繋がりかな?アランと違う方のキーボーディストはプログレッシブ・ロックバンドのイット・バイツのメンバーだったジョン・ベックです(<キック・ベースさん談)。口紅を塗ってたみたいで、トッドから「My Wife」と紹介されてたみたいでした(笑)。
8人も出ててあとのメンバーはGodfrey
Townsend(guitar),Steve Luongo(drums)という人だそうです(<Ceeさん談)。「という人」と書きましたが、Godfreyさんは苗字でも分かる通り、ピートの弟さんです(<masamasaさん談)。しかしザ・フー関係者が2人もビートルズ仕事とは!しかもピートはお父さんの関係で反日感情を持っているそうですが、弟はOKなのか?ピートさんも是非来日してください。
それとパンフレット何故なかったんだろう?
セットリスト@名古屋市民会館(4階席まであるのにオリジナルじゃないせいか1階しか使ってなかった。)
1.マジカル・ミステリー・ツアー
2.アイ・イン・ザ・スカイ(アラン・パーソンズ・プロジェクト)
3.バラクーダ(ハート。盛り上がってましたよ。ハートの中では一番好きな曲だし)
4.ハロー・イッツ・ミー(トッド・ラングレン)
5.ザ・ビゲスト・パート・オブ・ミー(アンブロージア。AORなせいかジョン引っ込む(笑)。)
6.リアル・ミー(<Ceeさん談)ヴォーカルはタウンゼント氏。ジョンのベースは逆に目立ちまくり。やはりザ・フー関係者がフィーチャーされてました。
7.バック・イン・ザ・USSR
8.レディ・マドンナ
9.アイム・ダウン
10.フール・オン・ザ・ヒル・・・・・アランとアンがフルートを担当してアランは更に縦笛も吹いてました。アンってフルート吹けるんですネエ。
11.While My Guitar Gentry Weeps・・・・ヴォーカルと「エリック・クラプトン」担当のトッド・ラングレンのギターの接触が悪くてちょっと残念。でもバックのリフは今風の重低音でした。
12.イエスタデイ
13.ヒア・カムズ・ザ・サン
14.前述のLSD
15.“悲しみをぶっ飛ばせ”「HEY!」の所でメンバーの一人が「HEY!」の
プラカードを出してました。
16.メイビー・アイム・アメイズド(ポール・マッカートニー名義かウィングスの
曲)
17.トゥモロウ・ネヴァー・ノウズ、に似た曲
18.ブラック・バード・・・・アランのギターの弾き語り。多分アランはこのギターのフレーズだと引きずられてああいう風なリズムで歌うんだろうなあといった感じだった。この人ってアラン・パーソンズ・プロジェクトではライヴをやってるんだったっけ?
19.「テイク・イット・イージー」と歌ってました。勿論イーグルスの曲ではありません。
20.レヴォリューション
21.デイ・ドリッパー
22.涙の乗車券
23.抱きしめたい
24.ヘイ・ジュード
アンコール
25.バースデイ
26.「you’re gonna carry the way for long time」っていう風に歌う曲で、はじめ静かなんだけど途中からうるさくなってドラムソロが入るんだけど、タイトル何だっけ?おそらく後期の曲。
このライヴの後、別に理由があって「ジョン・レノン・レジェンド」を買ったんですが、その更に直後の11月末に闘病中だった本家のジョージ・ハリスンが永眠されました。なんかストーンズより死亡率の高いバンドになってしまいましたね。エリック・クラプトンとの歴史的なジョイント・コンサートのアンコールの曲名と順番を当てたこともありました(“While〜”と“ロール・オヴァー・ビートーバン”)。ジョージは僕にとってシタールとかインド音楽などをはじめとするインドへの入り口だったような気がします。ありがとう、ジョージ。
そして今年(2002年)になってベ−スの雑誌での「ベースのセッティング上、自分がステージで動いてしまうとハウリングを起こすので動けなかった」というインタヴューとか、「バンドの中で一番静かな男がこれなんだから、ザ・フーってバンド全体だと一体どんなに恐ろしいバンドなんだ!?」という「ロックジェット」でのアビー・ロード・コンサート評(その通り!)を読んだ直後に今度は、ラウドにビートルズを演奏してくれたジョン・エントウィッスルがラスベスガスで急死いたしました。これも個人的なことをいうと、ジョー・ウォルシュやキース・エマーソンとやってきた「ザ・ベスト」、リンゴ・スターの友達としてやってきたツアー、そしてこのビートルズ・トリビュートバンド「アビー・ロード」で、来日したことのある唯一の「誰」を見たんですが、三つともジョン・エントウィッスル目当てで行ったものばかりでした。「アビー・ロード」でのパーフォーマンスなんて、とても死ぬようには思えないものだったのですが・・・・・・。
ジョン・エントウィッスルの来日は全てスーパーグループのメンバーとしての来日でしかもビートルズ仕事が過半数だったんですが(2回だけだけど)、よく考えてみれば天国ではジョン・レノン、ジョージ・ハリスン、ジョン・エントウィッスル、そしてキース・ムーンでスーパーグループができますね(ついでにこの世でも)。“ヘルター・スケルター”というザ・フーを意識したビートルズの曲もありますし、ぜひ演奏して欲しいものです。
二人のご冥福ならびにスーパーセッションを心よりお祈り申し上げます。